プロフィール
容姿
青黒いおかっぱの髪に青い瞳が特徴で、髪が青白いチノとは対照的になっている。目つきも目尻が猫のように少し釣り上がっていて、目尻が少し垂れ下がったおっとりした目つきのチノとは対照的になっている。また、左分けのぱっつんの前髪の向かって左に白いヘアピンを付けている。
逆に身長や体格はチノとほぼ同じで、年齢に比べて少し幼めな印象を与えている。
概要
2019年のまんがタイムきららMAX4月号(単行本第8巻第7話)にて初登場したキャラクター。
ホテルのシャワーが壊れたためココア達とスパリゾートに訪れたチノが出会った、チノと同年代の少女で、大人達とチェスに興じ打ち負かしていた。
一緒にいたココアがけしかける形でチノとも対戦、この対局でチノは初めてチェスで同年代相手に敗北を喫することになる。
数日後(同年7月号、単行本第8巻第10話)、単独行動中に迷子になったチノを駅で目撃、その後ティッピーぬいぐるみを落としてしまったチノに猫の顔を借りて声をかける形で再会した。1時間ほど一緒に探すも見つからずにその場で別れ、この時にチノと名前を教え合うことになる(ぬいぐるみはココアに会いに来ていたココア父が拾っていた)。
旅行最終日の夜(単行本9巻第4話)には、皆とはぐれたココアと再会。この時に進学のために地元を離れること、友達の猫たちとしばらく会えなくなることへの寂しさを零すが、「外の世界に踏み出す一歩が凄いんだよ」というココアの言葉に勇気づけられる。
季節が巡り、チノがココアたちの高校に入学した最初の日に、チノと同じ高校のクラスメイトとしてまさかの再会を果たす。
チノとはすぐに友人になったが、なんと彼女の居候先はチノたちの街に進出してきた都会の大手コーヒーチェーン店「ブライトバニー」であることが発覚。チノとは友人でもあり、ライバルでもあるという関係となった。
ココアは自身にとって踏み出す勇気を与えてくれた恩人であり、「ココ姉(ねえ)」と呼び慕っている。
第12巻第1話では、地元(百の橋と輝きの都)ではいつも一人で花火を見ていたと言っていたことから、進学するまで家族や友人は存在しなかったことが示唆されている。
名前の由来はハーブの一種であるナツシロギクの英名「フィーバーフュー」からと思われる。
また、うさぎとの関わりが強い本作の中では、唯一猫との関連性が目立つ点も異色さを引き出している。
性格
大人しくて引っ込み思案。だが雑誌で見た木組みの街の暖かさに憧れて、地元を離れ遠くの街に進学するという思い切った行動力を見せることも。
ココアは彼女と初めて話した後、彼女のことを「昔のチノちゃんみたいな雰囲気」と評していた。
「一対一じゃない対話はちょっと怖い」と本人が言うように、集団での会話が苦手のようだが、初登場時には大人ともチェスで対戦できていた様子を見るに、一対一であればある程度のコミュニケーションは取れる模様。
本人曰く「目つきが悪くて不愛想」とのことで、ココア達の笑顔を参考に営業スマイルを練習したのだが、その結果どこかの喫茶店のドS店員のような笑顔が生まれてしまった。
余談
2021年のごちうさ公式サイトでのエイプリルフール企画探索ゲーム「Seven Rabbits Sins」のエンディングに登場。そこで彼女が木組みの街に行く前日に見た夢だったと判明する。
なお、彼女の登場はアニメ化範囲より後で、しかもきららファンタジアにも参戦しなかったが、キャラクターソングで声が付き、その後の公式サイトのイベント等でも声ありで参加している。