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概要編集

CV:神谷浩史(無印)、TARAKO(STAMPEDE)

ザジ・ザ・ビーストとは、『トライガン』のキャラクター。


GUNG-HO-GUNSの監視・情報伝達担当。

様々なを操り、その視覚情報を共有して惑星内の情報を得る。


その正体はトライガンの舞台である砂漠の惑星「ノーマンズランド」の原生生物である砂蟲(ワムズ)の統一意識。

人間を「端末」として操ることが可能であり、本体である砂蟲は人間の言語を話すことができない(聞き手として理解することは可能)が、端末を介することによってコミュニケーションを取ることが可能となる。

このため端末をいくら傷付けても「ビーストの本体」には一切影響がなく、もし端末の肉体を抹殺したとしても新しい端末が手に入れば即復活できる。作中では少年(メイン画像手前)→若い女性(同奥)→奇抜な格好の成人男性と、三回違う人間を端末として披露した。

ただしレガートの「技」のように操作対象の肉体ダメージを無視したり、死体になっても延々と操れるわけではないらしく、端末の肉体が負傷した際には「人間の体は人間の医者に任せた方が治りが早い」として秘かに入院していたこともある。


人間とはまったく別の生物であるためナイブズから憎悪の念を向けられておらず、むしろ惑星の先住生物としてある種の敬意すら抱かれていた様子で、彼から素直に助言を求められることもあった。ビースト自身も他のGUNG-HO-GUNSのメンバーとは異なり、ナイブズに対して主というよりも対等な友人のようにフランクな態度で接している。

両者が初めて出会った場面と思われる回想シーンにおいてナイブズがまだ少年の姿だったことから、150年前に引き起こされた大墜落(ビッグフォール)から間もない時期に出会った模様。

ナイブズが目論む人類の抹殺とプラントの救済に協力していたが、最終的には大筋の目的には同調しつつも、それ以上に「ナイブズ個人」のことを危険視したことで彼を裏切る。切り札として用意していた新種の麻痺毒を用いてナイブズ、レガート、エレンディラを不意打ちで無力化した上で、ナイブズの脳に蟲を寄生させることで意識を乗っ取り支配下に置こうとした。一応その上ではあるが、ナイブズの意志も汲んで人類の抹殺とプラントの救済自体は成し遂げるつもりだったらしい。

しかし自身の「技」によって復活したレガートの襲撃を受けたことで瞬く間に制圧されてしまい、その直後毒を無効化したナイブズから攻撃を受けて端末が消滅。残りの砂蟲も全滅させられてしまったことで事実上死亡した。

今際の際に上記の男性を新たな端末として操り、ヴァッシュにGUNG-HO-GUNSに勝利した証であるコインの欠片を届けた。その直後に寄生させていた蟲が力尽きたことで端末にされていた男性は自身の意識を取り戻しており、ビーストが用いる端末は人間の意識を乗っ取って生きたまま操っていた可能性が高い。


しかしこれで種が完全に絶滅したわけではなく、公式アンソロジーで描かれた後日談では後継者と思われるザジ・ザ・セカンドビーストが登場。人間のレイメルと自律型プラントのトラン・ザ・ジャッジ、そして砂蟲の「家族」としての共存を実現させ、未来へ希望を残した。



アニメ版では普通の人間の子供が髪飾り型の装置を通じて砂蟲を操っているという設定。集団生活を送っていた孤児にまぎれてヴァッシュ一行に近付き、弱者の立場から秘かに砂蟲を操ることで攻撃を行うも、正体を見破られて装置を破壊されたことで無力化させられる。ヴァッシュからは見逃され、ビースト自身もそれを受け入れて差し出された彼の手を取ろうとしたものの、その直後にビーストの危険性を拭いきれなかったウルフウッドによって射殺される。この出来事は当然ヴァッシュの怒りを買い、次話の怒涛の展開へと繋がっていくことになる。


関連イラスト編集

人型端末2号蟲庭園


関連タグ編集

トライガン GUNG-HO-GUNS  


雷泥・ザ・ブレード:アニメ版でビーストが担った「ヴァッシュが見逃そうとしたGUNG-HO-GUNSをウルフウッドが殺害し、2人の衝突の原因になる」という役回りを原作漫画版で担当したキャラ。ちなみに原作版、アニメ版共に双方の直接的な接点はほぼ描かれていないが、原作版において雷泥が事実上の命令違反となる単独行動を起こした際に移動手段として砂蟲に乗っていたため、何かしらの繋がりがあった可能性もある。

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