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蝶屋敷の編集履歴

2020-05-14 02:09:01 バージョン

蝶屋敷

ちょうやしき

蝶屋敷とは、漫画『鬼滅の刃』に登場する施設。

概要

本来は蟲柱である胡蝶しのぶの私邸であり、しのぶの意向によりに与えられる邸宅を、負傷した隊士の治療所として開放している。

しのぶの前はしのぶの姉である花柱胡蝶カナエが所有していたが、彼女の死後、当時14歳のしのぶが跡を継いだ。

その名の通り、館の庭には常に沢山の蝶が舞っている。

またアニメ24話の次回予告によると裏山があり、敷地が広大であることが伺える。

庭には初代花柱が植えたとされる『必勝』と名付けられたがあることから、初代花柱の在位していた時期によっては建て替えなどがあったとしても大分長い歴史を持つ館となっている。

胡蝶姉妹花の呼吸を伝授した育手から継承した、カナエが花柱に就任したことからお館様が与えたなどの可能性が考えられる。

蝶屋敷


孤児院

現在のしのぶの継子である栗花落カナヲなどが、カナエとしのぶ姉妹に保護された経緯がある事から、鬼によって家族を失った者(主に女子)や事情があって行き場を失った少女の保護も行い居住させている。

館にはしのぶに似た蝶の髪飾りを着けた幼い少女や、実力不足で前線に立てなかった少女剣士が看護師として働いている。

しのぶは彼女たちを実の妹のように慈しんでおり、看護や薬学の知識を教えている。

また彼女たちの仕事は看護だけでなく、怪我を治療した剣士たちの機能回復訓練の為の教官も務める。


治療所

薬学、医学に秀で、血鬼術による状態異常を治癒できるまさに鬼殺隊専門医であるしのぶによって負傷した隊士の治療所として開放されている。

兄蜘蛛によって人面蜘蛛に変えられた隊員たちのことを考えれば通常の病院に搬送は出来ない、必要な薬が処方されないため蝶屋敷は鬼殺隊専用の病院、薬局である。

人面蜘蛛に変えられた隊員たちは泣きながらしのぶのもとに向かっていることから、多くの鬼殺隊員たちがしのぶに命を助けられてきたこと、しのぶなら何とかしてくれると信じていることが伺える。

治療中の者たちは薄緑色のパジャマのような恰好で過ごす。

ムシャムシャ


訓練所

治療のために長期療養をした結果、万全の状態でなくなった隊員たちに体力を戻すための機能回復訓練を施すなどアフターケアも充実している。

一.マッサージ
寝たきりで硬くなった体をほぐす。単なるマッサージかと思いきや、きよ、すみ、なほたち三人娘からキャメルクラッチ足4の字固めなどを掛けられる。
二.反射訓練
座卓に薬湯が入れられた複数の湯飲みが並べられ、二人一組でお互いに薬湯を掛け合う。湯呑を持ち上げる前に相手に湯呑を押さえつけられたら持ち上げられないというルールのもと行う。薬湯は匂いが酷いものの、風呂などに混ぜて使うと疲労回復に繋がる優れもの
三.全身訓練
端的に言えば鬼ごっこ。訓練担当者を捕まえたら勝利。

しかし、上記の内容をうら若き少女たちに行われるため、反射訓練、全身訓練でカナヲに敗北を続けた思春期の少年たちの繊細なハートをバッキバキに折れさせてしまう。

諦めず挑戦し続ける炭治郎にきよ、すみ、なほたち三人娘は全集中の呼吸“常中”について教え、かつてしのぶがカナヲに課していた訓練で通常より硬い特殊なひょうたんを吹いて破裂させて、徐々にそのサイズを大きくしていったことを知る(しかもカナヲが現在割れるのは三人娘と同じ身の丈のひょうたんである)。

炭治郎は師匠鱗滝左近次がかつて課した修行メニュー、刀の素振り、山下りの代わりに屋敷の庭をランニング、岩を使った筋力トレーニングなどを日中、全集中の呼吸をしながら行い、夜は座禅を静かな全集中の呼吸で行うこととした。

