概要
この戦車は基本装備で6t(オプションにより8t程度になることも)の戦車であり、1928年に完成したものの、イギリス陸軍は採用せず(ちなみに採用した戦車はマチルダ歩兵戦車の機銃のみとか榴弾の撃てないもの。ああ、英国面)、結果として輸出用として使われ、ルノーFT-17の更新用として用いられたり、新しい軽戦車等の開発のための研究資料として用いられた。
この戦車を使用した国としてはポーランド、フィンランド、タイ、中華民国、ボリビア等である。
この戦車はヴィッカース Mark Eとして知られ、新機軸と言えるアイデアや機構を盛り込んだ設計(ボギー式サスペンションとか、砲と機銃が同軸に装備とか、装備もカスタマイズ可能とか)により、特に自国で戦車開発を行えない国に人気があった。砲塔が2種類(機銃二門と3ポンド砲1門)存在する(これは歩兵支援の考えのためであった)。
また、この戦車を基にして作られたのがT-26(ソビエト連邦)、7TP(ポーランド)である(ちなみに九五式軽戦車は6t戦車を参考にして開発された)。また、ポンポン砲をつんだ自走砲タイプもタイに輸出されている。