ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集内容:冒頭を修正、派生作品修正

「ヘドロだ、こいつらはヘドロを作らないのだ!」

CV/西崎章治槐柳二(正義の系譜)

概要

仮面ライダー』第85話「ヘドロ怪人 恐怖の殺人スモッグ」に登場。

ギャングを素体に田子ノ浦の汚染濃度3000PPMのヘドロの中で生息していたウツボウミガメの能力を植え付けて誕生した合成怪人

上司であるブラック将軍に対してタメ口で話しかけるなど凶暴かつ獰猛な性格で、内に蓄積されたヘドロから生成される『殺人スモッグ』を使い東京都民を皆殺しにする『東京全滅作戦』の実行を使命とする。鳴き声は「ファー、ウァー」

能力

頭部を分離させて独自にを攻撃できるほか、を引っ込めて体当たり攻撃を行うことができる。

また、体内に蓄積されたヘドロを使って『殺人スモッグ』という名の毒ガスを作り出す能力を持っており、これを吸い込んだ者は一瞬のうちに白骨化してしまうという恐るべきものである。

ただし当初はゲルショッカー公害のデータが蓄積されていなかった為、『殺人スモッグ』の効果が現れず、全くの無害であった為に『殺人スモッグ』を完成させる材料となる汚染濃度3000PPMのヘドロを作る為に本郷猛の親友にして公害研究所で働いている岡崎を攫いマインドコントロールし協力させた事でやっと完成にこぎつけた。

活動歴

ゲルショッカーの新怪人・ウツボガメスは『殺人スモッグ』を完成させるために公害研究所に潜入し、本郷猛の友人・岡崎を拉致

彼に汚染度3000ppmのヘドロをわざわざ制作させ『殺人スモッグ』を完成。能力テストを白百合団地で行い住人たちを皆殺しにする

その後、『東京全滅作戦』の障害となる本郷猛=仮面ライダー新1号の抹殺の為にマインドコントロールを施した岡崎を利用して罠に掛けるが最終的には失敗し、頭部を『ライダーパンチ』で破壊されたため最後の足掻きで体当たり攻撃を行うが、最後は『ライダーキック』を受け爆死した。

その後、最終回にてヒルカメレオンの手により蘇生されるが、最終決戦には姿を見せる事はなかった。

派生作品

PS2専用ソフト『仮面ライダー正義の系譜』において邪眼の手により復活。

1988年の時代において『人間溶解ガス』散布による人類抹殺計画を推し進めるブラック将軍の元へと向かう南光太郎=仮面ライダーBLACKの前に立ち塞がり対決するが、倒された。

すがやみつるによる漫画版では2個体が登場。どちらもほぼモブである。

まず「イソギンジャガーの巻」では手足がすべて首になっているという非常にグロテスクな姿で描かれている。サソリトカゲスワシガマキリらと共に基地におびき寄せられた1号ライダーを強力な毒液と頑丈な甲羅で苦しめるも、その無敵の矛と盾を利用されて始末される。

続いて「怪奇ネコヤモリの巻」においてはTV版とほぼ同一のデザインで登場。日本生化学学会に集まった各国の科学者たちを拉致するために会場を襲撃するが、駆け付けた1号のライダーパンチでバラバラに打ち砕かれてしまった。

仮面ライダーSPIRITS』では再生怪人として登場。京都に侵攻してきたSPIRITS第十分隊を迎撃しようとするがウェイ・ペイを刎ね飛ばされる。それでも首だけでウェイ・ペイに襲い掛かり、上空からアルベール狙撃を受けてなお殺人スモッグを吐くという執念深さを見せつけた。

余談

この回は公害について取り上げた回の一つでもあるが、脚本の段階ではウツボガメスを倒した後に本郷が公害について語るというシーンがあった。

原作者の石ノ森章太郎氏は「仮面ライダー」のテーマを「文明社会と自然の対立」としており、漫画版でも公害に関する言及が何度も行われている。

本郷猛「お前たち『ショッカー』の野望を打ち砕き 人類の平和を守るため 大自然が遣わした正義の使者 『仮面ライダー』」

(第1話『怪奇くも男』より)

関連記事

編集内容:冒頭を修正、派生作品修正