「ああ ///規制音/// 何が起こってるの!?」
CV:リジー・フリーマン(オリジナル版)/ あらん(日本語吹き替え版)
概要
「The Amazing Digital Circus」の主人公。ピエロ服を着た少女のような姿をしている。
詳しい経緯は不明ながら、ヘッドセットを使って「アメイジング・デジタル・サーカス」をプレイした結果、気が付くとソフト内の仮想世界に閉じ込められていた。同時に自分の本名や記憶の大半も失ってしまい、同様の境遇に陥っていた人間たちと共に「キャラクター」の一員としての暮らしを余儀なくされる。
「Pomni(ポムニ)」という名前は、ソフトの管理AIでありサーカス団長のケインが持ち出してきたスロットマシンで表示された、ランダムな文字の並びによって決められた。偶然なのかはわからないが、名前の由来がロシア語の「Помни」。"忘れないでください"、"覚えている"等を意味している。(ちなみにコレは2回目で、最初の候補は「XDDCC(クスドゥドゥクク)」という珍妙なものであった)。
人物像
性格
シニカルで無気力気味、内股気味で首をすくめており、得体に知れない環境下やホラーではひどく臆病で神経質になってしまう。上記の性格・態度に関連するかは不明だが、現実でそのような境遇を受けてきたからではないかと思われる。だが、根底には思いやりのある一面があり、特に自分と同じ境遇の人を見かけると、手を差し伸べずにはいられない優しい性分をもつ。
表情豊かで身振り手振りも大きい。メタ的に言えば、カートゥーンならではの誇張描写とも考えられるが、他の「キャラクター」と比較してもその傾向は顕著である。乗り物酔いしやすい体質なのか、自分の身に激しい移動が起こるとゲロを吐いてしまう事も。
また、コンピュータ科学を7年間(オリジナル版における言及。他の言語では4年となっている)学んでいたらしく、ライブRPGやコリジョンバグといったような、その手の知識がなければ分からないような専門用語を唐突に口走る事があり、仲間からは反応に困られ、たまたま一緒に行動する事になったNPCからは「詳しいんだな」と言われていた。
現実世界では25歳の女性。好きな食べ物はサーモン。会計が得意で料理が下手らしい。
外見
赤と青のツートンカラーを基調としたピエロ(より正確に言えば宮廷道化師)のような服装をしている。肌は色白で髪はおかっぱ風の黒髪。
生えてるまつ毛の違う、黒い瞼の大きな丸い目も特徴で、瞳はやはり赤と青の二色が交互に並んだ6分割の円グラフのような模様。不安が募ると瞳がボールペンでくしゃくしゃになったようなものになる。息を止めた際のアクションは「顔の変色」で青→紫→赤→...と顔色が文字通り変わる。
見た目のモチーフは道化師の人形であり、人間離れした容姿の者が多い「キャラクター」の中では、最も人間に近い風貌をしている。
個室
外壁と天井が、赤と青のツートンカラー。
照明としてシャンデリアが吊るされており、ツートンカラーのベット・チェスト・ソファー・全身鏡・化粧台が設置されている。アルファベットが描かれた積み木とおもちゃといった小物が、いくつか部屋に散乱しているようだ。
キャラ関係
当初、優しく接してくれる彼女に(混乱気味とはいえ)突っぱねた事に罪悪感を抱いていたが、様々な経緯をもって態度を軟化していく。
不安を煽ったり暴力行為を行った彼に、ポムニは敵意を向けている。
EP3でも、まだちゃんとした会話がない。
出口に関して同じことを呟いてたカフモと重ねるように、心配されている。とあるシーンでは、ポムニの現実に関する情報を本人に語っていた。
ポムニに、サーカスでの生活に慣れるように進言した。冒険をするたびにトラウマを抱える羽目になることを不憫に思っている。
人気
元々のデザインの秀逸さや立ち振る舞いの可愛らしさに加えて、次々と災難に見舞われてはパニックに陥ったり不安や恐怖に押しつぶされそうになる姿や表情に「キュートアグレッションが刺激される」として、そっちの癖の方々からの人気が特に高い。
なお公式もそのことは把握しているようで、商品紹介動画等でも無茶振りされたり、トラウマを抉られたりしており、むしろ公式の方が・・・。
また公式動画(日本語版)「目覚めたポムニが冒険へ」では、(本来は知らないことと前置きをしつつ)ケインがポムニに対して、モザイクでぼかされてるが恐らくファンアートを見せつけている(ケイン曰く「我々の行動の成果」)。ポムニの反応とケインの口ぶりから察するに、このファンアートはまだ健全なイラストだと思われるが、ケインは「ここからは事態を(も?)悪くなる一方だけどね」と言っているため、これは恐らく過激なイラストのことだと思われる。
Pixivへの投稿イラストでは、より実物の人間に近い姿で描かれたり、色々と盛られたりしている。
2023年11月10日にポプテピピックでお馴染みの大川ぶくぶ氏が、同年の11月19日に任天堂所属のイラストレーター竹内高氏が、それぞれPomniを描いている。
大川ぶくぶ→https://twitter.com/bkub_comic/status/1722786371277074494
竹内高→https://twitter.com/Kosan_Takeuchi/status/1726001723297485026
余談
初期(下書き段階)のポムニは、縞模様タイツを着たアカメアマガエルの人形の男性キャラクターと、現在とは見た目も性別も違っている。
後に没案をイラストにした際、タイツのカラーリングが青・黒となっている。気になる方はグースワークス氏のTumblrをチェックしてみよう。
関連イラスト
関連項目
ゲロイン:一話、二話両方で嘔吐描写がある。
本編での活躍
以下、多少のネタバレが含まれます。
- EP1「パイロット」
ケインがサーカスを案内する中で、EXITと書かれたドアを発見。デジタル幻覚だとケインに指摘されるも、その場にいなかったカフモという人物が、同じことを語っていたのをキンガーから知り、ラガタ・ジャックスと一緒に部屋に行くことに。しかし、そこで見たものは極めて異質なものだった。
- EP2「キャンディー運び屋大騒動!」
自分がバグと化して地下に落とされる悪夢から目覚め、自室に訪問してきたラガタに心配される。キャンディー・キャニオン王国の冒険にやる気もなく挑む中、冒険を早くクリアしたいジャックスに、タンクローリーまでの橋代わりとして放り出されてしまう。そして両車の距離が離れていくと、腕も同時に伸び始めた。
- EP3「ミルデンホール邸の謎」
苦手なホラーが舞台という事でとにかく臆病。案内人であるゴーストリーが怖い姿で登場した際、恐怖のあまり目玉が飛び出した。キンガーに治してもらってる中、ジャックスに投げ飛ばされたガングルの仮面を取りに行こうと、キンガーが目玉を持ったまま向かってしまい、ポムニは巻き添えをくらってしまう。