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P-40

ぴーよんじゅう

1938年、カーチス社(アメリカ)が開発し、アメリカ陸軍に採用された戦闘機
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wikipedia:P-40_(航空機)を参照。

概要

カーチス社が開発し、アメリカ陸軍に採用された戦闘機
全金属製で片持ち単葉の低翼。主脚は引き込み式でエンジンは液冷。
第二次世界大戦開戦の頃には旧式化していたが量産体制が確立していたため、1944年いっぱいまで生産が続けられた。

沿革

1938年、空冷エンジンのP-36「ホーク」戦闘機を液冷エンジン(アリソンV-1710-19)に装換した試作機XP-40は最高速度が570km/hに達し、P-36よりはるかに高性能だったため、量産されアメリカ陸軍にP-40として採用された。
当時のドイツや日本の戦闘機に比べ、低速で上昇力が弱く機敏さに欠け高空性能が良くないなど性能的に見劣りしたが、大戦初期には戦力になる陸軍機が他に無かったため、改修を受けながら主力戦闘機として運用され、太平洋島嶼、東南アジア、中国、北アフリカ、ヨーロッパ、ロシアなどで活躍した。
操縦性に癖がなく、機体は頑丈で前線の兵士には好評であり、隼がP-47P-51に勝利したようにP-40も中国戦線において四式戦闘機を撃墜している。
武装は初期の7.62mm機銃2挺から、7.62mm機銃4挺、12.7mm機銃6挺と順次増強された(いずれも翼内)。
大戦中期以降は主力戦闘機の座をP-38P-47P-51に譲り、訓練など後方任務に使用された。
価格はP-38P-47の半値程度と安価。
1941年に初飛行したF型では、エンジンがパッカードV-1650-1(ロールスロイスマーリン28のライセンス生産品)に装換され性能向上が図られたが、P-51には及ばないため、V-1650-1はP-51に優先的にまわされることになった。
1944年の試作機XP-40Qは高高度性能と空力も改善され、最高速度680km/hを記録したが、P-51には及ばないため採用されず、12月にP-40の生産も終了した。
総生産機数は13,738機。

ネーミングについて

初期生産型は早々に降伏したフランスの分も含め、殆どがイギリスに引き渡された。
RAFでの正式名称はC型までが「トマホーク」、エンジンをV-1710-39に装換、ラジエーターを大型化し、機体を延長したD型以降が「キティホーク」と区別されている。
アメリカ陸軍での正式名称は全てP-40で、F型以降を呼ぶ「ウォーホーク」はあくまでも愛称である。

フライング・タイガース

1937年からの日中戦争で、苦戦する国民党の航空委員会はアメリカへ援助を求めたが、日本とはまだ中立関係であり、当時のアメリカ国内世論は、他国への武力干渉を厭う孤立主義(モンロー主義)が主流で日本との開戦は国民の理解が得られなかった。
このため、国民党がクレア・リー・シェンノートを軍事顧問として雇用し、1941年にアメリカ軍籍を抜いたパイロットが義勇兵として「フライング・タイガース」を編成、軍籍を抜いたP-40と共にビルマへ渡った。

当初「フライング・タイガース」の本拠はビルマのキェダウ基地だったが、援蒋ルートを防衛するため雲南に移され、飛来する日本軍機を迎撃した。日本軍のビルマ侵攻時は第三戦隊を進出させ、RAFと共に防衛にあたった。
シェンノートはP-40が日本軍戦闘機に対し唯一勝る降下速度を活かすため、一撃離脱戦法を徹底させた。
アメリカが日本に宣戦布告すると義勇軍である意味は無くなり、1942年7月3日、「フライング・タイガース」に解散命令が出された。

wikipedia:フライング・タイガースを参照。

海外への輸出

戦時中はイギリス、ソ連、中国、オーストラリア、ニュージーランドなどに供与され、いずれの国でも高性能の戦闘機が登場するまでの「つなぎ」を務めた。

性能諸元(P-40N)

全長10.10m
翼幅11.38m
空虚重量2,810kg
エンジンアリソンV-1710-99 液冷V型12気筒×1
最大出力1,200馬力
最高速度565km/h
航続距離1,740km
実用上昇限度10,270m
上昇率585m/min
乗員1
固定武装ブローニングM2 12.7mm機関銃×6
爆装爆弾225kg


余談

フライングタイガースのP-40は鮫の口を模したノーズアート「シャークマウス」が有名だが、対戦する日本軍パイロット達はその図案について「ワニ」、「虎」などと予想していた。

外部リンク

wikipedia:P-40_(航空機) wikipedia:フライング・タイガース

関連タグ

レシプロ戦闘機 アメリカ陸軍 カーチス P-36 フライング・タイガース シャークマウス

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