「Are you Eric?(君、エリック?)」
SCP-066とは、SCP財団によって収容されているオブジェクトである。
概要
海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登場するSCPオブジェクト。
およそ1kgの重さの紐の塊のような外見をしている。
触るとドレミファソラシの音階の中の1つが鳴り、6つ以上ならすと、異常性が発生する。
人懐っこい猫になったり、歌を歌ったり、チョコレートのカップケーキになったりなど、無害で有益だった。
とある実験において、SCP-066をDクラス職員に切断させる実験を試行。
SCP-066は逃亡し、それでもDクラスが切断しようとしてきたため、冒頭の言葉を投げかける。
Dクラスがこの言葉を否定した次の瞬間、容姿が変貌し、けたたましい不協和音を発生させた。
このインシデントにより、収容プロトコルが変更。
オブジェクトクラスも「Safe-prodest(確実に収容する方法があり有用)」から「Euclid-impetus(一応収容できているが敵対的)」に変更された。
高速で動き回り、箱に閉じ込めると自身を擦り付けてその摩擦で箱から脱出しようとしたり、記録装置を破壊したりと、凶暴になった。
それゆえ、普段はタングステン製の箱に収納し、1ヶ月に一度、箱に破損が無いか確かめるプロトコルになっている。
SCP-066は触らずとも人間を知覚するだけで異常性を発生させるようになった。
収容室に蜂を放流したり、140デシベルの大音量を発生させたりなど、異常性も変化していた。
この異常性により職員も被害を受けている。
刺激の無い時も、SCP-066は「エリック」と名前を呼び続けている。
この「エリック」の名前は、他のSCPにも登場している。
日本において
初期のオブジェクトであるものの、日本ではマイナーなSCPだった。
が、2025年大阪・関西万博の公式ロゴマーク、通称「いのちの輝き」がこのSCP-066(として使われた画像)に似ていることで、注目を浴びる。
本来、SCP-066のインシデント後の姿として使われていた画像は、著作権的にアウトで、本部では画像は削除されたが、日本支部では知名度の低さ故か、画像が削除されないまま残っていた。
だが、このいのちの輝きで話題になった際に、日本支部はやっと、本部の画像が削除されていることに気づいたという事態になった。
ちなみに、インシデント前の画像は最初からは変更されているが、現在は著作権的に問題はないので、残っている。