概要
東方Projectのキャラクターである
- チルノ(紅魔郷二面ボス)
- ミスティア・ローレライ(永夜抄二面ボス)
- リグル・ナイトバグ(永夜抄一面ボス)
- ルーミア(紅魔郷一面ボス)
を、仲良し四人組として扱った場合、これを特に『バカルテット』と呼ぶことがある。
名前の由来は「バカ + カルテット(四重奏) = バカルテット」。
起源
『東方Project』第8弾、『東方永夜抄』にて、リグル・ナイトバグのスペルプラクティス攻略時の神主コメントに「少々頭が弱い」「チルノと遊んでいるくらいが丁度いい」と書かれたことがきっかけとなり、
他のどのグループにも属さないはぐれ妖怪の中で
あまり設定的にも力が強くないザコ連中であり、
かつ特に子供っぽく、思慮の浅そうな描かれ方をしている
そういうキャラ達を、普段から親しく仲良く遊ぶ幻想郷の子供達として、ひとまとめにして描いたものがバカルテットの最初である(※1)。大妖精やレティ・ホワイトロックがしばしば保護者のような立場で描かれるのも、その名残である。
その後、チルノが花映塚マニュアルにて「⑨:バカ(※2)」といわれた事、同じく花映塚に出演したミスティア・ローレライが凄まじい鳥頭であると判明した事、書籍文花帖において「ルーミアが何も考えてなさそうなキャラとして描かれた事」等があわさり、特にこの見た目年少キャラ4人組を『バカルテット』と呼ぶようになったのである。
なお、『東方Project』原作においてこの四名が競演した実績があるのは、『東方心綺楼』(背景での共演)と『東方三月精』ぐらいで、そこまで確認されていない。三月精においても、台詞がなかったため(チルノが三月精でなくルーミア達と行動を共にしたとはいえ)正式な設定として見られない傾向にある。身長比がほぼ正確に描かれている三月精において、4人の身長差はあまりない(いずれも「低」の部類)が、妖怪3人のほうが微妙に高い。といっても数cmくらいの微々たるものであるが。
ちなみに、花映塚ではチルノとミスティアの二人が共演した例もあるが、この時は初対面で、あまり仲の良い様子ではなかった。
※1
当時の流れとして、どのグループにも属さないキャラはネタにされづらく、彼女らをひとまとめにしたのは、ある意味苦肉の策であった。裏を返せばそれだけ彼女達に人気があったという証明であり、現在では、あくまでも二次設定であることを除けばそこそこに認知されているネタのひとつである。
※2
「⑨」は不快に思う人もいるので、使用の際は要注意。そもそも度が過ぎるとキャラ自体を無意識に馬鹿にしているという行為に陥り、ファンとしての真価が問われる。
その他のバカルテットぽいキャラ
『東方地霊殿』で鳥頭キャラ霊烏路空が登場したことにより、特に東方非想天則においては、他に類を見ない記憶力の悪さを見せつけ、チルノとのバカとバカのロックンロールを披露しあったせいもあってか、彼女をバカルテットに含めて『⑨インテット』(クインテット)とする二次創作も見受けられる。しかし、バカルテットの本義から考えれば、霊烏路空は地霊殿に属し、力も6ボス相当と強力なため、バカルテットの仲間には含まれない。
橙は元々八雲主従の中に組み込まれていたため、『バカルテット』には含まれることがなかった。しかし、彼女自身の設定では、彼女は「八雲」の苗字を持っておらず、また主である藍ともそこまで過剰に(二次創作によく見られる程度に)親密ではないというものであるので、その点においてはバカルテットの一員を務める理由は現状他の誰よりもあるといえるが、彼女を仲間として追加した作品は、やはりあまり見ることがない。
派生ネタ
- 寺子屋の生徒
この4人(+大妖精、橙)等が、上白沢慧音が教師をしている寺子屋の生徒である、というネタ。当然原作にはそんな設定は存在せず、二次創作の一環としての設定なのであるが、4コマ漫画などの非ストーリー系漫画作品においては、場面が限定できるため重宝がられ、しばしばお眼にかかることのできるネタである。それを見て公式と誤解してしまう人も中には居るが、間違いである。
バカルテットが『東方Project』における、見た目幼女たちのグループである事を逆手に取り、原作の中でも特に高齢な設定を持つキャラクター達を集めたグループで、主に以下のキャラクターが該当する。
キャラクター名の先頭に八が入る幻想郷三大婆を筆頭に、幽々子も含めた四名が該当する。なお、稀に幽々子の代わりに聖白蓮が入ることもあり、その場合は「尼入りババルテット」と呼ばれることがある。白蓮は公式設定上でも一度老婆になってから魔法で若返ったことが所以か(あるいは、五名セットで「東方五大老」と呼ばれることもある)。
なお、「見た目も大人」が理由に挙げられることがあるが、顔を比較するとどのキャラもほぼ変わらない。付け加えれば、ZUNの言う「大人っぽくて色っぽい」とは、このような絵である。
また、パチュリー・ノーレッジは約100歳、レミリア・スカーレットは500歳以上だが、ババア扱いされることは比較的少ない。
これらのババアネタは扱いどころの難しいネタの一つであるため、使用の際は予め注意が必要である(詳細は幻想郷三大婆や東方五大老を参照)。
関連イラスト
関連タグ
チルノ ミスティア・ローレライ リグル・ナイトバグ ルーミア