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夏のおそ松さん

さまーのおそまつさん

夏と書いてサマーと読む、アニメ「おそ松さん」第2期第5話のサブタイトル。第2期最初の短編集回。 クリスマスおそ松さんの対になるような話がちらほらある。

主な内容

第二期初の短編集回。テレ東の本放送日は2017年10月31日(30日深夜)という季節外れの回。

意外なキャラのその後が分かる回でもある。

タイトルあらすじ
「セミ」アバン。六匹のセミが鳴き声で告白を邪魔する話。
「十四松体操」十四松がラジオ体操をする話。
「じょーず」ジョーズと思いきや?
「暑いざんす」イヤミチビ太が涼しさを求めてデカパンの研究所に行くが……。
「流刑」女の子と海に来たトド松が5人の兄に捕まる話。
「流刑(2)」女の子と無人島に来たトド松だが……。
「流刑(3)」海へ行かず陸に留まるトド松だが……。
「花火」みんなで打ち上げ花火を見物する話。
「サマー仮面」夏の気分を盛り上げる謎の男、サマー仮面
「夏のトト子」海辺の人々を笑顔で襲撃するトト子
「今年こそは」海辺でナンパをしそうでしない六つ子の話。
(イヤミ音頭)特別エンディング。「おそ松くん音頭」のセルフパロディ。

セミ

とある高校の夏の日のこと。

校庭にある一本の木の下で、一人の高校球児と女子生徒が向かい合っていた。

自分を甲子園に連れて行って欲しい。と言う女子に対して、高校球児は愛の告白をしようとする。

そこにどこかの長男に似たセミが現れ、告白の邪魔をするようにうるさく鳴き始める。

やがてセミの声は次男に似た奴が合流した事でうるささを増していき、そこに更にに似たセミも集まってくる。

やがてセミのうるささに告白を邪魔された女子は、泣きながらその場を去って行った。

そんな二人を見て、六匹のセミはオシッコを残して飛び去って行くのだった。

女子の名前は「アサオカ ナナミ」(CV.大坪由佳)。球児はタックン(CV.佐々木拓真)こと「ウエバヤシ タツオ」。どこかで見たような青春の一場面。

十四松体操

夏休みが始まり、十四松はかつてのサンタを待ち侘びる時のように目を輝かせてラジオ体操に参加する。

十四松が体操を始めると、腕を一振りする度に強力な風圧が起こり、周囲に風をまきおこす。

やがてラジオ体操に盛り上がった十四松は、そのまま強力な回転を見せ始め、竜巻を起こす。

こうして、十四松以の人たちが吹き飛ばされた公園で、十四松はラジオ体操カードにハンコを押しながら、残り39日まで出席する事を宣言する。

じょーず

サメ注意の看板が立つ海。どこかのスクール松で見た様なピンク髪のヤンキーと、どこかのじょし松さんで見たようなガングロギャルが海水浴を楽しんでいる。そのカップルに近づく怪しげなハタが一本。

ハタはゆっくりと二人に近づき、その下に隠れていたハタ坊が現れ、脅かす様に言う。

「じょー!……ず」

カップルが唖然としてハタ坊を眺めて居ると、そのままハタ坊は巨大なサメに食べられてしまう。

暑いざんす

その日、イヤミチビ太は、暑すぎる夏の暑さにやられて、ダウンしていた。

そんな中、チビ太はデカパン博士に何か便利な道具をもらおうと、デカパンのラボを訪ねる。

しかし、デカパンのラボのクーラーは壊れてしまっており、涼む事は出来なかった。

あまりの落胆から家の中で暴れ回るチビ太とイヤミを見て、仕方なくデカパンは、究極のVRとして、に直接繋ぐLR機器を急遽開発する。

究極のVR体験によって、暑さを涼しさに感じる様になった二人であったが、その所為で、ラボが火事になり建物中が炎に包まれてもわからない。

炎の中に取り残されながら、イヤミとチビ太は涼しいと言い続ける。

流刑

トド松は、ある夏の日、兄たちを差し置いて女子(知人のアイダとサチコ)と海に行っていた。

自撮り棒を伸ばす女子に挟まれて、ポーズを決めていたところで、五人の悪魔に攫われて、イカダに乗せられて流刑にされる。

おそ松「はい流刑」

一松「はい流刑……」

流刑(2)

