概要
特撮番組『電光超人グリッドマン』放送終了後、小学館の幼年誌『てれびくん』にて連載されたスチール連載『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』に登場するニューヒーローグリッドマンシグマが、キングジェットと合体した形態。
第6話『ダブルグリッドマン超パワーアップ』にのみ登場。
形状自体は兄グリッドマンが合体したキンググリッドマンと同一だが、装甲に覆われていない太腿や腕が赤ではなくシグマの体色の青になっているという違いがある。
またパーツの合体順は「腕→足→胴体」となっており、兄とは腕と足の合体順が逆である。
兄の合体したサンダーグリッドマンと揃い踏みし、兄弟同時に竜の形をした光線を発射する『ドラゴンスパイラル』という合体技で魔眼獣デビライトを撃破した。
この他キンググリッドマン単体の必殺技キンググリッドビームに相当する『キングシグマビーム』という光線技も持つ(ポーズはキンググリッドビームと同一で右拳から放つ)が、こちらは本編未使用であり、紹介記事内の登場に終わっている。
またキンググリッドマン同様、ドラゴニックキャノンを装備するシーンはない。
設定の変遷
『魔王の逆襲』は、TV版『グリッドマン』のメインスポンサーであったタカラと、『てれびくん』の共同企画である。
『てれびくん』側の最初期の案では、最終回でグリッドマンがキンググリッドマンに、シグマ(の原型である第2の戦士)がサンダーグリッドマンに合体し、最後の敵ネオカーンデジファーを倒すとされていた。
その後タカラ・『てれびくん』双方の案を元に作られた企画書では「最終回にグリッドマンがサンダーに、第2の戦士がキングに合体する」と記述されており、合体の組み合わせが入れ替わっていることがわかる。
そして実際に制作された最終回では、シグマはどちらとも合体せず、グリッドマンはサンダーに合体するもののガイストデジファーのキックでメカを破壊され、最後はダブルグリッドマンが合体なしの姿で放つ『ダブルグリッドビーム』で逆転勝利するという結末になっていた。
備考
『魔王の逆襲』本編とは別にサンダーグリッドマンとキンググリッドマンシグマが揃って仁王立ちしているというスチール写真が存在するが、スーツの塗り忘れなのかシグマの腹部が赤いままである。
そのためか本編に登場するキンググリッドマンシグマの写真は腹部が黒い影のようになっており、色が判別できないようになっている。