概要
全てはここから始まった ~空島編~
悪魔の実の能力の中でも屈指の実力を持つゴロゴロの実の能力者・エネル。彼は「神」を名乗り、スカイピアを支配していた。自らの野望を達成するために主人公のルフィと戦うこととなったエネルは、岩をも瞬時に蒸発させる自らの雷・「神の裁き」でルフィを一蹴する。しかしルフィには全然効いておらず、「うまくよけたようだな」と呟く。
エネルはルフィに直接近づいて放電するが、それでも全くルフィには通じない。ゴムゴムの実の能力によって完全な絶縁体となったルフィには電気が通じず、しかも白海(スカイピアのあるところ)にはゴムの木が存在しないため、エネルはゴムの存在を知らなかった。
その結果、こうなった。
1頁ぶち抜きで描かれたこの表情には焦燥、驚愕、絶望といったありとあらゆる感情が詰め込まれており、読者の腹筋と顎にも「神の裁き」が降りることとなった。
終わりは始まりにすぎなかった ~スリラーバーク編~
王下七武海の一角ゲッコー・モリアから影を取り戻すために、世界一巨大な海賊船「スリラーバーク」に乗り込む麦わらの一味。そこで一味を迎え撃つのが、モリアの部下であるペローナだった。ホロホロの実の能力者で、相手をネガティブにさせる能力の持ち主だったペローナは、一瞬でゾロ、サンジ、ウソップ、フランキーをヘナチョコにしてしまう。勝ち誇った笑みを浮かべるペローナだったが、なぜかウソップだけは立ち上がって戦闘を続ける。
どういうことだ、と驚きの色を隠せないペローナに対し、ウソップは高らかに叫ぶ。
「俺は元から、ネガティブだ!!!」
結果、エネルとほぼ同じ顔で目ん玉ひんむいて驚愕するペローナ。ウソップは残った三人に「ここはおれに任せろ、でもゾンビはちゃんと倒してってね」と告げ、再びペローナに挑みかかるのだった。
二度あることは三度あった ~魚人島編~
再開した麦わらの一味はサウザンドサニー号に乗り込み、魚人島へと向かう。突入時にバラバラになってしまい、ルフィはひょんなことから魚人島の王女・しらほし姫と出会う。海賊バンダー・デッケン9世の求婚から身を隠すために幽閉され、母親の墓参りにも行けないことを知ったルフィは、しらほし姫をペットの大鮫の口の中に隠して外に連れ出す。
さて、デッケンを追い払って無事王妃の墓に着いたルフィは、旧知の魚人ジンベエに出会う。そのジンベエがルフィとあいさつした後、何気なくしらほしにも声をかけた時にようやくその事態の大変さに気が付き、この顔になるのだった。
いつまでやる気なんだ ~ドレスローザ編~
さて、みなさんお待たせしました。モンキー・D・ルフィの登場です。
王下七武会の一角ドンキホーテ・ドフラミンゴの治める王国・ドレスローザにやってきた麦わらの一味は、班ごとに分かれて活動することとなる。途中で亡き兄の形見であるメラメラの実がコロシアムの優勝賞品にされていることを知ったルフィは、変装してメラメラの実奪取のためにコロシアムに飛び入り参加する。
Cブロックで強敵たちを破り決勝戦にたどり着いたルフィは、Bブロックのベラミーとバルトロメオに出会い、コロシアムから外に出るための道を聞こうとする。そこに突然謎の男が現れ、ルフィたちに話しかけようとする。バルトロメオは「なんだお前、このお方を誰と心得る!? この方はポートガス・D・エースの弟で、将来の海賊王であらせられる…」と突っかかるが、男は「そんなことは昔から知っていたさ」と返す。
その顔を見たルフィは、1頁ぶち抜きでエネル顔を晒し、その後も「生きているとは思わなかったんだ」と泣きじゃくる。
さて、場面は変わって「オモチャの家」。ドンキホーテ海賊団の特別幹部・シュガーを気絶させれば国中のオモチャが人間に戻ると知ったウソップ、ロビン、フランキーの三人は、怒りの雷兵、小人(トンタッタ)と共にシュガーを気絶させようと目論む。ウソップはシュガーに激辛のグレープを食わせ、暗殺…もとい気絶を狙うが、あえなく失敗して逆に捕えられてしまう。ロビンやトンタッタ達もおもちゃにトランスフォームされた。
ウソップを捕まえたシュガーは激辛のグレープを食わせる。あまりの辛さに某芸能人顔負けのものすごいリアクション顔したウソランドの顔にシュガーが予想外のエネル顔で驚き気を失った。
復活したシュガーはルフィとローの前に現れ、玩具にトランスフォームさせようとするが、覇気に目覚めた(らしい)ウソップがカン十郎の作った作品を弾にして狙撃し、トラウマになったリアクション顔の人形を見てまたエネル顔で気絶した。
余談だがこれらのうち計3回がウソップの仕業によるもので最多である(次点は計2回のルフィ)。
受け継がれるエネル顔
レジェンドの意志級にエネル顔は受け継がれていく・・・。
「受け継がれる意志」
「時代のうねり」
「人の夢」
「エネル顔」
それらは止めることが出来ないものだ!
人々が新たなリアクションを求める限り、それらは決してとどまる事はない!