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ミスタードリラーの編集履歴

2014-04-02 16:41:09 バージョン

ミスタードリラー

みすたーどりらー

1999年11月にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から誕生した穴掘りアクションパズルゲーム。および、そのシリーズの総称。もしくは、そのシリーズ作品に登場する穴掘り『ドリラー』の最高位の名称。

概要

穴掘りのプロ『ドリラー』であるキャラクターを操作しゴールまで縦に掘り進むゲーム

この観点ではアクションゲームだが、プレイヤーキャラは1ブロック単位でしか移動できず、

『ブロックは同色が4つくっつくと消える』という落ちゲーのような要素を含むことから

パズルゲームの要素もあるのが特徴。

掘り進め方によっては先述の『4つくっつくと消える』ルールの関係でブロックが雪崩を起こし

高得点のチャンスと共に予測不能なブロックの落下に巻き込まれて圧死したり、

かといって慎重に掘り進むとエア(持ち時間)が0になって窒息死するなどの危険も多い。

よって、より安全なルートを瞬時に判断して大胆かつ慎重に掘らなければならないため普通のアクションと比べて頭を使うような、思考性とアクション性を兼ね備えたパズルゲームともいえる作品になっている。


当時縮小しつつあったアーケードのパズルゲームで久々ともいえるヒット商品となり、

雑誌『月刊アルカディア』の2月号において第一回アルカディア大賞を受賞した。

キャラクターデザイン担当はMACKY(篠崎香織)で、

第5回日本ゲーム大賞にてホリ・ススムが『キャラクター賞』に選ばれている。

ドリラーと呼称されることもある。

(※月刊アルカディアではミスドという略称が使われていたが、これは某ファーストフード店のほうが

連想されることがほとんどだと思うので、もし使用する際は注意。)


ちなみに、UGSF(銀河連邦宇宙軍)シリーズに含まれていたりする。


開発時の名称

開発時、ミスタードリラーは『ディグダグ3』という仮名が付けられていた。

(なおディグダグディグダグⅡの主人公が本シリーズに登場するホリ・タイゾウである(後付設定)。)

その後『ドリラードリラー』という名称になるものの、発売直前で中村雅哉社長(当時)の提案により

今の『ミスタードリラー』という名称となった。

初代オープニングに出てくる吹き出し「Driller Driller」はその名残である。


ミスタードリラーの音楽

作曲はテイルズオブレジェンディアゴッドイーターシリーズ等でおなじみの椎名豪

初代,グレート,ドリルランドで担当した。

パズルゲームだろうがポップなデザインだろうが手加減無しと言わんばかりの楽曲が多く

(彼曰く「(サウンドは)絵を引き立たせるには、それとは逆のものを合わせるのがいい」だそう)、

生音源が収録されており、国内、海外問わず評価が高い


初代あらすじ


A.D.20XX年、地中から謎のブロックが大発生。


ライフラインは寸断され、地上は大パニック!!

調査の結果、ブロックの発生ポイントは地底1000m地点と判明!

これはもう、穴掘りのプロ「ドリラー」に頼むしかない!

そこで白羽の矢が立ったのが、ルーキーでありながら

『ドリラーの最高タイトル「ミスタードリラー」に最も近い男』という少年「ホリ・ススム」くん。

みんなが困っている姿を見捨ててはおけないと、依頼を引き受けたススムくんは、

ブロックの謎を解明すべく地底1000mを目指したのでした。 



(公式サイトより引用)


基本ルール

  • エア(≒持ち時間)の残量に注意しながら地底奥深くのゴールを目指して穴を掘る
  • ブロックは同じ色同士が4つ以上くっつくと消滅する

 (既に4つ以上くっついている場合はぐらぐらさせて落とすと消滅する)

  • エアはエアカプセルを取ることで20%回復する
  • ×ブロックは5回掘ると壊せるが、その際エアが20%減少する
  • ブロックに潰されるか、エアが0%になるとミスとなりライフが1つ減る
  • ゴールするまでに残りライフが無くなるとゲームオーバー

