「俺はダーク破壊部隊のアカオニオコゼ! なんか文句あるのか!」
CV:青森伸
概要
『人造人間キカイダー』第27話「バイオレットサザエの悪魔の恋」、第28話「赤子を泣かすアカオニオコゼ!」に登場する、ダーク破壊部隊所属のオニオコゼ型ダークロボット。
顔面の棘を発射する「オニオコゼ毒吹き矢」が必殺技。棘には腐食バクテリアが仕込まれており、一撃でキカイダーを行動不能にすることができる。岩に撃ち込んだ時は爆発していたため、使い分けできるのかもしれない。
アバンでは爆発する赤い液体を発射する映像があるが、本編中では使用しなかった。この技は「オコゼ水車」というらしい。「水車」の読み方は当時のカードでも「みずぐるま」「すいしゃ」で分かれている。
また、怒った時に頭のヒレを立てるという特徴を持つ(メイン画像の姿)。
バイオレットサザエに続いて、カイメングリーンとの連携作戦により荒木博士が残した良心回路の設計図を奪う事を使命としており、設計図を持っていると睨む博士の一人娘のタエ子を付け狙う。
作中では第27話で登場。岩と間違え腰かけた服部半平の前に現れ昏倒させた。バイオレットサザエが倒された後、山道で光明寺マサルに襲い掛かるところをジローに発見されたところで次回に続く。余談だがサイドカーにのって遠くへ走り去るという終わり方はいつも通りのため、まるでマサルを見捨てたように見えてしまうのは気にしてはいけない。
第28話ではマサルを助けに現れたジロー=キカイダーと戦い、「オニオコゼ毒吹き矢」を撃ち込み重症を与えるも、直後に受けたダブルチョップで左腕を切り落とされ「相打ちだなキカイダー! また来るぞえ~!」と言い残し退散した。
なおこの後、光明寺ミツコが弟のマサルよりも致命傷を受けたジローの修理を優先したことで(それに加えて半平の下衆な勘繰りによって)、姉弟の関係に大きな亀裂が生まれてしまう。
その後は荒木博士の一人娘のタエ子に襲い掛かるが、設計図は孫であるタエ子の赤子が持つお守り袋に隠されていることが明らかになった。ジローがプロフェッサー・ギルの悪魔の笛で苦しむ隙に赤子を奪おうとするも、タイトル通りにその泣き声で笛の音をかき消されたためにキカイダーに変身されてしまう。
直後にミツコの失言で設計図のありかが放浪中のマサルの元だと明らかになったため、カイメングリーンと協力してマサルを襲撃。止めに入った半平に玩具の銃で「ホールドアップ!」とされて思わず両手を挙げてしまう場面も。
追いかけてきたキカイダーと戦闘になるが、今度は必殺の毒吹き矢も難なく回避されてしまい、回転アタック、大車輪投げからの電磁エンドで破壊されてしまった。