シケーダファンガイア
いぼきょうだいのげんきをうれうけしょうだい
「御自分の立場を自覚なさって下さい。貴女の本来のお仕事は裏切り者の抹殺。人間の絵のモデルなど、何の意味があるのです?」
CV/三戸崇史
概要
『仮面ライダーキバ』第27話「80's・怒れるライジングブルー」、第28話「リクエスト・時を変える戦い」に登場するインセクトクラスに属するアブラゼミを彷彿とさせるファンガイア。
その為、偶然か、あるいは狙った結果なのか、その顔は2度に渡り地球侵略を企ててロボットを送り込んだ某宇宙人そっくりな顔をしている。
真名は音也が言っていた“ミンミンファンガイア”…ではなく、『異母兄の衒奇を憂う化粧台』。
高所からのトリッキーな攻撃を得意としており、クイーンの本来の使命である“裏切り者の抹殺”を遂行するように促す役目を担うムースファンガイアやシルクモスファンガイアと並ぶ高位の位に立つ存在で、その立場上クイーンである真夜には極めて従順に尽くすが、人間に対しては卑劣極まりない行為に及び、それ故に当時真夜の興味を引いていた芸術家の棚橋を“邪魔な存在”として抹殺しようと目論んでいた。
活躍
真夜の目を盗んでそれを実行しようと行動を起こした際に音也に見つかってしまい彼の変身するイクサと交戦。
劣勢に陥った為、棚橋を人質にしてその場を凌ごうとするも臆することなく放たれた『ブロウクン・ファング』を受け絶命した。
しかしこの時の怪人の死の際に起きた爆発に巻き込まれ画家としての人生が終わってしまった棚橋は音也の行為が“自身を狙って攻撃して来た”と勘違いしたことも手伝い、後に警察の内部で強い権力を持つことになり(努力だけでそこまでたどり着いた執念も凄いが)、その立場を使って(職権乱用?)『素晴らしき青空の会』を壊滅させようとする暴挙を引き起こす事態を招くことになってしまう。
その為、次狼は音也との約束を護る為に歴史改変を試み、名護啓介をキャッスルドラン内部に設置された“時の扉”を使って過去へと送り込み、彼が棚橋に怪我をさせないようにイクサに飛びかかった事で歴史が改変された影響で撤退(その後の動向は不明だが、おそらく彼の行動は真夜に知られ棚橋の抹殺は決行されなかったと思われる)。
その後、22年間の間の動向は不明だが、歴史が変わった事で本来存在していない筈の22年間生き延びて現代にも出現しクラブファンガイアと共に暴れ回る。
そして歴史改変の後始末の為に戦いを挑んできた名護と交戦。
過去に行き音也や真夜と出会った影響で“遊び心”というものを学び変わった名護が初めてライジングイクサの力を使った時の経験を活かして見事にその力を使いこなし、最後は『ファイナルライジングブラスト』でガラス体に変質させられた後に必殺技の反動を利用して放たれた飛び蹴りを受け粉々に砕け散り絶命した。
しかし彼が現代まで生き延びたという歴史改変により、別の悪い事態が引き起こされてしまうことになる。
再生個体
後にマンティスファンガイアの手によりシャークファンガイアやムースファンガイアと共に魂亡き傀儡として復活している。
一度はキバのファイナルザンバット斬でムースファンガイア共々両断されて砕け散ったが、再び蘇生させられ、またも同じ末路をたどる。