主なモード

ひとりでドリラー

ミッション

本シリーズにおける最も基本的なモード。通常ルールでゴールにたどり着けばクリア。

初代の移植版ではアーケードモードという名称だった。

タイムアタック

初代のプレイステーション版、ドリームキャスト版で初登場。

ミッションと違いステージごとにブロックの色や配置が全て固定となっており、スタートからゴールに着くまでのタイムを計るモード。

初代のタイムアタックでは表裏全てのステージをクリアするとプレイヤーキャラのカラーが

通常と違う『青ススム』が使えるようになる(ただし能力の変化等はなく、色が変わるのみ)。

ドリストーン

シナリオドリラーで初登場。通常のルールとは違い、1回掘ることでエア(≒HP)が1減るモード。

目的がゴールにたどり着くことなのは従来のルールと変わらないが、

道中で手に入るアイテム『ドリストーン』を駆使していかに掘る回数を減らすかがクリアのカギとなる。

時間の経過でエアが減ることは無いので、じっくり考えてプレイすることが出来るのが特徴。

ミッションよりもパズル性が強くなっている。


ふたりでドリラー,みんなでドリラー

2で初登場の対戦用モード。ふたりでドリラーは二人対戦プレイ。

みんなでドリラーは エース,ドリルランドでは最大4人、

ドリルスピリッツでは最大5人まで一緒にプレイすることが可能。

(以下、両方まとめて「対戦モード」と表記)

ドリラーサバイバル

フィールド内に登場するアイテムを駆使して相手のミスを誘い、互いに相手の残機を0にし合うルール。

名称はグレートから付いた。

ドリラーレース

グレートより登場。相手とゴールまでのスピードを競うルール。

バトルモード

ドリルランドのみに登場。

1つのフィールドの中からブロックに隠れているメダルを探し当てるルール。先に3枚見つければ勝利。

4人で遊ぶときはバトル方式をシングルスとダブルスの二種類から選べる。

シリーズ内容

ここでは携帯電話用アプリは省略。


ミスタードリラー

シリーズ第1作。1999年11月にアーケード版がリリース。

『お試し500m』と『本気で1000m』の2つと、ライフ1の一発勝負でどこまで掘り進めるかに挑戦する

『とことんドリラー』が存在する。


プレイステーションドリームキャストワンダースワンカラーに移植されている。


2006年12月21日よりゲームアーカイブスにおいて販売価格600円で配信中。


ミスタードリラー2

シリーズ第2作。2000年7月にアーケード版がリリース。

キャラクターにアンナ・ホッテンマイヤープチが初登場。

(ただしプチはこの時点ではまだプレイヤーキャラではなくルール説明等の役割をしていた)

ステージに2000mが追加され、2P対戦の『ふたりでドリラー』が出来るようになった。

自然消滅するクリスタルブロック等が追加。


ゲームボーイアドバンスWindowsに移植されている。


ミスタードリラーG(グレート)

シリーズ第3作。2001年3月にアーケード版がリリース。

プレイヤーキャラにプチホリ・タイゾウホリ・アタルホリンガーZと、隠しキャラウサギが初登場。

初心者・中級者・上級者向けとそれぞれ異なる性能を持った4人+1匹+1台(+1匹)のキャラクターの中から

自分の腕前にあうキャラクターを選べるようになった。

他のブロックと一切くっつかないホワイトブロックが追加。


PS版でオープニングに主題歌『すすめ!ドリラー』が初出、1人用モード『シナリオドリラー』が登場。


2013年6月26日よりゲームアーカイブスにおいて販売価格600円で配信中。

シナリオドリラー

PS版で追加された、初登場のドリストーンを含むモード。

いわゆるストーリーモードで、ドラマパートの合間にプレイパートが入り、

ドリラーレースやドリストーンをプレイしていく。

連続ブロックあふれ出し事件(ミスタードリラー2)から約1年後のお話となっている。

暗黒ドリラーキール・サーク(画像中央前)、ハタケヤマ・エグリ(画像左)、コワース(画像中央奥)と

マンホール博士(画像右)が初登場。
*HUG*


ミスタードリラーA(エース) ふしぎなパクテリア

シリーズ第4作。2002年8月23日に発売されたゲームボーイアドバンス専用ソフト。

本作より家庭版専用タイトルとなる。

掘り進むことで溜まるマイレージポイントシステムが追加。

ふしぎなパクテリア

Pacteria Ruins

ドリドラドの遺跡が舞台のドリストーンモード。

遺跡で手に入れたアイテムを使ってパクテリアという生物を育てることができる。

パクテリアは進化させることで様々な姿に変身する。

また、ドリルランドと連動させることで育てたパクテリアドリルランドパレードに参加させることができる。

ミスタードリラー ドリルランド

シリーズ第5作。2002年12月20日発売のゲームキューブ専用ソフト。

地下500mに誕生したテーマパーク『ドリルランド』が舞台。

各モードはテーマパークアトラクションという構成になっている。

詳細 → ドリルランド


ミスタードリラー ドリルスピリッツ

シリーズ第6作。2004年12月2日発売のニンテンドーDS専用ソフト。通称『ドリスピ』。

(ドリルスピリッツ → Drill Spirits 、それぞれ頭文字を取って並べると『DS』になる)

