ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

小林多喜二が文芸誌『戦旗』にて1929年に発表した小説

プロレタリア文学の傑作として名高く、海外でも翻訳の上で出版されている。


タイトルは、オホーツク海で操業する漁船が舞台であることに由来。

そこで酷使される貧しい労働者達の群像を描いており、特定の主人公は存在しない。

モデルとなったのは実在の蟹工船「博愛丸」とされる。


2008年頃に突如としてブームとなり、若者を中心に飛ぶように売れた。

背景には、非正規雇用の拡大と格差社会(いわゆるワーキングプア)が挙げられる。


余談編集

  • 実在した蟹工船も、作中同様の非道な奴隷労働がまかり通っており、「監獄」「タコ部屋」など散々なあだ名がついたという。
  • 当時のプロレタリア文学は検閲の対象であり、本作も発禁処分を受けている。戦後に再び刊行されるようになり、現在に至る。

関連項目編集

小説 日本文学 タコ部屋 ブラック企業


もしかして編集

蟹光線(イブセマスジー)

関連記事

親記事

小林多喜二 こばやしたきじ

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 496792

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました