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キャラクターとしての Carmen Sandiego については『カルメン・サンディエゴ』の記事を参照。

概要

『Carmen Sandiego(カルメン・サンディエゴ)』はビデオゲームを原作とし、書籍TVアニメーション等複数の媒体で発表されているマルチメディア作品群の総称である。

ゲーム版

1985年にブローダーバンド社から発売された『Where in the World Is Carmen Sandiego?』が元祖。

プレイヤーはアクメ探偵事務所(ACME Detective Agency)の若き調査員となり、国際犯罪組織VILEを追跡し、その首謀者である女怪盗カルメン・サンディエゴを逮捕することが目的となる。

本来は「戦略要素の強い推理ADV」であったが、提示されるヒントをもとに世界地理の知識を駆使してクリアする要素を盛り込んだことから「教育ゲーム」として評価され、一部では学校の教材としても採用された。

この成功を受けて多くの続編が制作され、合衆国の地理や欧州の地理に特化したものや、時間移動の要素を加えた歴史科目に特化したもの、その他言語数学に特化したものが存在する。

1998年にブローダーバンド社が買収され、版権はザ・ラーニング・カンパニー社に移り、他社発売のライセンス作品も含め多くのプラットフォームで新作およびリメイク版が発表されている。

日本では1990年に第一作のPCE移植版『カルメン・サンディエゴを追え! 世界編』が、1993年FM-TOWNS『ソフトコレクション海外編23 カルメン・サンディエゴを探せ! 世界編』が発売された。

TV番組

1990年代に『カルメン・サンディエゴ』シリーズをもとにした子供向けの教育番組が制作・放映された。これはカルメンが登場するアニメーションのパートと、提示されたヒントをもとに謎を解く実写のパートを組み合わせたもの。

1994年から1999年まで、DICプロダクション(現DICエンターテインメント)制作のアニメーション作品『Where on Earth Is Carmen Sandiego?』がFOX放送のキッズ枠で放送された。全4シーズン計40話。

日本語版のタイトルは怪盗カルメンサンディエゴ(NHK教育)。

2019年に設定を一新したNetflix版『Carmen Sandiego』がスタート。2シーズン計20話が予定されていたが、人気を受けてシリーズが継続し、シーズン4まで配信されている。

邦題はそのままカルメン・サンディエゴ。pixivの投稿作品はこのシリーズをモチーフにしたものが多い。

書籍・漫画その他

絵本児童文学DCコミックスによる漫画など多数が出版されている。

またアナログゲームも複数種が発売された。

実写映画化の企画も幾度か発表されているが、いまだ実現はしていない。

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