※以下、ONE氏原作版におけるネタバレが含まれます。ご注意下さい。
概要
『ワンパンマン』に登場する組織「ヒーロー協会」の中で最高の戦力とされている17人のヒーローのこと。
ヒーロー協会は基本的にA級・B級・C級の三段階にヒーローをランク付けしているが、S級はいわば規格外の"特別枠"であり、埋もれたる逸材の救済も一つの目的として設置された。
「基準」は、それぞれが軍の一個師団に匹敵する戦力を持つとされている。協会から選抜された最初のメンバーがそうであったように、災害レベル鬼の怪人を単独で撃破できるかがS級入りの基準の一つとなっている。
プロヒーローを志す者は多いが、一般的に彼らの指す「ヒーロー」とはA級であり、S級は「狂っている」人外として認識されている。
その強さ故に、｢死を覚悟する｣ほどの戦いの経験と「恐怖」に縁のないメンバーが多い。
メンバー
順位はONE氏の原作版109話時点。
1位：ブラスト
自由意志でヒーロー活動を行い、協会ですら動かせない謎のヒーロー。ヒーローネーム以外は一切明らかにされておらず、現在もその動向は不明。詳細は個別記事を参照。（リンク先ネタバレ注意）
2位：戦慄のタツマキ
強力な超能力者。B級1位の地獄のフブキの実の姉。
1位のブラストがほとんど姿を見せないため、事実上彼女が協会の最高戦力とされる。
3位：シルバーファング（バング）
老練の武術家。兄のボンブと並び武術界の大御所と呼ばれている。一番弟子のガロウをはじめ多くの門下生がいたが、今はチャランコ一人となっている。
4位：アトミック侍（カミカゼ）
その名の通り剣術を用いて戦う男。A級上位のヒーロー3人を弟子に持つ。必殺技は一瞬で無数の斬撃を浴びせ敵をコマ切れにする"アトミック斬"。
5位：童帝
10歳の若さでS級ヒーローになった天才少年。常に飴などから糖分を摂取している。ランドセルに収納した無数の武器で戦い、協会のブレーンのような役割も務める。
6位：メタルナイト(ボフォイ)
高火力の兵器を搭載したロボットを操る謎の科学者。素顔は出っ歯の壮年男性。身勝手で不遜な言動が目立つが、協会本部ビルの建設など技術面での貢献度は大きい。
7位：キング
かつて災害レベル鬼や竜の怪人を幾度も撃退し、協会からの招待でS級入りした。敵と味方の双方から恐れられている"地上最強の男"。
8位：ゾンビマン
不死身の肉体を持ち、全身に致命傷を受けても数分で完治できる。単純な身体能力こそ他のS級に劣るが、この能力を最大限に生かした持久戦で怪人に競り勝つ。
9位：駆動騎士
モノアイの仮面と全身を包む黒いアーマーが特徴のヒーロー。サイボーグやロボットにも見えるが現時点では不明。
10位：豚神
常にお菓子やジャンクフードを食べている肥満体の巨漢。敵を丸飲みにしたり仲間を体内に収納したりと、きわめて特異な能力を持つ。
11位：超合金クロビカリ
激しい筋トレによって黒光りする鋼の肉体を手に入れた男。S級でも随一のパワータイプである。日頃から筋トレに没頭しすぎるあまり、S級に選抜される前はC級最下位だった。
12位：番犬マン
犬の着ぐるみをまとった無表情な男。Q市でのみヒーロー活動を行う。かつてレベル鬼の怪人を単独で撃破し、S級新設のキッカケを作ったヒーローの一人。
13位：閃光のフラッシュ
スピードに絶対の自信を持つ長髪の剣士。純粋な戦闘力はS級内でも上位レベル。似たような異名と同じ名前の技を使う音速のソニックとの関係は不明。
14位：鬼サイボーグ（ジェノス）
サイタマと共にヒーロー試験を受け、100点満点でS級入りした"超大型ルーキー"。全身にサイボーグ改造を施しており、掌に仕込んだ焼却砲が最大の武器。
15位：タンクトップマスター
A級からC級まで多数の舎弟（タンクトッパー）を抱えるパワータイプのヒーロー。抱える舎弟の一部はいささか言動に問題があるが、マスター自身はヒーロー精神を持った人格者である。
16位：金属バット（バッド）
外見は昭和のツッパリ風で、金属バットを用いた喧嘩スタイルで戦う。根は実直な正義漢。戦闘に関して優れた観察眼を持っている。協会がS級設置に踏み出すキッカケとなった一人。
17位：ぷりぷりプリズナー
普段は刑務所に身を置き、ヒーロー活動を行う時のみ脱獄する。"エンジェルスタイル"に変身すると全身の筋肉が膨張し、服が破れて全裸になる。
余談
S級ヒーローではないものの、S級相当の実力を持つと協会側に見なされているヒーローも少数ながら存在する。ただし、イアイアンやフェザー達がぷりずなー達の戦闘を見て隔たりを感じたり、S級のメンバー達を超人と評している事からも、S級とA級には実力の隔たりがあるのかもしれない。
また、非プロヒーローながらS級レベルの猛者もいる。
A級1位：イケメン仮面アマイマスク
実力は間違いなくS級相当と目されているが、「弱い」ヒーローをS級に昇格させまいとあえて今の順位に留まっている。人気芸能人という立場上、協会内でも強い影響力を持つ。
弱点はブサモン。
A級2～4位：アトミック侍の三弟子。
アマイマスクが原因で昇級できない最も顕著な例とされ、その実力はS級に匹敵すると言われている。
A級5～7位：5位の重戦車フンドシ、6位のブルーファイア、7位のテジナーマン(後に11位)。
いずれも、シッチによってS級にも引けを取らないとされている。
A級39位：ハゲマント
あまりの強さと、ランキングに無頓着な本人の姿勢からその実力は世間や協会にはほとんど認知されておらず、インチキとさえ言われている。
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