「第三次大戦だ。」
概要
第一次はヨーロッパが中心、第二次はアジア太平洋地域とヨーロッパが主な戦場となった。
第二次大戦後、米・ソが世界覇権を賭けて対立する冷戦状態となったが、第二次世界大戦末期に登場した核兵器により地球人類の絶滅につながると恐れられ、これが逆に米ソが世界を二分し正面からの衝突を避ける要因となった(核抑止)。
1961年、キューバでのミサイル配備を巡って米ソ間で緊張状態になるキューバ危機が起こり、米ソ正面衝突の危機が浮上する。ソ連のミサイル撤去合意で事態は最悪の展開を免れたが、この時は最悪の事態である第三次大戦勃発を世界中が恐れた。また、この冷戦を第三次大戦と見る解釈もある。
1991年のソ連崩壊により、アメリカに伍する軍事力を持つ大国が事実上消滅したため、現在は大陸間全面戦争の可能性は低くなったとされている。
ただ、核保有国であるインドとパキスタンの間の緊張が続いているほか、中東方面は紛争やテロリストの暗躍が絶えず、これらが世界大戦の原因になるとも言われている。また、東アジア方面では中国の海洋進出、日本の敗戦責任を否認する右派の主流化により緊張が高まっている。
アインシュタイン博士は第三次大戦について「第三次大戦がどんな戦い方かはわからない。だが、第四次世界大戦はわかる。それは棍棒と石による戦いだ(I know not with what weapons World War III will be fought, but World War IV will be fought with sticks and stones.)」と述べている。
これは第三次大戦ではどういうものか具体的には分からないが、恐らくそれまでの文明を破壊しかねない超兵器の応酬となり文明が滅び、結果原始レベルまで文明レベルが衰退してしまうという予測であるとされる。
他にも文明滅亡とまではいかなくても、超兵器があまりにも危険すぎるために超兵器やそれに通じる技術の全てを放棄、或いは封印した結果原始的な戦い方になるとも言われている。
「第三次世界大戦」を扱うフィクション作品
- 『とある魔術の禁書目録』
- 『ターミネーター』
- 『未来少年コナン』
- 『サイボーグ009』
- 『Call of Duty:Modern Warfare 3』
- 『Steins;Gate』
- 『AKIRA』
- 『北斗の拳』
- 『OZ』
- 『ガングリフォン』
- 『攻殻機動隊』
- 『マジンサーガ』
- 『マクロスシリーズ』
- 『狂四郎2030』
- 『銀河英雄伝説』
- 『未来警察ウラシマン』
- 『1984年』
- 『夏への扉』
- 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
- 『Vフォー・ヴェンデッタ』
- 『リベリオン』
- 『マッキーの冒険』
など多数