プレイヤーキャラは下画面に表示され、上画面には従来作品ではスクロールアウトされていたブロックが

表示されるというDSならではの特徴が活かされている。

プレッシャー

マンホール博士が開発した地球破壊兵器『マドリョリル』に追いつかれないように地底を掘り進みながら、

途中でエア同様に手に入る『パワーカプセル』でチャージした『ドリル魂(だま)』で攻撃していく。

何度も攻撃してマドリョリルのHPを0にすることができればクリア。

DSの上画面にマドリョリルがLIVE中継で表示されている。

途中で何度圧死や窒息をしても問題は無い(タイムロスにはなるのでマドリョリルとの距離が縮む)が、

マドリョリルに追いつかれるとゲームオーバー。

ミスタードリラー オンライン

iM@Sドリラー

2008年4月2日にXbox360のLIVEアーケードより配信開始。

2009年11月5日発売の『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』にも収録された。

オンライン対戦に対応。

タッグ対戦

2人でチームを組み、互いに協力しながら相手チームとスコアを競うモード。

クエストドリラー

100m単位ごとにエアカプセル取得制限などのクエストが出題されるモード。

ミスタードリラーW(ワールド)

2009年2月24日に配信開始されたWiiウェアソフト。800Wiiポイントで購入可能。通称ワールド。

チュートリアルステージのドリラー研究所と8つのステージがある。

ドリラー研究所以外の各ステージでは初級・中級・上級の3つから難易度(それぞれブロックの列数やゴールまでの距離が変わる)を選択できる。

ホワイトブロックが多めに設置されているステージや、クリスタルブロックが多めに配置されているステージ等、特殊なステージが多い。

システムやデザインはドリルランドのワールドドリルツアーのものが使われている。

サクッとハマれるホリホリアクション ミスタードリラー

2009年2月25日に配信開始されたニンテンドーDSiウェアソフト(3DSでも購入可)。

800ポイントで購入可能。通称『サクホリ』。

ミッションタイムアタックドリストーンの3つのモードを収録した1人用ソフト。

ミッションにはそれぞれ難易度や特徴がわかりやすく説明されている計17ステージを収録。

溜まったマイレージでお助けアイテムを購入し、使用することも可能。

ただし使用した場合はクリアしてもスコアが記録されない。

タイムアタックには通常の10ステージとステージが左右反転してノルマタイムがより厳しくなった裏モードが10ステージで計20ステージを収録。

ドリストーンは4つの難易度とエンドレスの計5ステージが収録されている。

システムはドリルスピリッツのものが使われているが、音楽はドリルランドから輸入されている。



登場人物

ドリラーチーム

本シリーズのメインキャラクターたち。プレイヤーキャラとして操作可能。

詳細 → ドリラーチーム


地底人

ブロックをうっかり地上にあふれさせた張本人たち。


暗黒ドリラー

悪事を働くドリラーたち。

詳細 → 暗黒ドリラー

悪の天才科学者(暗黒ドリラーのスポンサー的存在)


