概要
『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で初登場した鳥竜種のモンスター。通称「彩鳥」「ペッコ」。
ペッコ自体はそこまで強くはないが、奴の真骨頂はその鳴き声。
なんと他のモンスターの声マネをして、そのモンスターをどこからともなく呼び出してしまうのだ。
呼び出すものも、小型から強力な大型まで多種多彩。
挙句の果てには、さらに鳴き声で鼓舞してステータスを上げたり回復させたりする始末。
しかし、時にはイビルジョーまで呼び出して自滅して(食われて)しまうことがある。
呼び出されたモンスターまで相手にしていたらきりがないので、こやし玉を投げて早々にお帰りいただこう(もちろん、素材狙い等の理由で呼び出されるモンスターの方に用がある場合はこの限りではない。特にMH3ではクルペッコ捕獲のクエストがリオレイアと交戦できる最速の村クエストであったため、熟練ハンターの中にはあえてここで狩ることに挑戦する者も少なくなかった)。
また、鳴いている途中に音爆弾を炸裂させると呼び出しを妨害でき、さらに短時間だが隙が作れる。
鼓舞する演奏だった場合は、妨害することで失敗しハンター側がその効果を横取りできる。
ところで、「胸の発声器官から特殊な音を発することによって回復などの効果を発生させる」と聞いて、
何かを思い出したことはないだろうか?
メゼポルタやポッケ村を拠点とするハンターなら直ぐに分かるが、これはまさしく「狩猟笛」である。
MH3には狩猟笛は登場しなかったが、『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)でクルペッコ素材を用いた狩猟笛がついに実現した。
他にも、両翼に付いた火打ち石を用いて発火、爆発させてくる攻撃もある。
素早い上にこちらを的確に狙ってくる上、オマケに時折防御力低下効果を持つ粘液まで吐きかけてくるので、火耐性が弱いとごっそり削られてしまうことも。序盤の装備では条件がそろえば最悪一撃死すらあり得るので要注意。
TGS2008出展のMH3体験版では中級者向けクエスト担当。リオレイアも呼んでくることがあったとか。
MHP3では集会浴場で入浴中のアクションにガーグァの人形を浮かべるアクションがあり、低確率でクルペッコの人形が出る。
亜種
余談
いわゆる「MH3におけるクック先生の代理」である……と言いたいところだが、モンスターのモーションが多様化した今、こいつの立ち回りを覚えても大して役に立ちそうもない。
ハンターを煽るように尻を振る、いざとなったら加勢を呼ぶ、すぐ逃げる、唾を吐きかける、火遊び、やたらうるさい、余計なことばかり引き起こす…と先生というより、ただのDQNにしか見えない。
しかし見方を変えてみてほしい。
MH3からの新システムのひとつが「乱入」及び「狩猟環境」である。
クルペッコは能動的に乱入を引き起こすモンスターであり、乱入発生時の立ち回りの指導をしていると考えると、筋の通る話ではないだろうか。
実際「教授」という渾名もあることだし。
生態ムービーやハンター未発見時の動作がやたらとかわいいためか「彩鳥の会」なるものが存在するらしい。
会長・会員ともにクルペッコを「ペッコちゃん」と呼ぶようだが、亜種には頭が上がらないらしい。
MH4以降はしばらくメインシリーズでの登場機会に恵まれていないが、素材だけは竜人問屋での素材交換で入手可能になっている。
MHSTではクルペッコの能力がRPG向きなのか、これでもかと言わんばかりに生かされており、ライドアクションがクルペッコの通常種・亜種限定の「モンスター呼び」になっている。
ところが、MHST2ではこのアイデンティティが奪われてしまった。