概要
2010年8月7日に公開された『仮面ライダーW』の劇場版作品。
2Dと3D同時公開であり、仮面ライダーシリーズ初の3D上映作品である。
同時上映は『天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー』。
TVシリーズ第44話と第45話の間の出来事が描かれており、「パラレルワールドの物語ではなく、本編のサイドストーリー」としての劇場版は「電王」以来。
また、『仮面ライダーOOO』の火野映司/仮面ライダーオーズが、本編の放映に先駆けて出演している。
劇場版ライダー作品とでも歴代屈指の傑作として、劇場版『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』と並び称される人気を誇り、また大道克己を演じた松岡充の唄うテーマ曲『W』も名曲(とりわけ悪(ダークヒーロー)の主題歌)として大きな支持を得ている。
物語
風都タワー建設30周年の記念を迎えた夏。
風都市民が次々とドーパントと化す怪奇事件が発生する。
事態の収拾に動き出した鳴海探偵事務所と照井竜の一同は、国際特務調査機関から訪れたというマリア・S・クランベリーと出会い、事の顛末を聞くことになる。
それは財団Xが開発を進めていた次世代型ガイアメモリT2ガイアメモリを輸送していたヘリコプターを、世界的に知られた不死身の傭兵集団「NEVER」に襲撃されて自爆し、強奪されかけたT2ガイアメモリが風都にばら撒かれて市民をドーパント化させている、というものだった。
調査を進める中で、マリアのフィリップへの柔らかな対応から「マリアがシュラウドで自分の母親なのでは?」という疑念を、フィリップは拭えなくなっていく。
そんな思いをよそに、NEVERのリーダー大道克己とT2ガイアメモリの力でドーパント化した隊員たちが風都へと侵攻を開始する。
仮面ライダーWへと変身し、克己の変身する仮面ライダーエターナルと戦う翔太郎とフィリップだったが、エターナルはWの持つ前世代型のT1ガイアメモリの力をことごとく撥ね退ける。
さらにエターナルは、マキシマムドライブによってT1ガイアメモリのパワー、何より翔太郎とフィリップの仮面ライダーWへの変身を封じ、二人を絶体絶命の危機へと追い詰めていく。
NEVERの目的とは、克己とマリアの正体とは、無敵のエターナルへの打開策は――?
今、風都の未来を賭けて、風都タワーで史上最大のライダーバトルが幕を開ける。
この事件、最後に吹く風(しんじつ)は何を語る――?
登場人物・怪人・ライダー
本作オリジナル、または本作が初登場のものを示す。
仮面ライダーダブルサイクロンジョーカーゴールドエクストリーム
関連タグ
劇場版限定フォーム→サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム
劇場版限定ライダー→仮面ライダーエターナル 仮面ライダージョーカー
運命のガイアメモリ(表記揺れ)