殿といっしょとは、月刊コミックフラッパーにて連載中の漫画である。著者は大羽快。
概要
単行本は5巻まで発売中で、OVA化もされた。
他の戦国武将モノの例に漏れず、各々のキャラは濃い目の味付けをされている事と、
他が割と「戦」を中心に描いているのに対し、ギャグマンガということもあってかこの作品はあまりそういうことを重視していないため、ややマイナーな武将も割と出てくるのが特徴。
時系列は割とバラバラ(例えば、武田信玄は1巻では出家後の武田信玄なのに、それ以降の単行本ではほとんどその前の『武田晴信』として登場している)
だがゆっくりと進んでいる節もあり、例えば1巻では足利義栄が14代将軍だったが、5巻では15代将軍足利義昭が信長に不満を抱いているシーンがあり、
また最新5巻ではついに関ヶ原の戦いという単語も出始めた。
登場人物
伊達政宗
眼帯マニア。
お抱えの眼帯職人に度々眼帯を作らせているが、扇風機がついていたりフライパンが付いていたりそもそも上の絵のようにチチに付けたり通話出来たりなど、いろいろぶっ飛んでいる。
単行本1巻の表紙4コマに出ており、また、月ごとの最初の4コマはほぼこの人がらみと、実質この漫画の主人公みたいなポジションにいる。
織田信長
一人だけセリフと吹き出しのフォントが違う、常に白目の放火魔。
こいつと決定的に違うのは、放火の対象に部下が含まれている事。城内には髪の毛がチリチリの人が多いとか。
山本勘介
武田家おかかえのやや田舎臭い軍師。カー○おじさんに似ている気がする。
とてもとても有能とは言い難く当初は成り行きで武田晴信に雇われていたが、なんだかんだでいまだに彼の側近として働いている。
なお、この漫画では一般的な「勘助」表記ではなく、登場時から一貫して「勘介」表記にされている。
北条氏康
無敵の小田原城を信頼するあまり、自らの衣装をキャストオフしてしまった裸族。
普段はいちおう腰布一枚付けているが、食事の際はそれを前掛けにしてしまう。
どうやら見せる快感にも目覚めてしまったらしく、特に下は履かないと作中で宣言してしまった。
また、彼の血は息子に受け継がれており、そちらは後ろ半分だけ脱いでいる(?)という有様。正面戦士。
上杉景勝
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
直江兼続
「『皆様ごきげんよう、私が上杉家次期党首の景勝です。
私は口下手で意思のやりとりがしにくく、殿としての資質にかけてはおりますが、常に側近の与六が的確な代弁をしてくれています。
表情も人とはかなり違うようで周りには迷惑をかけてばかりですが、与六は的確に読みとってくれるので不自由はしていません。』
…と、殿は言っています。
申し遅れました、私は樋口与六、我が殿の側近です。
皆にはダメ出しが得意な人だと言われます。
フッ、彼らには愛の行いというものがわからないのでしょう。」
浅井長政
常にオドオドしている小心者。新年のあいさつでさえ噛みまくり、父親に対する口答えも当人の前ではできないなどなど散々。
体もガッリガリで、腕立て伏せ数回で大けがをしてしまう程の虚弱体質。
当初はお市すら(なぜかクマ絡みで)怖がっていたが、実際に結婚してからの夫婦仲は良好な様子。
ひきこもりがちでもあり、織田信長を恐れるあまりロッカーのような木箱に隠れるのは当たり前、お市に言われたある言葉には相当ショックを受けたのか、一般家庭でもあるような小型サイズの金庫に閉じこもってしまった。
長宗我部元親
色白で大人しかった幼少時の異名『姫若子』のイメージを過大解釈した結果生まれた男の娘。
父親以外ほぼすべての家臣(男性)に、実の弟にすら萌えられており、半ばアイドルのような扱いを受けている。
CV能登麻美子。
朝倉義景
幼いころ朝倉宗滴に甘やかされすぎたせいで、何かに付けて寝ようとする武将。決断を先送りにする言動が目立つ。
一度寝れば火であぶろうが水をかけようが逆さづりにしようが決して起きず、
起きてる時でさえ、髪に火が付いたり顔に蜂の巣が落ちてきたりしても決して動じない、ある意味剛の者。
真田信之&小松殿
真田家のツッコミ役とその妻。
信之は、父と弟、更に時々乗っかる小松殿も含めた3人によく振り回されるため、非常に苦労している。
小松殿は豪腕で、夫は完全に尻に敷き、オヤジはあいさつ代わりに携帯している長刀で叩き、時の権力者の息子である徳川秀忠さえもブン殴って大人しくさせている。
だが、なんだかんだで夫婦仲はそれなりによいようで、信之は「お前だけは危険にさらしたくない」と言って父と弟に乗っからないよう諫め、小松殿も小松殿でそれを言われたシーンでは珍しく頬を染めている。
今川義元
生々しいブサイク(息子談)。海道一の関取。
島津義弘
島津四兄弟の次男。
長男はリーダー、三男はキザ、四男はマスコットという中、一人だけ特徴が薄い事をネタにされ続けている。ルイージ。
本人も気にしており、髪の毛を剃ってハゲようとしたり、女装したり、他の兄弟に進められた特徴を全部取り入れておかしなことになったりといろいろ迷走気味。
が、迷走のおかげか、4兄弟の中で一番出番が多い。気がする。
徳川秀忠&お江の方
徳川家二代将軍とその正室。
秀忠は我慢値5というぐらいで、父と比べるとあまり特徴が無い。
お江の方は登場人物の中では新しい方で、母の美貌と父の被害妄想癖を受け継いでおいしいことになっているキャラ。