概要
演者
古谷徹 | TVアニメ版〜OVA冥王ハーデス十二宮編まで、Ω、ゲーム(PS2版十二宮編、アルティメットコスモ) |
江森浩子 | TVアニメ版での幼少時代 |
森田成一 | OVA冥王ハーデス冥界編以降、パチンコ、パチスロ、ゲーム(PS2版冥王ハーデス十二宮編、聖闘士星矢戦記、ブレイブ・ソルジャーズ、Jスターズ |
石川界人 | LegendOfsanctuary |
中居正広 | SMAP版ミュージカル |
鎌苅健太 | 2011年版ミュージカル |
天馬星座の星矢(ペガサスのセイヤ)は『聖闘士星矢』の主人公。
天馬星座の青銅聖闘士で、不屈の闘志を持つ主人公気質の熱血少年。13歳。
幼少時は唯一の肉親である姉の星華(セイカ)と共に孤児院・星の子学園で暮していたが、聖闘士養成のためにグラード財団に引き渡される際に星華と生き別れとなり、聖衣を日本へ持ち帰れば姉に引き合わせると財団に約束され、聖闘士への道を選ぶ。7歳にして聖闘士の総本山であるギリシアの聖域に送られ、白銀聖闘士・鷲星座の魔鈴のもとで6年間に亘って過酷な修行を積む。同じく天馬星座の聖闘士候補生のカシオスを倒した末、聖域より天馬星座の聖衣を授けられ。
聖闘士となった後は、父を同じくした兄弟である紫龍・氷河・瞬・一輝ら青銅聖闘士と共に、現代のアテナである城戸沙織を守るために幾多の戦いに身を投じていく。
必殺技
- ペガサス流星拳
- ペガサス彗星拳
- ペガサスローリングクラッシュ
- 真・ペガサス流星拳(ゲーム版のみ)
- アトミックサンダーボルト(Ωのみ)
天馬星座の青銅聖衣
翼を持つ白馬ペガサスをモチーフとした白く輝く聖衣であり、階級は青銅聖衣。
ポセイドン編で黄金聖闘士の血液を用いて修復され「新生青銅聖衣」に、ハーデス十二宮編ではアテナの霊血を受けて「最終青銅聖衣」・ハーデスエリシオン編の最終決戦では「神聖衣」に進化している。
なおハーデス編直後を描いた劇場版天界編序奏では神聖衣から最終青銅聖衣に戻っており、同作と設定が共通する原作版の続編漫画ND冥王神話においても「まぼろしの形」であるゆえに役目を終えて最終青銅聖衣に戻ったことが示唆されている。
また、天界編序奏のラストにおいて独自の形態に進化している。この形態の登場はEDのワンシーンのみであるため正式名称や能力などの詳細は不明だが、同映画のパンフレットには神聖衣とは異なり人の力により起こされた奇跡によって発現したような旨が記載されていることから、ある種の分岐進化によるもう一つの究極の形態と捉えることもできる。
アニメ版の星矢
アニメ序盤では玩具展開の関係か、ヘッドギアがヘルメットのような形状となっているなど、聖衣のデザインが原作とは大きく異なっていた。
キャラも当時のアニメオリジナルエピソードにより変更があり、いつ学んだのかギターの腕前を披露している(もっともこの話の時期は特にアニメでの無茶設定や展開が多かったので、ある程度アニメのカオスっぷりが収まった後にはまったく触れられていない)。
さらに、幽霊聖闘士のガイストを容赦なく倒したことで、『女性とは戦えない』という公約を破ってしまい、賛否両論を招いたことも。
またアテナである沙織への感情のニュアンスが変わっており、特に山内重保監督担当の真紅の少年伝説や天界編ではその思いがかなり強調されている。また、彼の幼少時を過ごした「星の子学園」との関わりの描写も増えている。
声優交代騒動
劇場版天界編及びOVAを作成するにあたり、主要メンバーらの声の加齢による声の劣化が問題となっており、原作者の車田正美が主要メンバー五人のうち一部の声優の変更を希望した。
声質の変わらなかったとされる古谷は引き続き続投を望まれたが、旧主要メンバーが一人でも欠ければ星矢の演技ができない、とこれを拒否。
旧声優陣でもまだやれる、とPS2ゲームや天界編での熱演でアピールしたものの、車田の意向を覆すことはできず、最終的には五人全員の声優がOVAハーデス編の後半より変更されることとなった。その後紫龍初代キャストだった鈴置洋孝が2006年に死去し、主要メンバーの初代キャスト集結は不可能となった。
聖闘士星矢Ωにおいては古谷の「もう一度星矢役をやりたい」との強い意志もあり再登板したものの、青銅一軍の他4人のキャストは全員ハーデス編OVAとも異なる新キャスト起用となった。
天馬星座の聖闘士
