概要
担当声優
「ボールは友達」を信条とし、「サッカーの申し子」と呼ばれる。7月7日生まれ。家族構成は船員(船長)である父親と、専業主婦の母、15歳離れた弟の大地。
小学生で「オーバーヘッドキック」、中学生で「ドライブシュート」をマスターするなど、ずば抜けた身体能力とセンスを有していた。
元ブラジル代表のロベルト本郷の指導のもと、様々なポジションを経験し、世界に誇るトップ下として成長と遂げていくことになる。
日本代表ではA代表を除く各世代でキャプテンを務め、本編最強最高のエースストライカーである。
一見負け知らずに見えるが、無印の小学生編では日向小次郎率いる明和FCに一度負けており、修哲小や東邦学園相手に引き分けたこともある。
小学生時代から日本代表まで、相方は「黄金コンビ(ゴールデンコンビ)」と称される岬太郎。W杯優勝を誓い合った若林源三も永遠の盟友である。
続編「ワールドユース編」にて中沢早苗と結婚し、二児(疾風、大舞)の父親となる。
経歴
南葛小学校 - 南葛SC(南葛市選抜チーム)- 南葛中学校 - 浜名クラブ(社会人実業団チーム)- 新生全日本 - サンパウロFC(アニメでは、J:サンパスFC、平成版:ブランコス)- FCバルセロナ(アニメではカタルーニャ)- バルセロナBチーム - FCバルセロナ
ジュニアユース編終了後にブラジルに渡り「ワールドユース編」で既にサンパウロFCの中心選手として活躍。ブラジルリーグ優勝を果たした。日本代表としてキャプテンをつとめワールドユース優勝に導く。「ROAD TO 2002」以降はFCバルセロナで大活躍し、最新作「ライジングサン」では日本代表キャプテンとしてオリンピックでの金メダル獲得を目指す。
大空翼無双物語
「キャプテン翼」とは大空翼というチート主人公の無双物語である。
無印当時はそうではなかった。翼は強力なライバルたちとの激闘に倒れ、傷つき、成長するという「努力・友情・勝利(少年ジャンプのスローガン)」を体現する熱いヒーローだった。続編「ワールドユース編」時点でもまだ、自身も怪我に苦しんだり、事故で代表を離れた岬太郎を最後に頼る描写なども見られた。
しかし黄金世代の中で一人だけ既婚となってFCバルセロナに移籍した「ROAD TO 2002」より大空翼無双物語が加速。強敵の技を見ただけですぐに自分の技にしてしまう、所謂「制限時間のないパーフェクトコピー」能力を自由自在に発揮。バルサの一員として大活躍し11人抜きゴールまで達成。怪我もスランプもなく、嫁にも子宝にも恵まれながら、あっという間に世界一のトッププレイヤーになってしまった。
このように、作者が極端な無双描写を続けた結果、実情として「もう世界のどこにも翼にはライバルがいない」状態になってしまっている。
これではどんなに活躍しても読者の共感を得るのは難しく、25周年記念の公式人気投票企画でも日本選手全体の5位に沈んでいる。
永遠のサッカー小僧
…とは言うものの「キャプテン翼」の顔として現在も世界中で高い人気を誇り、バルサ入団時にはレアル・マドリードのオーナーが「何故、レアルにツバサを入団させなかったのか?」と公式声明を発表した。翼の1点の曇りもないサッカー人生はやはり、サクセスストーリーを求める実在のサッカー関係者にとっては夢なのだろう。
ブラジルで開催されたリオオリンピックの閉会式で流れた東京オリンピックのプロモーション映像にも、岬とツインシュートを放つ姿で登場している。
「W杯?なにそれ?おいしいの?」状態だった1981年当時に、
「夢はワールドカップ優勝!」と小学生にして豪語した、とてつもなく大きな夢を抱き続ける人物である。その巨大な夢は海を越え世界にも伝播し、国籍を問わず、現在活躍する多数のプロサッカー選手が、少年時代に翼のようなサッカー人生を夢見ていたと語っている。
余談
小学生時代の翼は若林などにチビと呼ばれている描写が有るが、2018年アニメ第1話でプロフィールが出たときは145cmと表示されており意外と高い。