楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:小室哲哉
編曲:小室哲哉、Design
概要
「Route246」は、乃木坂46の配信限定シングルであり、2020年7月24日発売。センターは、1期生の齋藤飛鳥が務めた。作曲・編曲者は小室哲哉。小室の乃木坂46への楽曲提供は初めてで、秋元康作詞楽曲を手がけるのは10年ぶりとなる。
曲調は、小室サウンド全開のものとなっており、特にイントロ部分は、かつて自身が作曲し、元妻のKEIKOがボーカルを務めていたglobeの『feel like dance』を彷彿とさせるものであった。
小室は諸事情により2018年1月に音楽活動からの引退を表明し、同年4月発売のラストアイドル「風よ吹け!」を最後に退いていたが、かつて原田知世や郷ひろみなどの楽曲でタッグを組んだ親交のある秋元康、その他の関係者からオファーを受け、2年3か月ぶりに楽曲提供した。秋元からはダメ出しの連続で、最初に作った3曲は「まだちょっと久しぶりだから慣れてないよね?」、さらに2曲送ると「ちょっと難しいかな? もっと小室君っぽくていいけどなあ」との返答だったという。6曲目でも「なかなか良くなってきたんじゃない?」とOKが出ず、開き直って「ベタでいいか」と作った7曲目でようやくOKが出たという。秋元からはその後、「これで終わったと思っちゃうとダメだよ。まだまだ、この先も続けるために書きましょう」とエールを送られたという。
楽曲製作は久保こーじや溝口和彦を中心とする小室哲哉のスタッフ集団「Music Design」も参加し、小室をサポートした。小室の復帰ライブでは同曲をアレンジしたインストゥルメンタルが演奏された。
本作は、ダウンロード・ストリーミングともに自身最大の配信ヒットとなり、ストリーミングはリリース後1週間で300万再生を超えた。
余談
- 小室は上述の通り秋元のオファーにより楽曲提供を行うことになったのだが、そのきっかけはセンターの齋藤が元々小室の楽曲の大ファンだったことであり、「いつか小室さんが作曲した楽曲をメンバーみんなと一緒に披露したい」という彼女の要望を秋元が汲む形で実現したという。
- 紅白歌合戦2020では本楽曲で出場を果たす。今回は紅組の紅から来たためか、紫の衣装ではなく真っ赤の衣装でのパフォーマンスとなった。歌唱メンバーがメインステージで、それ以外のメンバーはステージ背後にある階段状になった高台で一人一人が違う高さの位置からパフォーマンスを行った。