ウルトラキー
うるとらきー
概要
ウルトラキーはその名の通り巨大な鍵の形をした道具で、ウルトラの星の運航を司っている。その莫大なエネルギーは兵器として使えば天体すら破壊可能な代物であり、ウルトラの父はかつて運航の邪魔となる惑星「デモス星」(円盤生物とは関係ない)をウルトラキーの先端から放つビームで跡形もなく消してしまったことがある。
『ウルトラマンレオ』ではアストラに化けたババルウ星人が盗み出し、ウルトラの星の軌道をコントロールして地球にぶつけようとした(どうやって地球の120倍の直径を持つウルトラの星が光速を突破したのか突っ込んではいけない)。ウルトラマンキングによって一旦は破壊されるが、ババルウ星人が倒された後にウルトラマンレオとアストラにより元に戻され、ウルトラの星は地球との衝突を免れた。
漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では、ウルトラの星の三大秘宝とされ、使用者によって何倍にもエネルギーを上乗せできる設定になっている。
メフィラス大魔王とウルトラセブンが究極魔神シーダに対してぶっ放した時には時空が歪み、ブラック指令に洗脳されたウルトラセブン21が使用した際には「太陽すらも破壊できる」とされ、超闘士ウルトラマンがその光線を受け止めた際には命すら危うい状態となった。
『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』ではカオスロイドSが盗み出し、武器として使用。あろうことか敵を惑星ごと葬り去る非情の必殺技として使ってしまった。
『ウルトラマンSTORY0』におけるウルトラキー
本作はウルトラシリーズとはパラレルに当たる作品であり、ウルトラキーの概念も異なる。
本作においてはウルトラキーとはウルトラ戦士の魂のことであり、それを材料に結合させることで巨大な鍵の姿をした兵器が生み出された。ババルウはウルトラ族を滅ぼし宇宙を征服するために次々にウルトラ戦士たちを次々倒してウルトラキーを盗み出し、ウルトラ六兄弟を圧倒、ゾフィーまでも殺害してしまう。
しかし、全宇宙の平和を望む生きとし生ける者の光を受けて復活した(どこかで見たような設定である)ゾフィーによりババルウは滅ぼされ、ウルトラキーの材料にされたウルトラ戦士たちの魂は天へと昇って行った。
作中ではババルウが拠点としていた惑星をウルトラキーの力で無理矢理超光速で動かし、ウルトラの星にぶつけようとする(結局惑星が耐え切れず破砕しその破片が隕石としてウルトラの星抜降り注いだ)シーンもあり、『レオ』を忠実にオマージュしている。まあ、当の本人は整合性のためとはいえ「俺には何もできない」と言って佇んでいるだけだったが。