絵に描いた餅

えにかいたもち

ことわざの一つ。画餅ともいう。

概要

どんなに本物らしく描かれた餅であっても、本物ではなく食べることができないことから、「何の役にも立たないもの」「実物・本物でなければ何の値打ちもないこと」の意。

pixivでは、主に餅が描かれたイラストに付けられる。まれに別の意味のおもちが描かれているイラストにも付くので、少々、注意が必要である。

元ネタ

『三国志』の英雄である曹操の孫である曹叡(魏の明帝)が発した詔勅。曹叡の時代、魏では臣下である諸葛誕・夏侯玄・鄧颺らが互いに「四聰八達（四人の聡明な人物と八人の達人）」と呼び、評価し合っていた。

曹叡は彼等を嫌い、役職を辞めさせた上で盧毓(曹操のライバル・劉備の学問の師である盧植の子)への詔勅で「しかるべき人物を得るかどうかは盧生にかかっている。官吏の選挙（選抜）は名声ある者を採ってはならない。名声は画餅のようなもので、飢えを満たす事はできない」と命じた。つまり、曹叡は諸葛誕達を「名ばかりの役立たず」と評価したことになる。

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