概要
異民族(胡)の王。
史実での記述は少ないが、蜀漢に味方しており、劉備が呉討伐(夷陵の戦い)を行った際、従軍している。しかし、陸遜の火攻めによって蜀軍は大敗し、沙摩柯も斬られて死亡する。
『三国志演義』では、血を注いだように真っ赤な顔と鋭く輝く碧眼を持ちの容貌で、鉄蒺藜骨朶(てつしつれいこつだ)という所謂モーニングスターのような武器を得物に左右の腰に弓を携えていた。
史実同様に呉討伐に参加し、その武勇で奮戦する活躍を見せ、(病に侵されていたとはいえ)呉の猛将・甘寧を矢で射止めて討ち取る手柄を立てる。
しかし、陸遜の火攻めで蜀軍が大打撃を受けると単騎で敗走が、その最中に追撃してきた周泰に追い付かれて討ち取られる。