「フン・・・お前ではベルトの力を引き出せないようだな!」
概要
仮面ライダーファイズが最初に戦ったスマートブレイン配下のオルフェノクで、オコゼの能力を持つ。人間態は井沢博司という名前の若い青年で、躊躇いも無く人を殺す冷酷非情な性格。
手から長く伸ばした触手を相手に突き刺し、心臓を跡形も無く焼き尽くす。刺された相手は一定時間後に身体が灰化して崩れ死亡する。
ツーリング中の青年達に紛れ、九州から上京する園田真理に近づいてファイズギアを奪おうとした。仲間の青年達を殺害した後、何故か変身できない真理からギアを渡された乾巧が変身したファイズと戦う。
遊泳体となり空中から突進するも蹴りで吹っ飛ばされ、武器のトライデントを振り回し3発程打撃を与えるもトライデントを奪われてしまう。その後はファイズにフルボッコされ、最期はファイズのキック(クリムゾンスマッシュではない)を受けて青く炎上し、肉体が灰化して崩れ去り死亡した。後述する通り、形態変化をするのでオリジナルである事は間違いないのだが、クリムゾンスマッシュでもグランインパクトでもない、ただの蹴り一発で死亡していた事から、オリジナルの中では弱い方だったのかもしれない。
形態
オリジナルのオルフェノクであり、複数の形態に変化できるが、戦闘力は高くはなかった。
格闘態
基本形態。直径1mのコンクリートでも砕く威力のトライデントを武器に使用する。
瞬膜を動かして瞬きをする事があり、ファイズに蹴りを入れられた際には動揺していたのか瞬きをしていた。
遊泳態
下半身を魚の尾鰭に変化させた別形態で、時速180㎞で空中を飛行して移動できる。水中も移動できるかは不明。
漫画版仮面ライダー913では
TV版同様、第一話に登場。
人間体は老紳士で、知覚之公園に出現し、早速子供を始めとしてその場にいた人間を手当たり次第に使徒再生していた。(漫画なら規制が緩かったが故の描写といえる。)
西島の変身したカイザとの戦いでは、カイザショットとの打ち合いに乗じて撤退。健闘虚しく西島は変身後灰化してしまった。
どうやら流星塾のメンバーを追っていたらしく、車がパンクして移動できなくなっていた彼らの前に再び現れて、まゆが変身したカイザを圧倒、変身解除に追い込んでいる。
最後はオルフェノクに対して怒りを燃やす草加雅人が変身したカイザのカイザスラッシュで灰化する因果応報な末路を迎えた。
555第一話のようにオリジナルかどうかは不明だが、活躍だけ見ればカイザを2体相手している辺り、TV版より戦闘力が高い事が伺える。
余談
裏モチーフは超人バロム・1に登場したオコゼルゲ(第1話に登場する怪人という点も類似)、もしくは仮面ライダーXに登場した神話怪人・ネプチューン(トライデントを使っているので一番可能性が高い。)、ダークロボットであるアカオニオコゼではないかと言われている。
スーツは第20-21話に登場したスコーピオンオルフェノクに改造された。
関連タグ
ディスパイダー→ スティングフィッシュオルフェノク→バットアンデッド・ローカストアンデッド