「古の神よ、今ひとたび現世に姿を現せ!!
我が名はシャーロック・ホームズ!
冥界の門を開く者なり!!
バグ・ラグ・エリスムス・ロー・ツイゲル!!」
概要
椎名高志による漫画GS美神 極楽大作戦!!の外伝的物語。
19世紀のロンドンを舞台に名探偵シャーロック・ホームズが、GS(ゴーストスイーパー)として活躍する。
サンデーGXの2002年1月号と2006年6月号に掲載された。
※収録単行本はGS美神の記事参照。
登場人物
- シャーロック・ホームズ(扉絵と概要の挿絵右の人物)
学生時代、ラテン語を師事していたドクター・カオスが残した文献と資料を研究してオカルトの知識にも通じ、その類いまれなる推理力と行動力によりGSとしての能力にも優れる。
- ジョン・H・ワトソン(概要の挿絵左の人物)
医学博士にしてホームズの同居人。
常に身近でホームズの才能を目撃し、彼の扱う事件を大小問わず記録している。
そしてホームズの活躍を伝記として発表していたが……
- ドクター・カオス(詳細はドクター・カオスの記事参照)
「ヨーロッパの魔王」と呼ばれる伝説の錬金術師。
学生時代のホームズが独自で研究していた『科学捜査』を「50年進んどる!」と認め協力を申し出る。
- マリア(詳細はマリア(GS美神)の記事参照)
ドクター・カオスがホームズに助手として遣わせた美女。
科学捜査の基礎研究に必要な各地の土壌サンプルの採取など献身的に協力する。
若き日のホームズは彼女を、こう称賛した。
「知的で感情を表さず、物静かで忍耐強い。
チェスで僕を負かしたのも兄貴以外では君だけだ。」
そして、二人は互いに好意を抱いたのだが……
ホームズの事務所の管理人。
宿敵モリアーティーと共にライヘンバッハの滝に消えたホームズの帰還を信じ、部屋をそのまま維持して待つ。
残念ながら…本作のハドソン夫人は、おばさんの姿で描かれている…(笑)
- ピエトロ・ド・ブラドー(詳細はピート(GS美神)の記事参照)
地中海に浮ぶ孤島ブラドー島の吸血鬼ファミリーの若き首領(ドン)。自身はバンパイア・ハーフ。
- エリス・ブラドー(概要の挿絵中央の人物)
モリアーティーの組織に捕われた吸血鬼の少女。脳の一部を手術で壊され記憶を全て失っている。
ホームズと行動を共にし、組織と対決する。
- モリアーティー教授
巨大犯罪組織の首魁。ホームズから「犯罪界のナポレオン」と呼ばれる。
協力のお願い
冒頭のホームズが使う呪文、「バグ・ラグ・エリスムス・ロー・ツイゲル」の元ネタをご存知の方。
原典をご記入頂ければ幸いです。