「運命を変えたいなら神浜市に来て」
「この町で…魔法少女は救われるから」
概要
幸せのために何ができるのか迷い続ける魔法少女。
外を知らずに育ち、魔法少女としても初心者なので、周りに負けないように努力を続けている。
相手の良い面を見つけるのが上手で、人を嫌いになることがない。
灯花&ねむの幼馴染でいろはの妹。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 宝崎市 |
学校 | 里見メディカルセンターの院内学校→神浜市立大附属学校(※1) |
年齢/学年 | 11歳/小学5年生(※2) |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | あなたが持つ機能が欲しい |
固有魔法 | エネルギーの回収 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 石見舞菜香 |
舞台版配役 | 國分亜沙妃(※3) |
(※1):メインストーリー第1部第10章エピローグより転入。
(※2)期間限定イベント『常夜の国の叛乱者〜魔法少女たると☆マギカ〜』より。
(※3):舞台版『マギアレコード』での配役。
人物像
主人公環いろはの妹。生まれた時から何らかの病気を患っており、入退院を繰り返していた。姉がキュゥべえと契約した際に祈った「妹の病気を治す」という願いによって完治し、退院したのだが…。
物語開始当初は存在そのものが「なかったこと」になっており、周囲の人間の記憶から完全に姿を消してしまっている。そのため、作中では主にいろはの回想シーンなどで断片的に人物像が語られる。
里見メディカルセンターに入院している間は、同じ病院の院内学級に通っていた里見灯花や柊ねむと一緒に過ごすことが多く、些細なことでしょっちゅう喧嘩する2人を仲裁していた。
自宅では姉・いろはと同じ部屋を共有していたが、人々の間から存在が「なかったこと」になってからは部屋の半分が不自然に空いてしまっている。
いろはの回想シーンでは入院中のため病衣を着ていたが、オープニング映像や暁美ほむらの前に現れた時ういの幻影は魔法少女のような衣装を着ている。
メインストーリー第1部におけるキーキャラクターである。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×0 | ×1 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 21,658 | 6,729 | 7,048 |
★5 | Lv.100 | 27,303 | 8,479 | 8,887 |
コネクト「ひよっこでもいいですか?」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& ダメージカット無視 & 確率で呪い |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]& ダメージカット無視 & 必ず呪い |
マギア「ルーチェ・スペランツァー」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅵ]& MPダメージ(全)& 必ず呪い(敵全/1T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅷ]& MPダメージ(全)& 必ず呪い(敵全/1T)& MP回復(自) |
"Luce Speranza"で、「希望の光」の意。姉同様イタリア語の技名。
ドッペル「受難のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅹ]&MPダメージ(全)&必ず呪い(敵全/1T)&MP回復(自) |
専用メモリア「進路希望調査票」
たった1枚、A4サイズのわら半紙
行きたい学校や就きたい仕事が、小さくギュっと詰まってる
筆は進もうとしたけれど、すぐにブレーキがかかってしまった
書こうと思えば数分で終わるけど、人生は続いているから
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 環うい |
イラストレーター | mepo |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 501 | 0 | 432 |
Lv.20 | |||
Lv.40 | 1252 | 0 | 1080 |
スキル「トライアンファント」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | MP獲得量DOWN[Ⅷ]& MP獲得量UP[Ⅱ](自/3T) | 8T |
限界突破 | MP獲得量DOWN[Ⅸ](敵全/3T)& MP獲得量UP[Ⅲ](自/3T) | 7T |
活躍
メインストーリー第1部『幸福の魔女編』
プロローグ
