概要
5人の魔法少女が登場する本作であるが、設定上はキュゥべえと契約すれば誰でも魔法少女になることができる。
物語の展開によっては、志筑仁美がキュゥべえと契約する可能性もありえた。
そんな"if"の姿が一部ファンによって描かれている。
ちなみに、既出の魔法少女は"下の名前"のような読みの苗字を持つ。
志筑仁美もこの条件に合致しているため、序盤に「魔法少女になるのでは?」という憶測があった。
この点については、初期の設定の名残であることが虚淵玄と小池一夫の対談で明かされている。
全キャラクターをこの法則で命名する予定だったが、仁美でネタ切れになったとのこと。
外観
本編に登場していないため様々だが、既出の魔法少女と同様、彼女の髪の色である緑を基調にしたデザインが主流である。
衣装の形態はさまざまだが、やはり「お嬢様」というイメージからか、優雅さを前面に押し出したものが多いようだ。
武器
武器は既出の魔法少女から想像するのが難しい。
契約時の願いや本人の性格とはあまり関係の無い武器を使っていることが多いからである。
したがって、実際にありそうなものから完全にギャグのものまで、思い思いの武器を持たされているが、最近は他の魔法少女が持たない武器だからか大鎌やハンマー等、大ぶりな武器を持たされていることが多い。
(斧の魔法少女はその後、『魔法少女かずみ☆マギカ』にて椎名レミが登場した。)
第4話での描写から、腹パンと"2種類の洗剤"が半ば冗談で武器にされることもある。
魔女体
魔法少女は、いつかはソウルジェムが濁りきって、魔女になってしまう。
したがって「魔法少女・仁美」がいるなら仁美の魔女体も存在し得るが、そこまで描かれているものはない。
本編では、第10話にて仁美にそっくりな使い魔・Klarissaが登場する。
「恋敵」である美樹さやかの魔女体・Oktavia_von_Seckendorffの創り出した使い魔だが、仁美との関連性は不明。
叛逆の物語では、後述の彼女の悩みが、魔女とは別の存在として現れた。
実際に仁美は契約するのか
本編の時間軸
本編では、キュゥべえは仁美に対して姿を見せておらず、念話も彼女には届けていない。
従って、キュゥべえは仁美を魔法少女にする気はないらしい。
仁美は第8話で「上条恭介と恋人になる」という当面の願いは自力で叶えており、キュゥべえが狙っている「希望と絶望の落差から生まれるエネルギー」は相対的に低い。
だが第4話で魔女の口づけを受けている事から分る様に、実はかなり気が弱い。そこを他のインキュベーターに突かれ、契約した可能性も考えられる。これなら第4話で気の弱さを露見した彼女が第7話、第8話であの様な行動ができた事に対して説明がつく。
また、第11話でもさやかの死に対して大きなショックを受けており、ここもキュゥべえ達の付け入る隙になっている。
別の時間軸
本作はいわゆるループものであるため、繰り返す時間軸の中で仁美が契約し、更には魔女になった世界線もあったと思われる。
『魔法少女おりこ☆マギカ』では、さやかが未契約であるため恭介の腕が治っていない。そのため、さやかの代わりに仁美が契約する可能性もあった。
但し、この世界線ではマミや杏子が魔女化の秘密を知っている為、契約を知ったら彼女達が止めに来るはずである。
また、仁美自身が他の世界線より更に気が弱い為、契約をためらう可能性が高い。
二次創作では、第7話終了~第9話の時系列でさやかの事情を知ってしまった場合を想定したものがいくつか描かれている。
劇場版
本編の時点で、「恭介との恋の障害が原因で契約」と言う可能性は指摘されており、叛逆の物語では予告編の時点で仁美と恭介の波乱が示唆されていた。そのため、新編で仁美の魔法少女姿が描かれるのではという予想が立ったことがある。
名門の出身で校内でもアイドル的存在である仁美と、恋人より音楽を優先してしまう性格である恭介との恋は不安要素が非常に多い。
この事態を打破する為に仁美が契約する事が十分考えられるが、契約したら最後、その時点で恭介との恋は終わる事になる。
実際のところ、仁美のもとにキュゥべえが現れることはなかった。
しかし、バイオリンのレッスンで恭介とはなかなかスケジュールが合わず、どうせ会えないなら日曜などなくなってしまえばいい、という仁美の感情がナイトメアを生み出してしまう。
関連タグ
二次創作
ありがとう☆キュゥべえ 【改訂版】魔法少女さやか☆マギカ まどTAS
その他
魔法少女○○☆マギカ
仁美以外にも、他の登場人物が魔法少女になった姿を想像した絵は存在する。
サブキャラクターの少ない本作だが、その中では上条恭介や鹿目詢子などが、よくターゲットにされるようだ。
おいおいどっちも少女じゃないでしょ、と思うかもしれないが、第8話のキュゥべえの台詞によれば、「魔法少女」という呼称は魔女へ成長する途中の存在のメタファーとして使っているだけなので、対象が少女である必要はない。思春期の少女なら効率がよいというだけである(やろうと思えば男性や成人女性にも念話を行うことは可能なのかもしれないが、スピンオフギャグマンガ『巴マミの平凡な日常』では成人したマミ(未だにソウルジェムが本体であり肉体は傀儡のままらしい)と会話できず筆談で意思疎通している)。
なお、鹿目詢子に関しては、鳥かごの魔女が詢子の魔女体であるという説もかつて存在していた。
ソーシャルゲーム『マギアレコード』では現役大学生の魔法少女が登場し、‘年齢ネタ’に関しては彼女にシフトしている。