ネーミングはスーパー戦隊シリーズ第29作目、魔法戦隊マジレンジャーからと思われる。
というか"Magi"の読み方が英語式かラテン式かの違いでぶっちゃけ全く同じ名前だ。
概要
魔法少女まどか☆マギカに登場する魔法少女がそれぞれ色違いの5人であるため、スーパー戦隊シリーズを連想させるファンが多いようでクロスオーバーネタがそこそこ存在する。
しかし、本編で五人全員揃ったシーンが描かれたことは一度も無く、誰かが常に欠けている(ただし一部のメディアミックス除く)。
片や仮面ライダーマギカが一部の平成ライダーに見られる鬱展開などを重ねているとすれば、こちらは「5人揃って共闘する」といったファンの抱いている願望を体現させようとして生み出されているのかもしれない。
もっとも「戦隊」も殉職者が出たり、やるせないエピソードもあったりで決して「希望的なストーリー」ばかりではない。
ちなみに「まどか」と同時期に放送していた戦隊シリーズはゴセイジャー終盤からゴーカイジャー序盤までだ。
色について
公式的に、5人の魔法少女それぞれのイメージカラーは
・まどか「桃」
・ほむら「紫」
・マミ 「黄」
・さやか「青」
・杏子 「赤」
だが、本家戦隊シリーズで各戦士のカラーが一致するシリーズは存在しない(一応宇宙戦隊キュウレンジャーとは一致しているがこちらには他のカラーの戦士もいるためノーカウント)。
そもそも、歴代スーパー戦隊で紫色の戦士が登場するのは獣拳戦隊ゲキレンジャー、獣電戦隊キョウリュウジャー、宇宙戦隊キュウレンジャーの3作のみ(Vシネマ版のみ登場するものを含めれば烈車戦隊トッキュウジャー、動物戦隊ジュウオウジャーも該当する)。
ただし、ほむらを「黒」と見なせば、赤・青・黄・黒・桃色の配色のスーパー戦隊は比較的メジャーであり、レギュラー戦士だけでも9作品が該当する。実はシリーズ全体で見ても2番目に多い配色パターン。
因みに最もオリジナルに近い配色にするには、ほむらが抜けて緑髪のお嬢様が入る(実に16作品が該当)こととなる。
また、追加戦士を入れようとすると銀色の戦士が多い(6作が該当)ので、銀髪のバイオリン少年が入ることになる。
なお、黒も緑も桃もいるパターンとしては恐竜戦隊ジュウレンジャー、超力戦隊オーレンジャーが該当する。また、星獣戦隊ギンガマンは黒が別枠とはいえ追加戦士として入っている。
また、第41作は赤・青・黄・桃・黒・緑・銀が全部いる。そして、追加戦士では紫も控えている。
声優の特撮出演
鹿目まどか役の悠木碧は星獣戦隊ギンガマン(少女役)と百獣戦隊ガオレンジャーに出演していたことがあったりする(当時の芸名は八武崎碧)
また、第8話に登場したモブ役ショウさんの声優飛田展男は天装戦隊ゴセイジャーにおいてブレドラン(声)役に出演していた。
美樹さやか役の喜多村英梨は宇宙戦隊キュウレンジャーでマーダッコ役で出演している。まどマギのメインキャストで戦隊シリーズのレギュラー格を演じるのはこれが初めてである。
新劇場版にて
叛逆の物語において、本編冒頭部分で敵であるナイトメアが出現したとき、5人が一堂に集って変身し「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」と名乗って決めポーズを見せているシーンがあった。
ただし、その戦闘シーン及び必殺技発動シーンはスーパー戦隊というより、限りなく一時間後の世界そのものにしか見えないが。
「ゴーカイジャー」と「まどか☆マギカ」の最終回について
海賊戦隊ゴーカイジャーにて登場した宇宙最大のお宝。
それは宇宙すら作り替えることが出来るものではあるが、代償として過去の34のスーパー戦隊を存在を犠牲にしなければならないものだった。
そこから自らを代償として宇宙を作り替えたまどかを連想させたファンも少なくないかもしれない。
しかし、まどかが契約したことでワルプルギスの夜を含む全ての魔女を消し去ったのに対し、ゴーカイジャーは一度は宇宙最大の宝の力で強大なザンギャックを消すことを考えるも、最終的には使用を拒否し自らと34のスーパー戦隊の力でザンギャックを打ち倒すという正反対の結末を迎えている。
ただし両者とも歴史や過去の人々の思いを肯定した結果の行動であり、また単純に比べられる状況でもないため、決してどちらが正しいという問題ではないだろう。
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