MP4-12Cはイギリスのマクラーレン・オートモーティブが2011~14年にかけて製造・販売していた高級スポーツカー。
概要
マクラーレンとしてはマクラーレン・カーズ時代の『マクラーレン・F1』に次ぐ2つ目の市販モデルである。
モデル名は1981年以降のマクラーレン製F1マシンから。
一切の妥協をせず2億円弱にもなった前作とはうって変わって、1台3000万円程度と同世代、同性能のライバルに近い価格帯となった。
600PSを発揮する3.5L V8ツインターボエンジンをリアミッドシップとした2シータークーペで、車体の基本構造体は炭素繊維の一体成形である。元々はメルセデスのV8 NAエンジンを積む予定だったが叶わなかった。
2012年には、オープントップの「スパイダー」が追加された。
2014年に新モデル『650S』が発表された。650SはMP4-12Cの上位モデルとアナウンスされたもののMP4-12Cの生産は同年中に終了。650Sは実質的な後継車となった。
MP4-12C GT3
フェラーリ458やポルシェ911などのライバルと同様、FIA GT3仕様が存在した。
日本でもスーパーGTのGT300クラスにも参戦していた。