概要
日本車輌製造の鉄道用構体及び台車のブランドで、構体は同社の日車式ブロック工法を基にしている。コンセプトは品質(Quality)・保守(Life long)・安全(Safety)としている。台車はJR東海との共同開発。
構体
日車式ブロック工法を基とし改良・発展させて、構体強度の強化、表面の平滑化、構体シールの削減を実現している。
台車
一体プレス成型により溶接個所を減らし高い安全性と堅牢性を実現しつつ保守の省力化を実現している。軸箱支持装置はタンデム式を採用しているが、軸梁式の採用も可能。
また専用ゴム部品の交換で台車の構造はそのままに自己操舵台車とすることも可能となっている。
車体支持方式についてはボルスタレス式を採用している。
台車については、N-QUALISより9年ほど先に「NS台車」というブランドで登場していたため、JR東海315系電車以外にも以下の採用車がある。
モニタ装置
各種監視センサからのバス配線にEthernetを基にして省配線・高速応答性を実現したEtherCAT(※)を採用することにより従来のモニタ装置よりも低コスト化を実現。またセミアクティブ制振機能の付与も可能。
補足
※・・・独Beckhoff Automation GmbHの登録商標
投稿イラストの傾向
登場が2021年とまだ日の浅いブランド故か現時点(2022/09/05現在)では本工法を採用したJR東海315系電車のイラスト1件のみ投稿されている。