次に、悪魔の監視をかいくぐり、無人島に女子二人を連れ出すことに成功したトッティは、周囲を注意深く観察して悪魔たちがいない事を確かめると、無人島にはしゃぐ女子に混ざろうとする。

そこに一瞬の早業で海の中からトッティを拉致する十四松。

再びイカダに乗せられて流刑にされるトッティ……。

十四松「はい流刑!」

チョロ松「はい流刑」

カラ松「一人で和歌でも詠んでるんだな」

流刑(3)

兄たちのその言葉と共に、五人の悪魔たちと共に海に流されたトッティは、さすがに打ちのめされ、二度と海には近づかない事を決意して、自分に話しかけてきた女子と連絡先を交換する。

その時、何気なく腰掛けた椅子が後ろに倒れて。そのまま滑り台を通じてイカダに乗せられ、海に流される。

その姿を五人の悪魔たちは、何も言わずに見送るのだった。

お・カ・チ・一・十「……………」

花火

年に一度の花火大会当日。

松野家一行を始め、チビ太やイヤミ、トト子ちゃん一家など、町中の人々が花火の打ち上げを待つ。

そんな中、デカパンとダヨーンによって打ち上げられた花火は、デカパンとダヨーンの顔の花火だった。

延々とデカパンとダヨーンの顔花火ばかりを打ち上げる花火大会に嫌気がさし、聖澤庄之助以外の人々は足早に帰っていく。

それでも尚、デカパンとダヨーンは延々と花火を打ち上げ続ける。

サマー仮面

かつて、クリスマスの時にカップルでしか無かった女は、今では彼女は妊娠し、立派な夫婦になって夏の散歩を楽しんでいた。

そんな二人の前に現れたのは、サマー仮面

サマー仮面は、驚く新婚夫婦にナイスサマーを宣言すると、その場を立ち去っていく。

その後も、夏の風物詩を楽しむ様々な人々にサマーを宣言していくサマー仮面。

彼は、毎年夏になると「町中のサマーを探し求めさらなるサマーを注入しみんながよりサマーを楽しんでる様を見ながらサマー様様な限られた日を楽しむそんな俺様ー!」な人間だった。

そんな彼がやって来たのは、松野家。

だらけきった5人の六つ子達を見たサマー仮面は、あまりにもサマーを感じない面々に落胆の色を隠せない。

そんな中、サマーサマーうるさいサマー仮面に、六つ子達は露骨に反感するが、サマー仮面はチン(ぴー音)に対してサマーフラッシュを使い夏の素晴らしさを教え、キング・オブ・サマーの賞賛の声と共に、立ち去っていく。

夏のトト子

夏の浜辺に来たトト子は、海に居るカップルに、無差別な攻撃を加えていく。

今年こそは

今年こそは彼女を作ろうと、六つ子達は意気込んで夏の海へとやって来たのだが、やっていることはカラ松からサングラスを借りて、夏の砂浜で遊ぶ女の子たちの水着姿を眺めるばかり。

