概要
節足動物門・汎甲殻類・軟甲綱・十脚目(エビ目)に属する動物のうち、ヤドカリ下目とカニ下目を除いた分類群の総称。「蝦」「蛯」とも表記する。
英語圏では大きさによってLobster(イセエビ、ウミザリガニ類)Prawn(クルマエビ類など、中型のエビ)Shrimp(極めて小型のエビ)などと呼ばれている。
殆どの種類が食用として極めて重要で、日本料理では天ぷら、酢の物、刺身、寿司など様々なものに用いられる。ただし、痛風患者はプリン体が多く摂取を控えた方が無難である。
有名なものではクルマエビ(近似種>ブラックタイガー)、アマエビ、シバエビ、サクラエビ、エビ焼売やエビカツ(海老寄せフライ)といった加工食品に使われるバナメイエビが知られている。
またペットとしては、ヤマトヌマエビやビーシュリンプなどは水槽に放つとコケや食べ残しの餌などを掃除してくれるタンクメイトとして人気があるほか、アメリカザリガニの突然変異個体も観賞用として珍重される。