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レインボーブリッジ

れいんぼーぶりっじ

東京都港区に建設された車道・鉄道・歩道の併用橋、「東京港連絡橋」の公式愛称。
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🌉概要編集

所属国日本
住所東京都港区海岸3丁目
形式吊橋
全長798メートル
全幅49メートル
最大支間長570メートル
全高塔高126メートル・橋桁52メートル
発注首都高速道路公団
工事1987年1月 - 1993年8月

東京都港区芝浦地区と台場を結ぶ橋。

2層式の構造になっており、上層部は首都高速11号台場線・下層部は一般の臨港道路とゆりかもめの専用線になっている。

首都高部分は左右の視界を遮る壁があまり高くない為、走行している時の展望は抜群でドライブに最適である。

ちなみにとある刑事ドラマ・映画主人公が、2作目の劇場版で封鎖しようと躍起になっていたのもこの橋である。


対する下層は上層が天井になっている上にフェンスや金網などが方々に設置されており、上層に比べると展望は劣る。ゆりかもめも一般道の上下道の中間に設置された路線を走行する事から、橋の上は飛来物・侵入者を防ぐ鳥籠のようなフェンスに囲まれており、こちらも上層に比べて展望は劣る。その為ビンボーブリッジと渾名されたが、視界を完全に遮る壁とその類はほとんど設置されておらず、贅沢を言わなければ下層でも展望は十分堪能できる程度である。


橋の芝浦側の端部は螺旋状に巨大な円を描くような構造(いわゆるループ橋)であり、中でもゆりかもめは東京都内ではかなり珍しいループ線となっている。この部分は下層部分も遮蔽物が少なく視界が開ける為、ダイナミックな大回りを堪能できる。この他に下層の一般道の両端には歩道もあり、橋を徒歩で走破できるのに加えて、しかも歩道を通るだけなら無料で歩ける。2000年3月まではここは有料だったが、それ以降は無料化された。


注意編集

通行できない時間帯(深夜帯は原則閉鎖)・定休日が設定されており、一定以上の強風が吹くと安全の為に通行できず、11月から3月は18時・4月から10月は21時までで閉鎖となる。ちなみに50cc以下となる原付/自転車は橋の上となる一般車道が坂道であり、スピードが出て危ないので原則通行できず、歩道の入口にある駐輪場に停める、又は50cc以下となる原付についてエンジン停止した後/自転車について入口の詰所に居る係員から専用の台車を借りて装着して貰った後、押して歩いて渡るかのいずれかとなる。手押しの場合は入り口によって、どちらを通るかが決められている。


下層と言っても橋の端に設置された歩道なので、欄干を隔てた先は東京湾という事もあって眺めは非常に良い。ただ歩くだけでも抜群の展望を楽しめるものの、逆に言えば吹きっさらしなので橋の上はかなり冷たい風が吹く上に、多少の風でひっきり無しに揺れる為、歩道に入るなら本気で歩くつもりで挑むようにするべきである。ただし夏場は快適だがそれ以外のシーズンは防寒着が必須であり、冬場は日向側・夏場は日陰側を歩いた方が快適である。


橋自体が長いので必然的にこの歩道も結構距離があり、普通に歩いて20分から30分程度で、無論眺めを楽しみながらだともっとかかる。その割に道中にはベンチ程度の設備しか無く、トイレ自動販売機などは設置されていない。立ち入る前にトイレに立ち寄る・コンビニなどで飲料を調達するなど多少の事前準備も必要で、特にトイレは橋の上に一切無いので注意して欲しい。


一応芝浦口(ガラス張りの建物)にはトイレ・自動販売機があり、場所が分かりにくいのが難点だが、レインボープロムナードに挑むならエレベーターがある芝浦口から入った方が快適である。台場側から入る場合はアクアシティお台場などでトイレに立ち寄ってからの方が無難だが、歩いている途中に大型の車両が通ると雑音が激しくなる。


余談編集

レインボーブリッジ封鎖出来ません編集

その「とある刑事ドラマ・映画主人公が、2作目の劇場版でレインボーブリッジを封鎖しようと躍起になる。」というのは有名な話だが、厳密にはこの橋でロケは敢行されていない。これは本編で橋を封鎖するシーンは実際のレインボーブリッジを貸し切って撮影できなかった為、撮影は京滋バイパス久御山ジャンクション(京都府)で敢行した。ちなみに撮影された当時「未開通で供用前の大型ジャンクション」はここだけで、橋を彷彿させる場所は他に無かった。なお橋の上の部分はコンピューターグラフィックスによる合成で表現されている。


撮影許可を得るべく日本道路公団(NEXCO)に話を持ちかけ、関西支社(NEXCO西日本)の担当責任者である1人がそのドラマ・映画の大ファンだった事もあり、撮影場所を前倒しで工事するなどの対応が取られ、異例の高速道路の工事現場を借り切って撮影できた。本編に「山の影がうっすらと映っている。」・「ジャスコの屋上看板が見える。」など実際の橋ではあり得ないシーンが散見されるが、監督曰く「演出ミスでは無く、小ネタとして敢えて残した。」・「撮影に全面協力してくれた日本道路公団への感謝の意味もあった。」などとしている。


本編では「レインボーブリッジを封鎖するのに各方面に対しての手続きが必要で、完全な封鎖に苦慮する。」というシーンがあるが、実際は「一般道を封鎖するのと同様に、警察の権限で簡単に封鎖できる。」である。その映画の脚本家も「取材の過程でその事実は知ったが、そうとは知りつつ根本的に作品が成立しないと思ってあえて無視した。」と言う。


現実での封鎖編集

2003年8月に台風が発生したのを受けてレインボーブリッジは全面通行止めになり、偶然にもラジオ番組にゲスト出演していた主人公役の俳優も「レインボーブリッジ(本当に)封鎖しちゃいましたね。」と一言漏らした。これ以外にも災害や事故などの理由で橋上通行止めの措置が取られる場合があるが、2009年3月に東京レインボーウオークというイベントが開催され、通常の車道の歩道として扱うべく開通以来初めて災害・事故以外の理由で閉鎖された。これを通行止め閉鎖などでは無く、封鎖という表現にした上で見出しとして報道した新聞があった。


2023年11月に事実上の2度目の封鎖が実施されたが、これは同じ都市でサイクリングロードイベントが開催されるのに伴った交通規制の為である。


イオンモール編集

レインボーブリッジ付近にイオンモールは無い為、実際に映り込んでいるのはイオンモール久御山の屋上看板である。ちなみにこの作品はこの店内の映画館でも上映され、公開された当日にここで開催された舞台挨拶では、サプライズで登壇した主人公役の俳優から撮影場所が発表された。


関連項目編集

併用橋 東京都 港区 東京湾 台場 お台場 臨海副都心 勝鬨橋こち亀の実写ドラマの劇場版ではこの名前で登場した。)

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

無敵級*ビリーバー…舞台となった。


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