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基礎データ

ずかんNo.No.009
ぶんるいこうらポケモン
タイプみず
たかさ1.6m
おもさ101.1kg
とくせいメガランチャー

概要

こうらポケモン・カメックスメガシンカした姿。

元のカメックスとさほど大きな変化は無い。

特徴的だった2門の背部キャノン砲は巨大化して1門に統一され、代わりに両腕に1門ずつキャノン砲が付く姿になり合計3門となっている(ついでに腕部のキャノン砲にも甲羅が付いている)。

なのだが、何故かハイドロポンプを口から放出する(キャノンモーション自体はある)。

また、なぜか顎が若干とがっている。

なお、XY特別編「最強メガシンカ」で登場したメガカメックスはちゃんとキャノン砲を使っている。

ゲームでの性能

・種族値

HABCDS合計
カメックス79831008510578530
メガカメックス7910312013511578630
メガシンカ前比較±0+20+20+50+10±0+100

能力は特攻が大きく伸び、攻撃・防御・特防もこれに追従する形で上昇する。

耐久面寄りに変化したメガフシギバナとは種族値の伸びが真逆である。

なお、カントー御三家のメガシンカの共通点として素早さは一切変化しない

とは言えども、カメックスは先制技を覚えるのである程度のフォローは効くだろう。

それでも素早さ種族値は78で激戦区に届かない(上にフシギバナよりも遅い)のは難点。

特性は「メガランチャー」に変化する。

第5世代までカメックスはみずのはどう以外の波動技を習得できなかったが、XYからはわざマシンであくのはどう、タマゴ技としてはどうだんりゅうのはどうを習得できるようになった。

但しみずのはどうの威力は補正込みで90と、ハイドロポンプに劣ってしまうでそこは安定性を取るか威力を取るかで選ぶと良いだろう。

みずのはどうには一応混乱の追加効果はあるが、確率は20%と低いのであまり当てにならず(しかも第7世代では混乱の自称率が低下)おまけ程度に考えた方が良い。

他のメガシンカと比べると突出した点が少なく堅実にまとまりすぎているため、いささか地味であることは否めない。

また、みずタイプのポケモンは非常に層が厚く、メガシンカポケモンに限定せずとも優秀な比較対象が多いのも難点と言える。

しかしながら、メガランチャーによって威力を底上げされたはどうだんとあくのはどう+こおり技orりゅうのはどうを撃ち分けられる点と、元のカメックスよりもさらに高い耐久力を両立している点、これらによる対面性能の高さは評価に値すると言っても良いだろう。

特に技威力の底上げは言うなればサブウェポンをメインウェポンのように扱えると言い換えても良く、超火力こそ出せないものの、弱点さえつければ確実に致命打を与えられる。

また、その独特の技範囲からサザンドラ&ギルガルドクレセリア&ヒードランといった厄介な補完関係に対して1体のみで対策を講じられる、といった強みもある。

しかし、やはりエースとしてのポテンシャルはメガギャラドス等にどうしても劣ってしまうので、構築の穴埋めとしての採用が主な形となってしまうだろう。

当然、メガ枠の取り合いという問題も発生するため、しっかりとメガカメックスのメリットを考え抜いた上での採用が望ましい。

ちなみに同じメガランチャー持ちであるブロスターはこちらよりもさらに範囲の広い波動技を使える反面、素早さや耐久力が1回りほど違うので相互互換といったところ。

戦術の変化するダブルにおいては、トップメタでねこだましもあるメガガルーラやお手軽全体攻撃を所有するメガリザードンY(しかもカメックスはメガリザYに弱い)が多く、立場が厳しい。

一応ねこだましやしおふきがあるが、メガカメックスは欲しい技が多く中々組めないのが実情である。器用貧乏さが完全に仇となっている。

なお、トリプルバトルでは話が別である。

手持ち全てを出さなければならない都合上メガシンカ枠は必ず1体に絞らなければならない

(他のルールだと全て出す必要は無い為、動きにくくはなるが複数のメガシンカを採用できる)

そしてメガカメックスの豊富なはどう技は端から端まで攻撃できると言う特徴があるのが大きい。

これによって遊撃手としての役割が担える為、こちらでの採用率は高め。

しおふきやだくりゅう等の全体攻撃も習得させ中央で戦わせる事も可能ではあるが、1匹のポケモンにメインアタッカーと遊撃の両方を任せるのは荷が重いか。

ただトリプルバトルはとにかく人気の無い対戦ルールなのでやはり地味。

最大の欠点は特性を最大限に活かすとなるとフェアリータイプ、特にみずのはどうまで半減にしてしまうエルフーンマリルリが非常に重たくなる事。

もっともマリルリが重いのは大半のみずタイプが抱えている悩みであり(あのパルキアでさえでんき技が無いとマリルリ相手に手も足も出ない)、無理に対策しようとすると本来の強みを失いかねないので、素直に他のポケモンに任せるのが吉だろう。

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