KADO : The Right Answer
概要
2017年4月放送予定のオリジナルCGテレビアニメ。制作会社は東映アニメーション。
2015年11月2日に東映アニメーション第2四半期決算プレゼン資料で、オリジナルCGアニメーションプロジェクトとして発表された。東映アニメとしてはテレビシリーズ初のセル調フル3DCGキャラ表現に試みた企画で、映像内では2D表現も併用している。
総監督は村田和也。脚本は野崎まど。キャラデザは有坂あこ。音楽は岩代太郎。
奥橋陸氏による作画のコミカライズが「月刊モーニング・ツー」にて連載され、WEBコミックぜにょんでは公式外伝漫画『正解するカド 青い春とレールガン』が連載されている。
Amazonプライム・ビデオから物語の前日譚となる第0話が独占配信された。
物語
外務省の交渉官・真道幸路朗を乗せた旅客機が羽田空港から離陸する直前、突如空港上空に謎の立方体が出現。急速に巨大化した物体は旅客機を飲み込んでしまった。
空港滑走路に鎮座したままの謎の巨大立方物体に日本政府は対策に乗り出し奔走するが、物体から真道とともに謎の銀髪の人物が姿を現した。
物体の中で真道はヤハクィザシュニナと名乗る人物と遭遇。巨大立方体を「カド」と呼ぶ彼は人類との接触・交信を望んでおり、真道は彼と人類側との仲介役を引き受けた。
真道からヤハクィザシュニナの主張が外の人々に伝えられ、この事態に政府も交渉役に国際交渉官・徭沙羅花を代表として現場に送り込む。
果たして、ヤハクィザシュニナはどこから来た何者で、何が目的か。人類にとって敵か、味方か。
人類は「正解」を出せるのか。
世界の命運は一人の交渉官(ネゴシエーター)に委ねられた。
登場人物
浅野修平(cv.赤羽根健治) 警察庁国家公安委員会、真道の大学同期
夏目律(cv.伊藤静) 国家安全保障局情報班、真道の大学同期
由利縞子(cv.白石涼子) キャビンアテンダント
アメリカ代表国連大使(CV.魚建)
ロシア代表国連大使(CV.青山穣)
中国代表国連大使(CV.伊丸岡篤)
用語
- カド
羽田空港に出現した2km四方の立方体。表面は幾何学模様が常に動き続け、様々な接触や干渉、反応も寄せ付けず、徹甲弾すら跳ね返し、品輪博士は隔絶という意味で「フレゴニクス」と名付けた。異方からやってきたヤハクィザシュニナの所有物で、異方と人類が住む宇宙との境界体であり、双方の宇宙を繋ぐ処理機能をもった変換機構という。
- ノヴォ
ヤハクィザシュニナがやってきたというところで、人類が生きる宇宙の外であると説明し、「異方」と翻訳された。また、人々はヤハクィザシュニナのことをこれに由来して「異方存在」とも呼んでいる。
- ユノクル
ヤハクィザシュニナが日本を選んで現れた理由について解説した基準で、この地球上で適切に当てはまる表現はないが、51%で近い表現として「心」を選んだ。真道は日本語で言うところの共感や共有に近い表現と解釈し、日本はユノクルが安定しているらしい。
- ワム
ヤハクィザシュニナが地球にもたらしたオーバーテクノロジーで、異方から電力を無尽蔵に取り出せる2対の球体状の装置。御船博士は2対がプラスマイナスの両極を成し、回路に合わせて電圧を調整することを発見。さらに品輪博士はワムの完全な原理の解明だけでなく、製法までも導き出した。このワムを巡って国連は日本の保有を危険視し、ワムを国連の管理下にするために日本に提出を求め、制裁措置までちらつかせ圧力をかけたが、日本政府は品輪博士による全世界にワム製法を公表したために、意味をなくしてしまう。
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第0話 | ニノヴォ |
第1話 | ヤハクィザシュニナ |
第2話 | ノヴォ |
第3話 | ワム |
第4話 | ロトワ |
第5話 | ナノカ |
主題歌
- オープニングテーマ
「旅詩(たびうた)」
歌:M・A・O
- エンディングテーマ
「永遠のこたえ」
歌:HARUCA
関連動画
外部リンク
関連タグ
2017年春アニメ 東映アニメーション 3DCG SF ファーストコンタクト フラクタル