チョロ松「や~便利だなサングラスって。こうして堂々と女性の乳房や臀部を凝視しているのに、誰からも責められないよ~」

おそ松「よし!じゃあ誰か声かけてみよう!」

チョロ松「……や~便利だなサングラスって。こうして堂々と女性の乳房や臀部を凝視しているのに、誰からも責められないよ~」

トド松「ちょっと待って!さっきから無限ループしてない!?口だけで全然前に進んでないんだけど!」

このままでは何の意味もないと、おそ松が長男の威厳を見せるべく最初にナンパに挑戦するが、行き交う水着美女を前に結局声をかけることができずに弟たちの下に帰って来る。

おそ松「いやー。凄いわ。みんな、プリっプリしてる。もうね、プリっプリしてんの」

チョロ松「エビ見てきたの!?プリプリうるせーんだけど!」

そういうチョロ松はナンパに行けるのかと反論されて、案の定自意識がライジングした理屈をこねて、結局ナンパに行こうとせずに、十四松に空の彼方に投げ飛ばされる。

チョロ松「もう大人なんだからそういう未来の無い恋愛をしても意味が無いと思うんだ」

十四松「よいしょ~!!」

そんな兄弟たちを見て、夏の男カラ松が動き出す。

カラ松「このカラ松がビーチ中のカラ松ガールズたちを一網打尽にしてやろう!」

そう言って立ち上がったカラ松を無反応に眺めるほかの兄弟たち。

そして、結局ナンパに行かずに座り込むカラ松。

そんな中、一松が唐突にナンパに出ると言う。

一松の普段の生活を知る他の六つ子は、無理して付き合う必要は無いと心配する声を掛けるが、その心配そうな言葉を聞いて一松は不意にキレる。

一松「うるさい!なんで俺だけそう言う扱い!気ィ使ってんの!?余計腹立つ!俺だって行くときは行くよ!」

トド松「……ゴメン」

おそ松「そんな怒んなよ」

そういって謝る兄弟たちを尻目に、キレた一松は結局ナンパに行かずに座り込む。

『行かないんかい』

そもそも夏の海に来れただけでも満足している一松が、これ以上にナンパまでできるわけが無かった。

そうして、四男までが失敗した夏のビーチで何の前触れもなく十四松が動き出した。

おそ松「十四松!お前行くの!?マジ!?」

トド松「確かに、僕達の中でも唯一彼女的な存在を作ったダークホース!」

一松「その手腕を今みせるのか……!」

カラ松「新しい恋を求めて遂に動き出すのか!十四ま~つ!」

しかし十四松は熱くなった股間を冷やしに海に入っただけだった。

カラ松「勃ってるだけだったか、十四マーツ……!」

難破が全滅した兄たちを見て、末弟のトド松はとっておきの作戦を使ってナンパに挑むために、兄たちを集めて作戦会議を行う。

トド松「こんな風に一人一人チャレンジしても、ニートDTに勝算なんて無いんだよ!全員で行くの!六つ子押し!それが僕達の唯一の武器だから!」

こうして、トッティの作戦に乗って売り子の如くに夏のビーチで六つ子であることを押して歩き回る松野兄弟だったが、夏のビーチを楽しむパリピのリア充に絡まれ、その圧倒的なリア充の空気に呑まれて、ナンパはおろかまともに話すこともできない。

結局、リア充たちに頼まれて全員でシェーのポーズを取って記念撮影されるだけで、六つ子の夏は終わったのだった。

余談

  • 第1期の「クリスマスおそ松さん」とは対になる話が多く、話の季節も真逆であれば、話の内容や対応するキャラクターや、その後の行動も対照的な動きが多い。
    • 例としては、ハタ坊はクリスマスには美女をはべらせて豪華客船を動かしていたが、夏では一人海に潜ってカップルを脅かして居る。
    • もっとも「花火」ではハタ坊の周りにクリスマス回の美女達がいる。なお橋本にゃーは別の場所に、婚約相手(1期24話)らしき男性といる。
    • トト子は、クリスマスにはF6を引き連れていたが、夏では一人でカップルを襲撃していた。
    • また、クリスマスでは一松がブラックサンタに扮していたのに対して、夏ではカラ松(?)がサマー仮面に扮していた。
  • 他にも対照的といえば、同じ5話でも1期の5話とはカラ松の扱いが対照的である。全体的に出番が多い上に、兄弟から称えられたり感謝されたりする等扱いが良い。夏は彼が輝く季節のようだ。
  • 「今年こそは」でトド松がちらっと触れた十四松の彼女的な人とは「恋する十四松」の彼女
  • イヤミ音頭はおそ松くん音頭の他にも、パタリロ!クックロビン音頭じゃりン子チエのEDのパロディが含まれている。 解説動画
  • 「十四松体操」でが飛んでいるのは1996年に公開された竜巻を題材にしたアメリカの映画「ツイスター」のパロディである。
  • 次回予告の担当はイヤミ。

主なスタッフ

脚本 : 松原秀

作画監督 : 小倉典子、柳瀬譲二、神戸環

背景 : アニメ工房婆娑羅

絵コンテ : 長屋誠志郎

演出 : 井之川慎太郎

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