概要
スクウェア・エニックス社のフルCG映像作品「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN」に登場する敵キャラクター。
主人公・クラウドを「兄さん」と呼び、敵対する三人組の一人でリーダー格。
「母さん」を求めて、クラウドや神羅残党、人々に対して牙を剥く。
終盤ではクラウドと一騎討ちを繰り広げるが、まったく歯が立たず終始圧倒される。そこで自らを依代(媒介)にセフィロスを降臨させた。
セフィロスがクラウドに敗れた後は解放され元の姿に戻り、そのまま成仏していった……。
キャラクター詳細
データ
■年齢:10代(詳細な年齢・身長・血液型などは不明)
■声優:森久保祥太郎
性格・特徴
性格
セフィロスの思念体であり、『残忍』を受け継いでいる。
狂気と冷静さ、凶暴さと知性、など両面を併せ持つキャラクターとして描かれている。
外見
セフィロスと同じく左利きで、銀髪のミドルヘア。瞳の色は緑色。
服装は三人組共通の黒いレザースーツ(背中から脇に入っている模様は、セフィロスの羽根を模したもの)
ロング丈の上着の下半分を左右に開き、膝上でベルトで縛っている。
武器・戦闘
「双刃」という二枚刃の日本刀を背中のホルダーに装備している。
マテリアを体内に取り込み、直接攻撃したり召喚獣を呼び出すことも出来る。
備考
制作者談話
「カダージュは少年の不安定な部分を強調したキャラ」
「クラウドたちが守るべき子供たちとは違う側にいる『愛なく育った子供たち』としての意味合い、存在意義を彼らは持っているんです」
(プロローグ:集英社刊 制作者インタビューより)
萌え的分析
暴れまわった挙句に弱みを見せて成仏する究極のツンデレ。
映像作品からの参戦は初。FF7コンピレーション作品からは、ザックス(原作にも登場しているが、ベースはクライシスコア)に続いて2人目である。
セフィロスも登場しているためセフィロスとセフィロスの思念体であるカダージュが遭遇するという原作では有り得ない事態も起こる。
こちらでは、セフィロスと敵対しクラウド側に同行することになる。FF7メンバー含め、彼らは異なる時間軸から召喚されているため、セフィロス及びFFACの時間軸から来ているタークスのみ、彼の正体を覚えていた。ザックスとエアリスの優しさや他作品のメンバーと触れ合うことで徐々に変化も見られた。
物語が進むと、セフィロスからジェノバを復活させる計画を持ちかけられ、母さんに会いたい彼はパーティを離脱してしまう。しかし生きる目的でもあったジェノバそのものは、この世界には存在せず「お前は単なる道具の一つだ」とセフィロスに切り捨てられたことで存在意義を失ってしまう。
だが、クラウドや他の仲間たちからの励ましにより「セフィロスの思念体」ではなく、「カダージュ」という一つの存在として生きていくことを決意。完全にセフィロスと袂を分かつ。
事件の後、クラウドから『自分の弟』と認定されており、彼との関係も徐々に良くなってきている。また、まわりの奴らとも話してみたらどうだとアドバイスを貰い、不器用ではあるが成長していく様子が見られる。