概要
『ゴジラxコング:新たなる帝国』で初登場した怪獣(超種)。
地底界未探査エリアにある大湖に生息しており、青と黄色の模様が美しい体色と3列の背鰭が生えたウミヘビのような姿で、口だけでなく舌上にも鋭い牙が多く生えている。
DROWN(溺れる)と名前にある通り、水飲みや水浴びに来た獲物に巻きついて締め上げながら水中に引きずり込み、そのまま溺れさせて仕留める狩りを得意としている。
蛇型怪獣なだけあって体長も長いことから大きさもかなりのものであり、身長103mのコングが見上げてしまうほどの巨体を誇る。
活躍
コングに住処まで案内するよう命じられやむ無く案内中だったスーコの策略により、湖に誘い込まれて無警戒に水浴びしていたコングに背後から奇襲をかける形で出現。そのままコングとの戦闘になり、噛み付きや長大な体及び尻尾による巻き付き攻撃を仕掛けて彼を水中に沈めようとしたが、逆に返り討ちに遭い首辺りで体を真っ二つに両断されて敗北・絶命。直後、その切断された頭部がコングにより、逃走を図っていたスーコの進路の陸地に足止めのため投擲され突き刺さったコングアックスに続きその近くに投げ捨てられた(ちなみに、偶然にもこの出来事と前後して地上世界では別の海蛇怪獣(タイタン)がゴジラと同様の戦いを繰り広げて同じような末路を迎えていた)。
その後、コングの手でぶつ切りにされたヴァイパーの肉片がスーコの住処までの道中で取った休憩の一息として彼に食され、さらに千切られたその肉片の一部をコングから与えられ空腹を満たしたスーコが彼を信頼するきっかけとなった。
余談
「コングに襲いかかるウミヘビの怪獣」ということから、『キングコングの逆襲』に登場した大ウミヘビのオマージュと思われる。
「VIPER(ヴァイパー)」とはクサリヘビ科の英名なのだが、この怪獣は魚類のような特徴も備えている(一応、ウミヘビ科は爬虫類と魚類の両方に存在する)。
関連タグ
warbat(モンスターバース)…前作にてコングを襲った蛇型の怪獣。魚のような鰭(翼)が生えている、倒されてコングに食われるなど共通点が多い。