- 鹿目まどか・巴マミと共に委員長の魔女と戦う暁美ほむらの前にういの幻影が姿を現し、意味深な言葉を告げる。なおこの時、ほむらが時間停止の魔法を使用していたにもかかわらず、ういの時間は停止していなかったため、ほむらを驚かせている。
第1章『はじまりのいろは』
- 環いろはの不思議な夢の中に現れる少女として登場。当初、いろはは彼女が何者であるのかわからなかったが、神浜市で"小さいキュゥべえ"に触れた際に彼女が自分の妹・ういであることを思い出す。
第2章『うわさの絶交ルール』
- 回想シーンにて登場。里見メディカルセンター入院生活を送る中で、里見灯花や柊ねむと仲が良かったこと、しょっちゅう喧嘩する2人を仲裁していたことなどが語られる。また、水波レナの調査によって、病院の入院履歴に彼女の記録だけが存在せず、名前や顔を知る者もいないことが判明する。
第3章『神浜うわさファイル』
- 入院中の灯花やねむとの会話で、「想像する小説家のねむちゃんと想像を叶える科学者の灯花ちゃん、ふたりがいればこの世界は何でもできる」と発言しており、いろはがうわさを調査し始めるきっかけとなる。
- また、神浜市水名区の水名神社に出現したマチビト馬のウワサの結界内で、ウワサが作りだした偽物が登場。しかし、この偽物は「運命を変えたいなら神浜市に来て」、「この町で魔法少女は救われるから」というプロローグでほむらに対して言ったものと同じ言葉を繰り返し語るのみで、いろははそれが偽物だと気づく。
第4章『ウワサの守り人』
第5章『ひとりぼっちの最果て』
第6章『真実を語る記憶』
- 灯花がマギウスの1人としていろはの前に姿を現す。しかし、灯花はいろはに対して「初めまして」と挨拶しただけでなく、ういのことも覚えていなかった。
第7章『楽園行き覚醒前夜』
- うい本人に関する言及はないが、彼女の入院していた里見メディカルセンターの所在地が新西区であることが判明する。
- また、ねむがマギウスの1人として姿を現すが、彼女もういのことを覚えていない模様。
第8章『偽りに彩られ神浜』
- いろはの記憶によって入院中の出来事が語られる。それによると、ウワサ作りに関わっていた模様であり、ウワサの見た目を絵に起こしていた(スケッチブックに絶交階段や名無し人工知能のウワサの絵が確認できる)。
第9章『サラウンド・フェントホープ』
以下、第1部の核心に迫るネタバレ注意。
第9章のラストで、マギウスの翼が孵化させようとしていた半魔女「エンブリオ・イブ(幸福な魔女)」が環ういであることが判明した。そして、続く第10章において、彼女の身に何が起こったのかがようやく判明する。
まだ入院していた頃、ねむ・灯花と共に魔女の結界に迷い込んでいたところを、魔法少女となった姉いろはに救われ、初めてキュゥべえと対面する。
その後、苦しんでいるいろはを助けたいと考えるういに対して、灯花がういとねむにある提案を持ちかける。
それは自分たち3人が契約して、キュゥべえが保有する機能を奪うことによって「自動浄化システム」を作り出すことだった。
「自動浄化システム」とは、灯花・ねむに溜まった穢れをういが「回収」の力で集め、次にその穢れを灯花が魔法少女が自在に使うことができる魔力に「変換」し、最後にそのエネルギーをねむが「具現」の力で実体化させ宇宙に送り出すというものだった。
2人はその提案に乗り、3人は予定通り契約してキュゥべえの機能を奪う。この時に機能を奪われ、インキュベーターのネットワークからも切り離されたキュゥべえの個体こそ、小さいキュゥべえの正体であった。
しかし、その望みを叶えた代償として、「回収」の力が暴走。灯花の「変換」・ねむの「具現」が間に合わないほど急速にういが穢れを溜め込み始める。魔女化しかけたういを救うために、灯花とねむは様子を見に来たアリナに協力を仰ぎ被膜を張ってもらうが、時すでに遅く、ういは魔女になってしまうだけの穢れを溜めてしまう。ういを救うためねむは「ストーリーの具現化」という形でういの魂を世界から切り離し、機能を奪われたキュゥべえの中にその魂を封印することにした。こうして、ういの魂は小さいキュゥべえに、肉体は半魔女(イブ)の核である宝石にそれぞれ封印されることになった。
しかし、ういを封印したことによって因果が途切れ、ういが世界にいなかったこととなり、それに合うように人々の記憶も改竄された。その結果、ねむと灯花は明後日の方向に暴走、マギウスが生まれるのであった。
結果的に、ういは多くの魔法少女の決死の行動によって、救出される。
そして、姉に付き添いワルプルギスの夜との戦いに参加、その能力で重要な役割を果たす。
エピローグで姉と一緒の学校に通いながら、みかづき荘で暮らすことになったことが明らかになった。
魔法少女ストーリー
環いろは
第1話に登場。姉・いろはとの思い出について語られている。
その他
第1弾PVから登場していたキャラクターであるが、配信開始当初は本作のシナリオに一部を除いてキャラクターの声が充てられていなかったため、ういの声は不明となっていた。しかし、2017年12月4日からメインストーリーのプロローグがフルボイス化されたため、ようやくういの声がお披露目となった。なお、担当声優の名前は2018年4月27日時点で非公開となっていたが、プレイアブル実装された事で判明した。
