概要
『遊戯王ZEXAL』にて登場したエクシーズモンスターにしてナンバーズの一体。136話でベクターが召喚したCNo.5亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴンがカオス化する以前の形態であり、同カードのアニメ版テキストにその存在が確認できる。
正確に言えば確認できるだけである。
自身がカオス・キマイラ・ドラゴンのX素材となっていれば、自分の手札のカードをX素材にする効果が付与される下敷き効果があったのだが、当のカオス・キマイラ・ドラゴンがRUM-千死蛮巧の効果で直接エクシーズ召喚されたために、このカードの出番はなかった。
その後、コレクターズパックでカオス・キマイラ・ドラゴンがOCG化された際にこの効果も削除され、その性能やイラストは一切が謎のままであった。とはいえ、重要な立ち位置でありながら効果すら不明なアニオリカードという境遇の先輩には暗黒界の混沌王カラレスやコズミック・ブレイザー・ドラゴンがおり、特に後者がOCGに実装されたことを考えると、実装自体は確定していると思われたが……。
そして「PREMIUM PACK 20」にてようやくOCG化が決定。カオス体から約3年越しの実装と相成った。
テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
レベル5モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):X素材を持ったこのカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
●相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを相手のデッキの一番上に置く。
解説
一切不明だったその姿はまさに「カオス・キマイラ・ドラゴンの進化前形態」といった風でよく似通っており、(あちらのOCG版の効果と)似通った効果を持つ。
あちらと比べると墓地のカードを1度に1枚しか選べず、また選択する効果によって自分・相手のどちらかしか選べないなど弱体化を受けている。一方で効果発動にLPを半分支払ったり、連続攻撃にX素材を消費しないなどコストもそれに見合って軽くなっている。総じて3年間でのOCG環境のインフレを受けて小回りが改善されており、実用性の面ではあちらより強力とすら言える。
また攻撃力は落ちるが、2体からX召喚できるのも出しやすさという点では少なくない差異だろう。
従来のNo.・CNo.のように、カオス・キマイラ・ドラゴンのX素材にしても特に追加効果を得られるわけではない。また効果も相互互換と言って差し支えない内容であり、このカードを素体にランクアップさせる意義は薄い。
関連タグ
No.
No.4ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ → No.5亡朧龍デス・キマイラ・ドラゴン → No.6先史遺産アトランタル