ススムの仲間たち

ススムの家族

ドリラー研究所

世界のドリラー


ブロックの種類

4色ブロック

ドリラー霧亥

一般的にポピュラーなブロック。赤、青、黄、緑の4色で、様々な模様のものがある。

掘って消す際にブロックに隣接する同じ色のブロックも同時に消える。

4つくっつけるか、既に4つ以上くっついている場合はぐらぐらさせて落とすと消える。

ちぎれることはないので3つ以内なら頭上を守る屋根として活用することもできる。

×ブロック

茶色の×印が描かれたブロック。5回掘ることで壊せるが、エアが20%減ってしまう。

よって原則的にくっつけて消さなければならない。

また、くっつけて消すと20個ごとに地底人が1人出現し、スコアに765点が加点される。

クリスタルブロック

アーケード版2で初登場。一定時間たつと勝手に消滅するため、思わぬ連鎖を引き起こすこともある。

消滅するまでは他のブロックと同じく圧死判定があるので注意。消滅前に普通に掘ることも可能。

ホワイトブロック

アーケード版グレートで初登場。他のブロックに一切連携しない。普通に掘ることは可能。

同じホワイトブロック同士でもくっつくことがない為、屋根にすることが出来ない。

プレイヤーにとっての事故死の要因の一つ。

すぐに掘ってしまうか、プレイヤーキャラの真上に無いようにするのがベスト。

エースでは4倍の大きさのデカホワイトブロック、ドリルランドでは同じ役割を持つメテオが登場。

ハードブロック

タイムアタックやシナリオドリラーで登場。

×ブロックが銀色になったもので、何回掘っても壊すことが出来ない。


アイテム

エアカプセル

基本アイテム。エアを20%回復。必ず×ブロックと隣接して置かれている。

?アイテム

グレートからのミッションの一部ステージ,対戦モード,ドリルランドのスタードリラーに登場。

ミッション,スタードリラーではプレイヤーキャラにプラスかマイナスの効果がランダムで現れる。

対戦モードでは相手のフィールドを邪魔する効果などが現れる。

タイムアイテム

タイムアタックに登場。タイム記録から書かれている数字の秒数をマイナスできる。

ドリストーン

ドリストーンに登場。

赤、青、黄、緑の4色が存在し、各色ごとに効果が異なる(当記事参照)。


聖水

ドリルランドのホラーナイトハウスのみに登場。ゴーストの行動をストップすることができる。

そのゴーストがいるブロックを掘るとゴーストを倒すことができ、ドリスタルが出現。

ドリスタル

ドリルランドのホラーナイトハウスのみに登場。ゴーストを倒すと現れるアイテム。

一定個数集めると現在いるフロアをクリアすることができる。

黄金地底人の像

ドリルランドのドリンディアドベンチャーのみに登場。ノルマ個数以上集めてゴールにたどり着けばクリア。

ノルマ個数より多く集めるとスコアにボーナスが加点される。

パワーカプセル

ドリルスピリッツのプレッシャーのみに登場。

最大3個までストックでき、ドリル魂をマドリョリルに当てて攻撃することができる。


堀江美都子とミスタードリラー

堀江美都子らが北九州に来た際、当時小学一年生だった息子がとあるデパートの屋上にあった

業務用ミスタードリラーにハマってしまい、何時間も離れなかった。

その後とあるスタジオでナムコスタッフにこのことを話すと、

「今度新作が出る予定なんですけど」という話になり、

「名前がほり・・・え・・・みつこさんですよね。

ホリ…ホリ…ホリ・ススム…あ、こりゃいいかな」

と、『ホリ』の偶然の一致もあって声や主題歌を担当することになった。

ススム君とは家族ぐるみで運命的な出会いを感じますね」と、

ミスタードリラーには特別な思いがあるそうだ。

また、ミスタードリラーGの公式ファンブックのインタビューページにて

絶対アニメ化してほしい」とコメントしている。

関連イラスト

ドリラーシリーズ地底と宇宙と。

主な関連作品,ゲスト登場作品

ホリ・タイゾウ(ディグダグ)が主人公のアーケードゲーム。ミスタードリラーの親作品的存在。

トビ・マスヨ(KISSY)が主人公のアーケードゲーム

ミスタードリラーと世界観を共有しているアーケードゲーム

ススムタイゾウがプレイヤーキャラとしてゲスト登場。

  • ディグダグ ディギングストライク

ゲームシステムはディグダグとディグダグⅡを合体させた感じとなっているが、

キャラクターや設定等はミスタードリラーのものが使われている。

再びタイゾウが主人公に返り咲いた。

ディグダグ、バラデュークとミスタードリラーの間の空白時間について触れられている作品。

ホリ・タイゾウトビ・マスヨが登場している。

なお、デザインや設定は原作から大幅に変更されている。

楽曲『すすめ!ドリラー』,『僕の地球 僕らの地球(僕の→地球 僕らの地球)』が収録されている。

また、ススムたちが踊り子として登場。

本シリーズの世界観を意識したドーム球場が存在する。

辞書に「ミスタードリラー【Mr.DRILLER】」が収録されている。

『ナムコの穴掘りアクションゲーム。』


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