CV:富沢美智恵
概要
主人公・黒羽快斗の母。
息子が亡き夫・黒羽盗一の跡を継ぎ怪盗キッドになったことを把握しているが、口を出すことなく黙認している。
かつては、昭和の女二十面相「怪盗淑女(ファントム・レディ)」を名乗る怪盗として活動していた。怪盗キッドのようなマジシャンではないが、抜群の運動神経の持ち主で、身のこなしが非常に軽い。
しかし、18年前に仕事中ヘマをしたところをなぜかその場にいた盗一に助けられ、そのまま口説き落とされる形で結婚した。
怪盗は引退しているものの、自分の名を悪用していた大規模詐欺集団が方々に売りつけた骨董品や宝石の贋作を密かに盗み回収していた(購入者は盗品を購入した弱みから被害届を出さなかったため、表沙汰にはならなかった)。18年前の件もその一つである。
これらの後始末は、後にキッドを継いだ快斗が負わされる羽目になっている。
現在は自宅に息子を残し海外で遊び歩いており、快斗とは電話やウェブ通話で連絡を取っているが・・・。
息子の幼馴染である中森青子のことは(両親が刑事と検事でありながらも)好意的に見ており、快斗の弱点を教えている。
ちなみに、怪盗淑女関連の設定はアニメ化に際して追加されたものなので、原作第1話では普通に主婦として登場している(夫が怪盗キッドだったことはちゃんと把握している)。なお、アニメでは(新旧両方とも)第1話の時点で海外に滞在しており、ネットを通じての登場に変更されている。
余談
- サザエさん時空の影響で怪盗キッドのあだ名が平成のアルセーヌ・ルパンで令和の魔術師(ウィザード)と混乱の様相を呈しているが、彼女の現役時代のあだ名は昭和の女二十面相。もしかしたら千影はベルモットのような秘密を持つ魔女なのかもしれない。
- 『工藤新一少年の冒険』で盗一は謎解きのヒントとして「私は赤いものに目がなくてね」と新一に伝えているが、千影の演者は赤い美少女戦士を演じている。