コアガンダム
こあがんだむ
機体設定
機体名 | コアガンダム |
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型式番号 | PFF-X7 |
高さ | 14.1m |
重量 | 28.0t |
武装 | コアスプレーガン、コアシールド、コアサーベル、バルカン |
概要
ヒロトことクガ・ヒロトが使用する、RX-78 ガンダムをベースアイデアとしたガンプラ(公式サイトではベース機が存在する場合に「ベース」と書かれており、RX-78そのものをベースにしたわけではないと思われる)。
型式番号はPFF-X7。ちなみにFF-X7はコアファイターの型式番号である。
装備はコアスプレーガン、2本のコアサーベル、コアシールド。
通常のガンプラよりも一回り小さな体格だが、小型軽量を活かした機動性とヒロトのテクニックにより独自のバトルスタイルを見せており、単独でサバイバルミッションのボスを撃破、さらに乱入ボスのガウ攻撃空母も苦戦しつつも撃破している。
だがハードモード相当であるエルドラの機体には火力不足となることが1話から判明しており、後述のアーマーをつけた立ち回りが多い。
第19話では、GPDでスピードグレードのRX-78-2ガンダムでPGストライクガンダムと戦闘したことにより(※)「小さなガンプラでの可能性を見てみたい」という思いで製作したことが語られており、後に大した実績がないのにAVALONに入隊できたのも本機が面白がられたからとヒロトは考えている。
※このバトルはそれまでにPGに破壊されフィールドに放置されていた他のガンプラの武器パーツをフルに活用することで勝利している。
天狗になっていた対戦相手もこの戦法は「スゲエな……」と感心するほどであった。
製作当初はG3カラーだったが、ヒロトがAVALONへ入隊後ガンダム同様のトリコロールに改められた。
またリアルタイプカラーやキャスバルカラーも検討されていたようだが、劇中では実機は登場していない。
第13話で「ストーリーミッション」の真実を知り、葛藤の末に戦う決意をしたヒロトにより性能強化と可変機構を施された「コアガンダムⅡ」に生まれ変わった。
また、ヒロトたちがログインできていない間にアルスは本機を解析しアルスコアガンダムを独自に作り上げていた。
ガンダムビルドダイバーリゼではELダイバーであるリゼが本機を知り、テツが制作したコアガンダムリゼが登場しており、リゼのリアルでのモビルドール形態も兼ねている。
プラネッツシステム
コアガンダム最大の特徴である連携合体換装システム。劇中では「コアチェンジ」と呼称される。
太陽系の惑星名をイメージしたサポートメカとドッキングする事で、様々な地形や戦闘スタイルに特化した姿に換装することが可能。
従来の武装を変更するのみの「換装」とは異なり、機体特性を根本から変えることで合体した各ガンダムはまったく別種の性能を発揮し、2機以上のサポートメカを使用する事で状況に応じて形態を変える事が出来る。
例えるならばタイプチェンジやフォームチェンジと言ったほうが近い。
「○○アーマー」と呼称されるサポートメカはサブフライトシステムとしての機能も有しており、コアガンダムが乗る以外にもアーマーを装着して別のサポートメカにぶら下がるシーンもある。さらにウェーブ・ライダーとしてMSを乗せての大気圏突入機能までも有している(なおコアガンダム本体もTV版のRX-78同様の耐熱フィルムによる単独大気圏突入機能を有している)。
ただしサポートメカはマニュアル操作で動かすためパイロットにとっては負担となってしまい、第5話では本体の回避機動で手一杯となり、サポートメカでの攻撃が不可能となる場面が描かれている。
また別のアーマーの武装のみまたはアーマーの一部を間借りする「リミテッドチェンジ」も行うことが出来るが、マーズアーマーは加速デバイスで機体の瞬発力を高める、ヴィーナスアーマーのビッグビームバズーカは額の強化センサーと連動することで精密射撃が可能になるなど、各武装はそれぞれのアーマーに合わせて作られているため、武器の性能を最大限に引き出すことはできないと考えられる。
ただしコアチェンジは各アーマーの全武装及び全パーツとの合体に時間が掛かるがリミテッドチェンジは一部のみ交換する為時間が掛からないという利点があり、ep≻ヴィートルーガンダム22とep26の戦闘でこの利点が生かされている。
ヒロトが一度のバトルで使用するのは前述のサポートメカの操作もあるためか1つか2つであることが多い。
また、インパルスガンダムランシエとインパルスガンダムアルクのガンプラによれば合体機能を持つ機体は分離状態にエネルギーの割り振りが必要(例としてチェストコアフライヤーが60、レッグフライヤーが40、モモカプルは本体が95、プチカプルが5)とされているため、その点も影響しているかもしれない。
第19話で、この装備はヒロトのイメージをイヴが膨らませる形で作られたことが明かされた。
形態
各形態は「太陽系の惑星の英語表記」とその惑星の「太陽から数えた順番の数字」からとったネーミングである(earth/地球+three/3=Earthree/アースリィ)。
但しメルクワンはラテン語読みの「Mercurius(メルクリウス)」を捩っている。
第19話で、製作当初は近接タイプや重武装タイプ、海戦タイプといった用途に応じた装備名だったが、イヴの言葉に着想を得て2人で星の名前を付けたことが明らかとなった。
同時に、一部のアーマー名が惑星のイメージとあまり合わない(火星が近接、天王星が狙撃など)のも、あくまで名前は後付けであるということで一応の理由はついた。
アースアーマーと合体したベーシックな仕様。
マーズアーマーと合体した近接格闘戦仕様。
ヴィーナスアーマーと合体した重火器仕様。
マーキュリーアーマーと合体した水中戦仕様。
ジュピターアーマーと合体した宇宙戦仕様。
ウラヌスアーマーと合体した長距離狙撃仕様。
回想でG-3カラーのコアガンダムが装着していた。
- 「コアチェンジ」は、『機動戦士ガンダム』劇中でもガンダムの合体シーンで使われている(厳密には「コアチェンジ・ドッキング・ゴー」)。
- 製作中のシーンでは、コアガンダムと共にGアーマー(と1/250ガンダム)が描かれており、Gアーマーがプラネッツシステムのインスピレーション元となっていることが示唆されている。
- ZZの企画時にあったZZガンダムの合体案のひとつに「コアガンダム」の名称が存在する。これはコアファイターの代わりに小型のガンダムが他パーツと合体して完成するという本作のコアガンダム同様のシステムであった。これを基にして本作のコアガンダムが生まれたかは不明。
- 第19話では起こされたカラーリング案はガンプラでのカラーバリエーションと同じである。ただし、ガンプラの方では活動区域で分けられている説明だが本編では特にそのような描写はない。また、アイデアスケッチの端の方にはキャスバル専用ガンダムを思わせるピンク色に塗られた案があることもわかる。
商品としてはHGアースリィガンダムに通常カラー、HGヴィートルーユニットにG-3カラー、HGマーズフォーユニットにリアルタイプカラー、HGジュピターヴガンダムに宙間戦闘イメージカラーが付属しており、2019年発表の時点で単品販売はされていない。
なお、単価計算を単純にした場合、税込605円(税抜550円)と予想される(ユニット単品で販売されるメルクワンユニットが税込935円(税抜き850円)、ヴィートルー、マーズフォー、メルクワンのウェポンが其々税込660円(税抜600円)であることからの単純計算)。