概要
ゲーム版初登場時
アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
初出はゲームソフト「ダンボール戦機」。
作中でストーリーに関わって来ることは無く、ゲーム版にのみ登場するLBXの一種として登場。
詳細な設定等は語られていなかったものの、主人公機であるアキレスの系列機としてその設計思想を受け継ぎ、更に改良を加えた機体であることが公式サイト等で紹介された。
後期主人公機であるオーディーンとは別の、純粋なアキレスの後継に位置するバリエーション機の一種であることがうかがえる機体であった。
Wまでの基本装備は槍系ウェポンの「アトラスランス」と盾「アトラスシールド」。
アキレスランスとアキレスシールドの武装配置を継承している。
WARSやプラモデルの基本装備は槍系ウェポンの「ツインパイルランス」と盾「フレイムディフェンダー」。
第一作以降はシリーズを通して機体のみがゲーム版に皆勤で登場。
『ダンボール戦機ウォーズ』の裏ランキングバトルでは敵機として登場している。
必殺ファンクションは槍から高圧の水流を放つ「シャークブラスト」や、無数の光の槍を投擲する「サウザンドジャベリン」を使用してくる。
LBX烈伝時
その後、ホビージャパン雑誌企画となる「LBX烈伝」に設定を変更されて登場。
山野バンが発案した「アキレス計画」によって生み出されたLBX。
バンがLBXを再び平和の象徴とすることを目指し、タイニーオービット社に開発を依頼し誕生した。
かつてのアキレスをベースとし、脚部形状が同一である点など設計上の共通性が存在する一方、上半身は頭部や肩部、背面部のマントを筆頭に大きく様変わりしている。
コアスケルトンにはAX-00に代わる新型、「GX-01」が採用されている。
排熱の高効率化と通信感度の機能向上に加え、頭頂部のセンサーにはオーディーンMk-2やアキレスD9で用いられたものから技術的なフィードバックが行われており、2056年時点での最新技術が使用された結果、現行世代機にも全く劣らない高性能機として完成した。
基本装備は、二連の杭型刃を有する機械槍「ツインパイルランス」と、十字配置された防御装甲板と四点に配置された排気口が特徴の大型盾「フレイムディフェンダー」。
必殺ファンクションは、プレイヤーであるバンが得意とする槍系の技で構成されており、作中では「超プラズマバースト」を使用。
後述のカスタム時は「グロリアスレイ」も使用する。
なお、プラモデルのパッケージに記載されたインスト解説文ではこちらの設定が基本となっている。
アキレスⅡカスタム
LBX烈伝の終盤エンペラーM5やディ・レギウディアに対抗する為に、大破したアキレスⅡにオーディーンMk-2のパーツや武装を組み込んで改修した姿。
飛行能力を獲得したことで空中戦に対応可能となっている。
武器のツインパイルランスにはリストレイターのビーム発生器を増設し、杭状刃の中央からビーム刃を展開出来るよう強化されているほか、盾もフレイムディフェンダーから「ネオビームガーダー」に換装されている。
更に特殊モードとして「WV(ダブルブイ)モード」を搭載し、制限時間内でのパワーアップが可能となった。
作中での活躍
シナリオでの活躍は上記の通り、アニメ版『ダンボール戦機ウォーズ』の後日談にあたるホビージャパンの外伝小説『LBX烈伝』からとなり、山野バンの使用機体として登場。
国際テロ集団「ワールドセイバー」に強奪されたエンペラーM5奪還戦にて、海道ジンのエンペラーM3、瀬名アラタのアキレス・ディードと共に、突如姿を現したディ・レギウディアに横槍を入れられ、敢え無く返り討ちにされてしまう。
その後、エンペラーM5とレギウディアを追撃するべく、神威大門からの協力を受けアキレスⅡカスタムとして再始動。
サマリア共和国での最終決戦では、ディ・レギウディアの圧倒的な力の前に終始押され気味ではあったものの、最後はアラタのアキレス・ディードカスタムとの合体必殺ファンクション「ダブルレイウィング」による起死回生の一撃をディ・レギウディアに叩き込み、撃破に成功した。
余談
ゲーム第一作でプレイアブルキャラクターとして使用可能だったバン達6名の初期使用機には、各々でバリエーション機が存在している。
クノイチ弐式やハンターⅡなどがそれであり、アキレスⅡはこれらの一環としてアキレスに対するバリエーション機に相当するLBXであった。
その為、バンの使用LBXとしてアキレスⅡを使用すると、アキレス使用時と同じ専用台詞をきちんと叫んでくれる。
第一作ではLBXのアーマーパーツにはNG、HG、MGと三種のグレードが存在していたが、上記のバリエーション機の通常カラーはNGしか存在せず、MGのパーツを使用している相手との通信対戦では不利にならざるを得なかった。
『ダンボール戦機W』では、アキレスⅡの通常カラーは全てMGが存在している。
烈伝のクライマックスで繰り出した合体ファンクションの「ダブルレイウイング」だが、本来は飛行形態に変形したオーディーンMk-2の上にアキレスD9が乗った状態で放つ構成。
作中ではアキレスⅡカスタムはレギウディアとの戦闘で片腕を斬り飛ばされ、内部機構にもダメージを負っており、更にそこから隙を作る為にバックパックとアーマーフレームの一部をパージしてコアスケルトンが露出しているという満身創痍極まりない状態であった為、アラタのアキレス・ディードカスタムを下部担当の可変LBXに見立て、本機は上に乗る側を担当して構成している。
プラモデル化にあたり装備した新ウェポンのツインパイルランスとフレイムディフェンダーは、もともとゲーム版『ダンボール戦機ウォーズ』の裏ランキングバトルで現れる、バンのアキレスⅡが装備していたものである。
アキレスⅡの立体化自体は、無印時代に一部のセブンイレブンで限定販売されていたミニプラ「CG(カスタムグレード)」シリーズで行われている。
関連タグ
ダンボール戦機 LBX ナイトフレーム 山野バン アキレス オーディーンMk-2 ホビージャパン
僚機:エンペラーM3 / シャドールシファー / アキレス・ディード(アラタ専用機)
歴代バン機:AX-00 / アキレス / オーディーン / イプシロン(ゲーム版及び漫画『ダンボール戦機外伝』のみ) / エルシオン / イカロス・ゼロ / オーディーンMk-2/アキレスⅡ