疑う者のいない嘘こそが一番の真実である
概要
アイテム番号 SCP-3519
オブジェクトクラス Keter
SCP-3519とは怪奇創作サイトSCP_foundationに登場する異常存在の1つである。
まず最初にあなたは2019年3月5日に世界が滅ぶと信じるか?
そうだと思った方は今すぐ記憶処理を受けてくれ。
気を取り直して解説する。
SCP-3519とは、2019年3月5日に世界が滅ぶと信じて、それが来る前に自殺するのが望ましいと思い込ませる、ヤヴァいミーム災害である。
そして本当に自殺をし始める。当然社会インフラは麻痺し、kクラスシナリオ真っしぐら(世界オワタなことの通称)。要注意団体さえも壊滅。
そして世界が終わりゆくなか財団は奮闘するものの、逆に財団にも感染し、アノマリーでさえ自殺をし始めた。財団も消滅。そこである一人の財団職員は引きこもって3月5日をすぎるのを待った。
そして3月5日が来た
タイムラインには何も書いておらず、翌日の3月6日に一言だけメモが残されている。
いい天気だ
3月5日には何も起こらなかった。SCP-3519は"3月5日に世界が滅びる"と信じ込ませるミーム(本当に世界が滅びるとは言ってない)だったため3月5日さえ過ぎれば別にどうってことはないのだ。
当日が過ぎた予言はただのデマなのだから
メッセージを出したのはあの引きこもった職員だろう。SCP財団も異常存在もほぼすべての人類も消え去った世界で彼は生きていくのだろう。
それこそが静かなる日々なのかもしれない。
ちなみに"彼"以外にも何人か生き残っている事が判明している
上記の通り「当日が過ぎた予言はただのデマ」なので自殺に失敗して昏倒していたり、行動に移す前に行動不能に陥っていて、そうこうしている間に当日が過ぎた場合、当初こそ世界が滅んでいない事に当惑するも、やがて現実を理解して正気に戻り、日常生活に戻れるようになるのである(そうならなかった大多数が自殺しており社会機能が崩壊していることを除けば、だが)
ある財団職員は事態を止めるためにあるアノマリーを訓練していたのだが、途中のトラブルでミームに感染、自暴自棄になってしまい、世話していたアノマリーを財団のサーバーに放ってしまった。
結果、アノマリーは好奇心の赴くまま財団のサーバーを掘り抜けてしまい、攻撃とみなしたAIが、発信元の博士の自室に鎮圧ガスを注入、昏倒した結果当日を過ぎたことで難を逃れている。
また、このアノマリーは(どうせもう誰も咎める者がいないのだからと職権濫用して勝手に)財団の最終兵器とちょっと違う同じ名前を与えてもらった事で、ことコレの起動に限り(プログラムにもかかわらず)指示を忘れるという悪癖を克服、人類を再構築する事に成功している。