名前の由来は、姉の名前が「いろは」であることから「いろは歌」の一節「ういのおくやまけふこえて」からだとおもわれる。何の因果かいろは歌にはいろはと同じお姉ちゃんの杏子(けふこえて)の名前も入っている。
関連イラスト
姉のいろはと一緒に描かれることが多い→(いろうい)
もしくは病院組と一緒に描かれることが多い
関連動画
関連タグ
シープファンガイア:なんか髪型が似ている。
平沢憂:「うい」と名のつく妹繋がり。
第1部終了後の環うい(ネタバレ注意)
人物像
一歩引いた控えめなところと、仲間意識の強さから来る強固な意志が同居した、姉によく似た人間性の持ち主。
やや人見知りの気があるいろはとは違い、人を憎まない懐っこい性格だが、これはかつて街を破壊してしまった罪悪感による、極端な自己評価の低さに由来している可能性がある。
お姉ちゃんが信頼している人達だから、という理由でみかづき荘やその周辺の魔法少女たちを頼りにしている。
メインストーリー第1部終了後の複数の期間限定イベントにおいても、メインキャラクターのポジションとして登場しているが一部のイベントでは両親と暮らしているため登場していない。
魔法少女として
かわいらしい服である。
「ツバメさん」と呼ばれる凧(オプション?)を発現しており、それに乗って高速移動したり相手からエネルギーを吸い取って攻撃する。
固有能力は「回収」。穢れを回収できるほか、ワルプルギスの夜との戦いでは魔法少女の魔力を回収、次に渡すのだった。
更に、巣立ちは空を見上げてでのイキガミの魔女戦では仲間の魔法少女達のソウルジェムの穢れを回収し、仲間のソウルジェムを浄化しつつドッペルを発現するという芸当を見せた。(ただし、これは魔法少女が魔女にならない神浜市でのみ可能で、危険な状況でない限り使うなといろはに言われる)
なお、ワルプルギスの夜戦での回収が元気玉のように見えると話題となった。(この事はイベントで半ば公式になった。)
活躍
環ういの魔法少女ストーリー
テーマは「将来の夢」。
- 1話「やりたいことってなんだろう?」
- イブから救出されてからしばらく経ち、ういは姉と同じ神浜市立大附属に通い、早くも学校に馴染んでいた。しかしういは来年から中学生。学校で進路希望調査票を書くことになりういは将来の夢で思い悩むことに。
- 知り合いの魔法少女達からは焦って決めなくてもいいと言われ、考える事自体が大切なのだと諭される。
- 2話「憧れはあるけれど…」
- やちよからは大切にされ、葉月やななかからは魔女退治の特訓に付き合ってもらっていたがそれが原因でフェリシアとあやめから嫉妬を受け、フェリシア、あやめ、ういは一触即発の雰囲気に。だが、以前からフェリシアを警戒していたいろはが駆けつけたことで事無きを得た。
- みかづき荘にて、ういはいろはのリーダーとしての役割を評価しつついろはの将来の夢を聞くと、ういのお見舞いを通して今は看護師に憧れているが、これから変わることもあるかもと返す。対するういは長い入院生活のせいで人生経験が少ない事で悩むも、ういにしかない経験があるのではと助言され、ういは少し考えることにした。
- 3話「わたしがみつけたもの」
- 自分にしかない経験を思い出すため、ういはかつて入院していた里見メディカルセンターに再び足を運ぶ。入院生活の出来事の中からいろはが聴かせてくれた合唱会の話を思い出し、自分は歌う事と皆で力を合わせて何かを成し遂げる事が好きだと気づく。そしていろは、やちよのように人々を纏められるリーダーへの憧れも相まってひとまず進路希望調査票に音楽の先生と書いたのだった。
メインストーリー第2部『集結の百禍編』
序章『はじまりの記し』
キモチと交戦する。キモチの魔力を他の者よりも敏感に察知する。
第1章『前書きは靴音と一緒に』
キモチが以前ういが変貌したイブの宝石のかけらから生み出されたものであるということを知りショックを受ける。
期間限定イベント
本イベントの主役。
サマトレ!〜火に消えた夏の宝〜
余談
マギアアーカイブ2によると、ういのキャラクターデザインと魔法少女姿の原案はf4チームが考えたとのこと。そのデザインを蒼樹うめ氏が調整した。これは全キャラクターの中でもういだけの特殊な発注である。
関連タグ
以下、『マギアレコード』の核心に迫るネタバレ注意。
どうして彼女たちは生きているの?
概念となったまどかの魔法少女ストーリーにて明かされた真実。
実は、環うい・柊ねむ・里見灯花の3人は本来魔法少女になる運命ではない、それどころか、病気で死亡するはずの人間なのである。死ぬ順番は彼女が一番目。彼女が生存し、キュゥべえと契約して魔法少女となっているのはマギレコの時間軸のみであり、他の時間軸(まどか☆マギカ本編も含む)ではいずれも魔法少女にはなっていない。魔法少女達の女神様の推測によれば、何らかのバタフライ・エフェクトが発生したことで、彼女達の運命が大きく変わり、女神様がマギレコの時間軸に干渉することができなくなっているとのことであるが……。