概要
米軍が現在運用しているB-1、B-2、B-52の代替を目標として、目下開発中の戦略爆撃機。
名前の由来は最初の日本本土空襲であるドーリットル空襲を遂行した「ドーリットル・レイダース」。
ボーイングとロッキード・マーティンのチーム、そしてノースロップ・グラマンから提案がされたが、主にコストによりノースロップ・グラマンが選出された。同社では本機を世界初の第六世代航空機として位置付けている。
機体価格は2010年時点で5.5億ドル(インフレにより現在のドルだともっと高くなる)とされ、機体規模はB-2より小さくなるという報道もある。エンジンはプラット&ホイットニー社のPW9000を二基搭載する予定で、これはF-35に使われているF-135に民用エンジンの技術を導入したものである。
ステルス性が突き詰められ、昨今の軍全体のネットワーク化も考慮されている。
完全無人での運用も可能になる予定。
オープンアーキテクチャが導入されており、これまでのBlock方式ではなくより流動的なアップデートが行われていくことが期待されている。
2022年12月2日、カリフォルニア州パームデールの製造施設で機体が初公開された。この時は機体の前からの写真しか公開されず、メディアにも真正面以外からは撮影できないように制限される等まさしく機密兵器という扱いだった。
2023年11月11日には初飛行が行われた。この時には機体の底部に大型のウェポンベイが確認された他、前脚ドアにケルベロスのシルエットが描かれていた。