更に、三人娘たちに夜の就寝中に全集中の呼吸が止まっていた場合は布団叩きで叩くよう依頼し、少女たちは容赦なく実行した。

この甲斐あって炭治郎は標準サイズのひょうたんを破裂させることに成功し、善逸伊之助もやる気を取り戻して“常中”を会得しようとする。

この“常中”は「“柱”になるための入り口」とされているおり、しのぶはその事実を伏せて「基本的なこと」と言って伊之助をあおり、善逸をおだててまで三人に習得させたのは炭治郎が鬼舞辻無惨に狙われているために力を付ける必要があり、更に柱合会議で問題視された隊員の質の低下を改善するためである。

ひょうたん三姉妹


その他の役割

この他の用途として、鬼殺隊の隊士の一部には一種の前線基地として使用している者もいるようで、主人公の竈門炭治郎を始めとする同期三人衆(いわゆるかまぼこ隊)などは、任務が終わる度に一度この蝶屋敷に帰ってきては治療や次の任務に備えての稽古などを行っており、親を亡くした孤児たちである彼らにとって一時的とはいえ帰る場所となっている。

また‟隠(かくし)”と呼ばれる事後処理のための部隊も、この蝶屋敷の下働きとして働いている描写もある。


蝶屋敷の主要メンバー

栗花落カナヲ(CV:上田麗奈

カナヲ

しのぶの継子であり、継子の中で唯一の生き残り。

炭治郎の看護をしたり、機能回復訓練に付き合ったりもしているが、蝶屋敷のメンバーの中では純粋な戦闘能力によって高い地位を持つ稀有な人物。

隠に指示を出しており、隠の隊員からも様付けで呼ばれていることからも鬼殺隊内全体で見て高い地位にいると思われる。

下記の主要メンバーとは相当長い付き合いの様で、カナエが死亡した折には現在の師匠であるしのぶだけでなく、四人とも一緒に墓参りに行っていた。


神崎アオイ(CV:江原裕理

蝶屋敷の女の子

カナヲに次いで蝶屋敷の中心人物となっているメンバー。

元々は剣士として鬼殺隊に入隊したが、本人曰く「怖くて戦えなくなったため」蝶屋敷で働く。

元々剣士であったことから、重傷を負った剣士の機能回復訓練での初期の教官を務めるなどそれなりの技量を持っているようであるが、主に看護師として鬼殺隊の隊員を支えている。

カナヲが保護される以前から蝶屋敷で暮らしていたた。


寺内きよ(画像中央)(CV:山下七海

看護・訓練担当の三人娘その一。髪型は前髪を垂らしたおかっぱ。アニメでは帯の色が桃色。


中原すみ(画像左)(CV:真野あゆみ

看護・訓練担当の三人娘その二。髪型はおさげ。アニメでは帯の色が水色。


高田なほ(画像右)(CV:桑原由気

看護・訓練担当の三人娘その三。髪型は三つ編み。アニメでは帯の色が緑。

なほ・きよ・すみ 『蝶屋敷三人娘』


名もなき継子たち

しのぶの回想からカナヲ以外に少なくとも三人の継子の少女たちが存在していたが、いずれも殉職してしまった。

しのぶの姉、カナエの納骨のシーンに登場していないことからカナエの継子を引き継いだ可能性は低く(もしくは任務中で納骨に参加できなかったか)、カナエの亡くなった四年前から本編開始前までの間の四年間の間に亡くなったと思われる。


本編での登場

初登場は『蝶屋敷』編。

那田蜘蛛山でのをはじめとした蜘蛛鬼達との交戦後、炭治郎と禰󠄀豆子は柱合裁判にかけられる。

お館様の計らいもあって何とか生き残った炭治郎達はしのぶの提案によって蝶屋敷で戦いの傷を癒し、そして機能回復訓練を行うことになった。


ピクシブにおける蝶屋敷

ピクシブ内では蝶屋敷に所属するメンバーが多く登場する作品や、蝶屋敷内での出来事を描いた作品にこのタグがつけられる。

また二次創作などでは負傷や風邪、ご都合血鬼術の治療などのための入院先として作品の舞台となることが多い。


関連タグ

鬼滅の刃 鬼殺隊

鬼滅の刃のコンビ・グループタグ一覧


卯ノ花烈…実力者でありながら、後方支援を担当する女剣士。

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