原作のハーデス編終盤で、ハーデスが星矢の顔を見て「神話の時代に自分の肉体に傷を付けた天馬星座の聖闘士と酷似している」旨の台詞を発するシーンがあり、星矢の魂が過去世でハーデス陣営との戦いのキーパーソンだった者の転生であることが示唆されている。
派生作品でもこれらの設定を拾って強化する形の設定がされている。
- 前聖戦時代の天馬星座の聖闘士天馬は星矢と容姿・性格が似通っており、天馬が「覗き込んだ者の未来が映る」とされている杯座の聖衣を覗き込んだ際には、1990年時点で廃人状態になっている星矢の姿が映っており、天馬が星矢の前世であることがほのめかされている。
- 神殺しのペガサスの記事を参照。
「セインティア翔」における星矢
「銀河戦争」直前に、散歩をしていて姉の響子の形見のペンダントを落としてしまった翔子と邂逅し、同じ姉と離れてしまった立場から彼女を励ます。
「聖闘士星矢Ω」の星矢
『聖闘士星矢Ω』では、射手座の黄金聖闘士として登場。本作では希少な存在となる光の属性を持つ。「最強の聖闘士」として敵味方問わず一目も二目も置かれる。性格は理性的で大人の男としての態度を貫き、完全復帰後はアテナ軍最高指揮官の重責を担う。「反骨の悪童」だった過去とは決別しているかに見せているが常に最前線に身を置くなど進んで先陣を切る性格は変わっていない。同作の主人公である光牙の幼少の危機を救うが、その際に敵マルスを負傷させたものの自身は闇に飲まれて行った。紫龍、瞬らと同様に魔障に体を蝕まれており、聖域でアリアを奪取した光牙たちを救った後、マルスによって完全に捕らわれる。マルスからは万一、光牙が闇の小宇宙に囚われた場合の保険として闇の神アプスの力が及ばぬ場所に封印されていた。「十二宮編」の終盤において、砕け散ったアリアの杖が星矢を閉じ込めた牢獄を打ち砕いたことで復活。魔障に蝕まれた体でアプスの化身と化した光牙と戦い正気を取り戻させた後、アプスの闇に飛び込む光牙に射手座の黄金聖衣を託した。その後、光牙が救出した沙織と共に火星から脱出する。「新生聖衣編」では完全復活し、現世に転生した女神パラスを沙織の命で殺害せんとするが、その純真な姿にためらい断念。星矢の迷いがパラサイトたちとの戦いを招く結果となる。パラス軍との本格的な戦争が始まり本拠地への攻撃の際には白銀聖闘士などを連れ前線指揮官的な役割を担う。「Ω覚醒編」では黄金聖闘士最古参として沙織の警護を担うハービンジャー、フドウ、貴鬼、インテグラのリーダー役を務め、彼らの戦いを指揮。また実力No1でありながら雑兵たちの露払い役を進んで買って出ている。最終盤、因縁となったタイタンとの戦いでは秘めていた本音を暴露し、「最高の聖闘士」としてではなく「沙織への愛」の為に戦うと告白する。結果的に星矢の言葉が愛の女神パラスとアテナが和解する契機となる。昴がサターンとして覚醒すると、小宇宙を奪い尽くされた沙織をハービンジャーに委ね、沙織の血で覚醒した射手座の聖衣を纏い、光牙ら「Ωの戦士」を率いてサターン城に乗り込む。身を削りながら隠し持った「神殺しの短剣」でサターンを倒そうとするもすんでのところで防がれ、光牙らに後事を託して戦線を離脱。沙織の命令で孤軍奮闘する光牙のため残された小宇宙を託す。戦いの後、沙織と共に旅立つ光牙を見送った。
LegendofSanctuaryの星矢
以下ネタバレに付き注意
本作では年齢が16歳になっている。幼少時に沙織と邂逅していたらしい描写があり、そのせいか沙織を守ろうとする意志が他メンバーより強いところが見受けられる。
三枚目っぷりも増しているが諦めない性格は原作同様。尺の都合で詳細は描かれなかったものの、幼少時より青銅一軍メンバーの精神的支柱であったことを匂わせる描写がある。
外部出演
Jスターズビクトリーバーサスにも出演。
「ペガサス彗星拳」の突進スピードが全キャラで五指に入るほど速く、多段ヒット。
オーラがなくなるまできちんとガードしないと頭から落ちる車田吹っ飛びになり、長時間ダウンしている所を追撃される。
CPUで相手にすると視界の外から突然飛んでくるので敵に回すと厄介な技。
それ以外にも、チーム内の最後のダウンになると即ダウン判定にならず、体力が0から微回復して立ち回れるようになる。…これも敵に回していると非常に面倒臭い。
戦闘前の掛け合いではシスコンの面が強く、ケンシロウ・ネウロ・ボーボボの掛け合いで姉が出てくる。
それ以外だとルフィに変形する聖衣に興味を持たれたり。
Jアドベンチャーではエースと共に先行しがちなルフィのツッコミ役。
関連タグ
星矢(pixivではこのタグが使われることが多いようだ。)