概要
声 - 井上麻里奈
アニメ第6話から登場。病床の母親から託された夢を叶えるべく世界一のブレーダーを目指す少女ブレーダー。母親の教えのもと、強い者と戦い勝つことが自らに課せられた宿命として強者を求めていた。髪型は水色の跳ね上がったショートヘア。クールな性格で常に男勝りな口調をしている。
ケンタの街に来た際は、ベンケイから銀河の話を聞いて彼に勝負を挑もうとするが、この時風邪を引いていた銀河を守るべく自ら銀河を騙ったケンタと対戦し一度は彼を下す。その後ベンケイとの特訓で強くなり、バトル中に必殺転技を身につけたケンタに敗北。屈辱と悲しみを胸に街を去ろうとするが、銀河とのバトルでベイバトルを楽しむ心を教わり、そのまま街に居つくことになる。
サバイバルバトル以降からは銀河たちと行動を共にすることが多くなる。サバイバルバトルではキョウヤと引き分けになり、遊に敗れる。ベガスシティでのチャレンジマッチ1回戦ではキョウヤに敗れる。
バトルブレーダーズでは1回戦で竜牙と対戦し、彼の気迫に怯みつつも勇気を振り絞ってシュートを放つが、わずか数秒で敗北し倒れる。決勝戦ではキョウヤ、翼と共に魂の状態で現れ銀河を竜牙の暗黒転技から守り、銀河が竜牙を倒した後に無事に目を覚ます。
『メタルファイトベイブレード 爆』では竜牙との戦いで受けた精神的な傷から完全に立ち直ることができておらず、皆のサポートに回る決意をしてベイバトルから身を引き、新生WBBAの本部長となった流星の秘書を務めて彼と共にいる。それに伴い服装も礼装姿へと変わっている。仕事ぶりは真面目で子供っぽい所がある流星を冷静にフォローする。WBBA所属のためビッグバンブレーダーズ日本代表選抜大会は参加せず、日本トップ20のブレーダーにもランクされていない。
竜牙の暗黒の力の恐怖がトラウマとして未だに残っており、エルドラゴに汚染された翼の暗黒の力を見た時に翼に竜牙の姿を重ね、またビッグバンブレーダーズ決勝戦での竜牙の乱入を目撃した際は、恐怖のあまり激しく怯えている。
第97話で一時的にブレーダーとして復活し、ハデスシティに向かう銀河を足止めしていたHDアカデミーのブレーダーをケンタとともに引き受ける。
『メタルファイトベイブレード4D』でも引き続き流星の秘書として登場している。
原作では翼に苦戦し、敗れる。
また、『ソウルバースト』編にも登場。
ゲーム『爆神スサノオ襲来!』と『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』ではWBBAに所属しているが、以前のブレーダーだった頃の服装で登場しバトルをする。
『4D×ZEROG アルティメットトーナメント』ではWBBAの販売員を務める。
使用ベイ
ウインドアクアリオ100HF/S(みずがめ座)
3枚羽のライトウィール「ウインド」(実機ではメタルウィールとぶつけると破損の危険がある)と4つの水の塊が特徴的なクリアウィール「アクアリオ」、低重心のトラック「100」、ツマミを捻ってHF(ホールフラット)とS(シャープ)軸を使い分ける「HF/S」ボトムで構成され、メディアミックスではこれを自動的に瞬時に切り替える事で分身や高速移動を可能としている(もちろん、実機は手動であり、自動で切り替わるのはエルドラゴデストロイのF:Sボトムの方である)。
フェイスは顔の描かれた水瓶から溢れた水がガッツポーズをしたデザイン。
必殺転技は高速で動いて分身を作り出し、押し寄せる波のように襲いかかる「インフィニティウェーブ」(ビッグバン・ブレーダーズでは波を発射する技となっている。)
また、ニンテンドーDSで展開されたゲームシリーズでは多方面から攻撃を仕掛ける「ブルーアタック」が必殺転技となっている。
玩具版はランダムブースターライトVol.2の当たりベイとして販売された。
アタックタイプのベイと銘打たれているが、クリアウィールは重量がある方であり、スタミナタイプのパーツとして改造に採用される事もあった。
ボトムはかなりのレアパーツであり、これ以降の商品ではイベント限定カラーの「アースアクイラ105HF/S」に再録されたのみ。
なお、初代アクアリオは漫画版でも使用しておらず、こちらはアニメ版でメイメイが使用している。
関連機として「ハイブリッドウィール改造セットアタック&バランスタイプ」に収録された「ストームアクアリオM145Q」(クリアウィールとフェイス以外はほぼストームカプリコーネと構成が同じ)、「ベイブレードデッキアタック&ディフェンスセット-迎撃逆襲デッキ-」に収録された「サイバーアクアリオ105RF」、クリアウィールを流用しシールを貼り替えた海王星のベイブレード「ダークポセイドン145WD」(劇場版で登場)がある。
余談
中の人の井上麻里奈は、シリーズ続編の『ベイブレードバースト』において主役である蒼井バルトを演じている。