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概要

名前からして類を装備してジコチューと戦っていそうなキュアソードだが、現時点では手刀こそ使っているものの、直接剣を持つようなシーンは見られず、必殺技も名前に「~ソード」とあるが剣技で斬るような技ではなく、飛刀を飛ばす・クロスボウで光刃を無数に放つという射撃技ばかりであったため、二次創作で刀剣を装備させてみたイラストができた。

装備させる刀剣類の傾向としてはホーリーソードと同じ光状の剣や、ラブハートアローを柄にして刃を生製させたり、レイピア等の細身の剣がチョイスされることが多い。

他にもキュアソードで検索するとニチアサからブレイラウザーサソードヤイバーを、同期の仲間から大橙一刀を拝借しているイラストもあったり、

ドラゴン殺しを持ってたり

何をとち狂ったかカジキマグロまで持っていたりする。

そしてついに…

映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』にて、ラブハートアローを用いたキュアソードの新技「アルティマソード」が登場。

それは、ラブハートアローを持つ右手から巨大な光の剣を生み出して、敵を頭上から一刀両断するというもので、ついにキュアソードが「剣で敵をぶった斬る」をなした瞬間であった。

とはいえ、見た感じは剣を使っているというより「光の柱を腕から放出して、敵を一撃で貫く」というイデオンソードのような演出だったので、激しいチャンバラを期待していた層には物足りなかったかも知れないが…

なぜ刀剣を持たないのか

プリキュアがもつ武器は基本的に玩具を売るために設定・デザインされる。

したがって「女児がバンダイの玩具でプリキュアごっこをしているときに、親が安心できるもの」という視点が重視される。男の子相手ならともかく、親としては女の子に剣の玩具は与えにくいのである。

キュアソードという名前は「心を貫く勇気の刃」という意味でマリー・アンジュ王女から授かったものである。

たとえ相手が自分に殺意を持って刃を振るってきたとしても、プリキュアであるキュアソードは同じような殺意には堕ちない。無手でそれを受け止め、愛を語る。手ではなく心に握った剣こそがキュアソード最大の武器であり、本当の「刃」なのだ。

なお、プリキュアが武器で戦うことが制限されるのは実体のある武器で相手を殴る場合なので、キュアベリーキュアムーンライトのように空に放り投げて囮にする描写は可能である。

また、前年のキュアサニーキュアビューティのようにエネルギー体の剣を作って戦うことには特に制限がない。なぜなら、「TVを見ている子供が真似できない」からである。

じゃあなぜキュアソードはそうしないのかというと、どうにも説明がつかないわけだが……

このあたりはスタッフインタビューでも触れられたことがないため、真相は闇の中なのだが、下手に「ソード」という名前がついているから自主規制的な配慮が強く働いたのではないだろうか。普通のプリキュアがたまに剣を使うだけなら、何かクレームがきて今後は剣を使わせなくしてもキャラのイメージが崩れることはない。しかし、キュアソードが一度でも剣戟アクションをしたら、名前が名前だけにそれがキュアソードの個性として子供たちにさえ認識されかねない。そうなると下手にクレームがきたときにいまさら剣を使わない路線には戻せないというわけだ。

なお、1年後の後輩は、1クールの半分もいかないうちにエネルギー体の剣を作って戦っていた

前年と翌年では普通にエネルギー状の剣を使えたプリキュアがいる分、剣を使わないキュアソードはネタにされやすくなっているのは否めないかも知れない。

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