概要
SCP-524は、safeに分類されるSCPオブジェクトの一つである。
一般的には「ウォルター」と呼ばれる。
外見も種族もウサギ(アナウサギ)だが、悪食と言えるほどの雑食性で、本来ウサギが食わないはずの肉どころか無機物にも平気で齧りつき、果てはゴミや放射性物質すら食べてしまう。
一羽だけで数基の原子炉を食べてしまったことで発電所1つを停止させてしまい、大きなワイヤーを齧っている所を見つかって収容された。
それだけではなく、なんと自分自身すら食べてしまうこともあり、まず自分の尻尾から齧り出し、そのまま後ろ足から頭に向かって自分の体を食べ続け、そして前足と首を過ぎたあたりで口全体が裏返しになって頭全体を飲み込んで消滅する。が、しばらくすると何事もなかったかのようにその場に再出現する。
挙げ句の果てには、あのクソトカゲですら食べようとした事もある。
実験ではSCP-682に近づいて右前足に齧り付いた。
それに驚いたSCP-682は壁を4M登ってウォルターから遠ざかった。
ウォルターは顔を洗う仕草をしばらくした後、壁を食い破り始めた為、実験は中止されたという。
....どこまで雑食なんだこいつは...
ここまで来ると一箇所に閉じ込めておくのは不可能に思えるが、性質は大人しければ食欲自体もそれほどでもないようで、定期的に餌を与えて適切な世話をしておけば無理に逃げようとはしないらしく、危険度はsafeである。
関連項目
SCP-1616(おなじく悪食で知られる目についた物はたとえ離れた場所にあっても自分の口の中に直接転送あるいは接続して強引に摂食を行うハムスター。こっちはKETER)